マネー教育とは？

マネー教育とは、一言でいうと「お金に関する教育」のことです。ものやお金を大切にすることを通して、お金の価値やお金とはなにか、お小遣いはどう使えばいいのかといったことを教える教育を指します。

お金教育・金銭教育・金融教育とも呼ばれており、金融教育はおもにお金の仕組みや資産運用を教える際に使われています。

なぜマネー教育が必要なの？

お金の大切さを知るため
お金は生活をするうえで欠かせないものです。食品を買うときも、洗濯用品を買うときも、お金がなければ買えませんね。

また、使えばなくなりますしお金をもらうためには働かなければなりません。こうしたお金の重要さを学ぶためにも、マネー教育は必要です。

我慢する力を身につけるため
子どもにとって、お菓子やおもちゃは魅力的ですよね。ほとんどのママ・パパさんが子どもから「これ買って～」とお願いされた経験があるのではないでしょうか。

しかし、毎回買えるわけではありませんよね。反対に、いつでもどんなものでも欲しがる限り買い続けていると、金銭感覚がわからない子どもになってしまうので要注意です。

欲しいものが全て買えるわけではなく、ときには我慢しなければならないことを学ばせるのも立派なマネー教育になります。

お金の種類・数の概念を理解するため
小銭や紙幣といっても、1円玉から500円硬貨までありますし、紙幣も何種類もありますよね。また、組み合わせ方も何通りもあります。

たとえば「金額500円」でも、支払い方法は500円硬貨1枚のみではありません。100円を5枚だすこともあれば、場合によっては50円と10円を組み合わせたり、10円を10枚だしたりすることも...。また、1000円を払ってお釣りを受け取ることもあるでしょう。

こうしたお金の種類や必要な数を知ることも毎日の生活に必要不可欠です。

マネー教育はいつから？

お金のやりとりが理解できるようになる3歳ごろから始めるのがおすすめ。

実際にお金の計算はできませんが「お金を支払って購入する」「お釣りをもらうこともある」といった概念が理解できるようになる時期なので、お金に触れる機会を設けてみましょう。

個人差もあるので、2歳からでも4歳ごろからでもOK。お金に興味を持ったときがチャンスです♪

子どもへのマネー教育はどうやってやる？

お金について教えるには、お店屋さんごっこがピッタリ。好きなお店の店員やお客になり、商品の値段を決めて遊びましょう。

商品を選んでお金を支払う、お釣りがあれば受け取ることなどを遊びながら学んでいきます。ときには役割を交代するのも◎。

コツは楽しみながらすることです。義務的に教えるのではなく、遊び感覚で気楽に楽しみましょう。スーパーなどに一緒に行き、やりとりを見せるのも子どもにとってはいい社会勉強になります。

何を使う？

レジとおもちゃのお金が一緒になったものが便利です。最近はキャラクターの絵が入ったかわいい種類のものも豊富にあるので、子どもが気に入るおもちゃのお金が見つかるでしょう。

また身近なものでは、おはじきなどでも代用できますし、本物のお金とそっくりなお金を使うのも現実味があっていいでしょう。そのほか、お財布つきのおもちゃやレジスターなどもあります。

お店屋さんごっこを楽しみながらお金の大切さを教えよう！

子どもが金銭感覚を身につけるためには、小さいころからのマネー教育が大切です。

子どもうちから身についた浪費癖などは大人になってからではなかなか直せません。余裕のある家庭であれば良いのですが、子どもが成長し、お友達との金銭トラブルを防いだり、自立してからの生活で困ったりしないように、堅実な金銭感覚やお金の大切さを教えましょう。

お店屋さんごっこは、お金の数え方からお店とのやりとりまで幅広く理解を深めることができる、最適な遊びです。

この機会に、親子で楽しみながら遊んでみてはいかがでしょうか。