2022.4.14
手伝ったらおこづかい・・報酬制のメリット・デメリット
子どものお小遣い・報酬制っておすすめ?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
子どもの小遣いの与え方には「報酬制」「定額制」「都度制」などがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、どの方法で与えるかはパパママの悩みの1つです。
今回は、その中で「報酬制」についてのメリットやデメリット、気をつけるポイント、お手伝いの内容、勉強やスポーツの成績によって与える方法の弊害について解説します。
子どもの報酬制、メリットやデメリット、気をつけるポイント
報酬制とは、お手伝いや学校、スポーツの成績などに応じてお小遣いを渡す方法です。
まずはメリットやデメリット、気をつけるポイントについて見ていきましょう。
メリット
報酬制のメリットには以下のことが挙げられます。
●社会におけるお金の流れがわかる
働くとお金がもらえる、そのお金を使って生活する、という社会におけるお金の流れがわかります。
●お金のありがたみが実感できる
労働の対価としてお金をもらうため、お金のありがたみがわかり、親が働いたお金で生活していることに対する感謝の気持ちも育ちます。
●手伝いが習慣になりやすい
家事を手伝う習慣がつきやすく、将来の生活力が向上します。
デメリット
報酬制のデメリットには、「奉仕の精神が育ちにくい」ことが挙げられます。
報酬制だとお金をもらわないと働かなくなることがあり、「家族や他人のために無償で何かをする」という奉仕の精神が育ちにくくなります。
また、何をするにしても、お金を要求するようになったりもします。
気をつけるポイント
報酬制を導入する際のポイントは「家の仕事を手伝うのは当たり前」であることを前もってしっかりと伝えておきましょう。
その上で、自分の家では労働に対する対価としてお小遣いをあげることも理解させておく必要があります。
また、自分のことに対してはお金をあげないことも大切。自分の身の回りのことは自分がするのが当たり前です。
子どもができるお手伝いって?
どのようなお手伝いが報酬制の対象となるのか、悩んでいる方もおられるかもしれませんね。
子どもができるお手伝いには、以下のことがあります。家庭の状態や子どもによってできるようになる年齢は異なるので、自分の子どもができるお小遣いを選びましょう。
●風呂掃除
比較的低学年からできますが、水を使うのが不安な場合は年齢が上がってからがおすすめ。
●ゴミ捨て
低学年のうちはゴミの分別だけでも。
●洗濯物を干す、取り込む、たたむ
洗濯物をたたむことは低学年からできます。年齢が上がるにつれて、取り込む、干すも取り入れるといいでしょう。
●トイレ掃除
トイレ掃除は教育的にもおすすめです。とくに男の子は汚しがちなので、家族みんなが快適に使えるようにすることの大切さを学ぶことができます。
●玄関掃除
低学年のうちは靴を揃えるだけでも。年齢が上がってきたらホウキを使って掃除をするようにしましょう。
●食器洗い
低学年のうちは洗った食器を拭くだけでもOKです。
●配膳・食卓の準備
低学年のうちは、箸を揃えて家族のお茶碗を用意するだけでもいいでしょう。
年齢が上がるにつれて、食器によそう、配膳するなどを追加してください。
勉強やスポーツの成績と報酬を連動させる弊害とは
報酬制では、勉強やスポーツでよい成績を取るとお小遣いがもらえたり、報酬額がアップしたりする制度を採用する家庭もありますが、これには弊害があります。
例えば、サッカーなどの集団競技で、試合に勝ったり点を入れたりしたら報酬がもらえる場合は、ついつい自分でゴールを決めようとスタンドプレーに走ったり、チームメイトのミスが許せなくなったりすることがあります。
また、よい成績を取ったらお小遣いがもらえる場合、お金をもらわないと勉強しなくなったり、お小遣いが必要ないことを勉強しない言い訳にしたりします。
スポーツや勉強が苦手な場合は、お小遣いの報酬制度自体がストレスになってしまうこともあります。
報酬制にする場合は工夫をしよう!
報酬制については、「ニンジンをぶら下げてお手伝いをさせたり勉強やスポーツをがんばらせたりするのはよくない」という考えもあります。
ですが、デメリットを克服できると働くことの大切さを身をもって学ぶことができるため、採用する場合は、保護者がよく考えて失敗しないようにすることが重要です。
お手伝いを選ぶ際には、子どもの年齢や成長に合ったものを選んでください。
また、子どもがお手伝いをした時は、「ありがとう!助かるよ!」などの感謝の気持ちを伝えることも忘れてはいけない大切なポイントです。
子どものお小遣いに報酬制を採用する場合は、お手伝いを通して、働くことの大変さ、大切さ、対価としてお金をもらうことのありがたさを子どもが素直に学べるようにしましょう。