2022.6. 6
子どもの具合が悪いとき、医療機関に電話で病状を正しく伝える方法は?
いざと言う時に冷静に対処するには?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
子どもの具合が急に悪くなった時、電話で医療機関などに病状を伝えなくてはいけないことがあります。
しかし、気持ちが動転してしまって、焦ってうまく伝えられなかった経験があるパパママは多いのではないでしょうか?
子どもの病気は、場合によっては容態が急変することもあるので、一刻も早く状況を正確に伝えてアドバイスに沿った行動を起こす必要があります。
そこで今回は、子どもの具合が悪い時に医療機関に電話で症状を正しく伝える方法を紹介します。
とくに小さい子どもを持つパパ・ママは、ぜひ参考にしてもしもの時に備えてください。
電話ではどんなことを伝えればいいの?
電話で子どもの病状を伝える時には、以下のことを正確にかつ相手にわかりやすく伝える必要があります。
どんな症状が出ているのか
どんな症状が出ているのかを具体的に伝えてください。
●熱がある・・・何度あるか
●嘔吐や下痢が止まらない
●発疹がある・・・どこに
●腹痛や頭痛を訴えている
●ぐったりしている・・・会話はできるのか意識はあるのか
いつからか
今の症状がいつから始まったかも伝えます。その際は、何日頃から、何時頃から、と具体的に伝える必要があります。学校から帰ってきたら、など他の人には何時かわからない言い方はNGです。
排泄の様子
おしっこが出ているか、便の回数や状態(柔らかい、水状など)。
食事・水分は取れているのか
水分が取れているかどうかはとても大切です。水を欲しがるか、与えると飲んでいるかを伝えてください。
ご飯を全く食べなかった場合はそれも伝えます。少し食欲がない、くらいならそう心配はいりません。
意識はあるのか
ぐったりしている場合は意識があるのか、呼んでも反応がない、うつろ、などを伝えてください。
既往歴
喘息やてんかんなどの既往症がある場合は、それも伝えましょう。
正確に伝える方法
どんなことを伝えたらいいのかがわかっていても、いざとなったら頭が真っ白になってしまうこともあります。
伝えなければならないことを正確に伝えるためには、電話をする前に上記で述べたことをメモしておくといいでしょう。
また、いざ子どもが苦しんでいる場面に出くわすと、何をメモしていいのかを全部思い出せないこともあるので、あらかじめ台所やリビングのよく見える場所に、チェックしなければならないことを書いて貼っておくことをおすすめします。
そうすれば、チェック表を見ながら必要なことを忘れずに書き出すことができます。
救急車を呼ぶ時に伝えること
以下のような症状が見られる時は、病院に電話をして相談するのではなく、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。
●けいれんが止まらない、繰り返している
●意識がない、または朦朧としている
●出血が激しい、
●溺れた
●高所から落ちた
●喉にものを詰まらせた
●生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38度以上の高熱がある
救急車を呼ぶ時は、以下のことを救急隊員に伝えます。伝えたら救急隊員の指示に従って行動してください。
●まず、救急車が必要だと電話に出た職員に伝える
●住所(救急車に来てもらいたい場所)
●年齢、性別
●救急車が着くまでにどのような容態の変化があったか
●応急手当をした場合は、どのようなことをしたか
●持病がある場合は病名とかかりつけの病院名
●通報した人の名前と連絡先
病院へ行くかどうかを迷ったら
症状によっては病院へ行った方がいいのか、自宅で様子を見た方がいいのかがわからにこともありますよね。
そんな時は、「こども医療電話相談」を利用しましょう。全国同一の短縮番号「#8000」を押すと住んでいる都道府県の相談口に自動で転送され、担当の医師や看護師に適切な対処方法や受診する病院などを教えてもらうことができます。
また、消防庁が提供している全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」を利用することもできます。
Q助は、当てはまる症状を画面で選んでいくと緊急度が判明し、どう対処すれば良いかが表示されるアプリ。web版とスマートフォン版があるので、使いやすい方をあらかじめインストールしておくと、いざという時にすぐに使うことができるので便利です。
●こちらからダウンロードできます。
【参考】以前ステキライフで紹介した記事です ⇒ 全国版救急受診アプリ 愛称『Q助』って知ってる?
あらかじめ準備しておくことが大切
子どもの場合、本人が大丈夫だと言っていても、病状があっという間に悪化してしまうことがあります。
また、夜間や診察時間外に悪くなることも多いため、対策を事前にたてておくことが大切です。
上記で紹介したチェックリストを壁に貼っておく、こども医療電話相談の電話番号も一緒に張り出しておく、またはアプリをインストールしておく、などの対策をとり、いざという時に慌てないですむようにしておきましょう。