2022.9.20

子どもが不登校になった!もしかすると適応障害かも・・

不登校・適応障害

子どもが学校に行きたがらないけれど、理由が見当たらない...そんなときは、適応障害も視野に入れて

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

子どもが毎日、学校に通う風景が当たり前になっている方。ある日突然、不登校になってしまったらどうしますか?

小学校までは普通に通っていたのに中学校に入って突然、学校に行かなくなっても、とりあえず学校に行かせようとするママがほとんどでしょう。

しかし、子どもの不登校には病気が隠れているのかもしれません。

そこで今回は!子どもが不登校になったときに考えられる適応障害について解説するとともに、志木・朝霞で教育相談ができる場所も紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。

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適応障害とは

適応障害とは、心の病気の1つで、「日常生活のストレスが原因となって、心身のバランスが崩れ社会生活に支障をきたす状態」のことを指します。

ストレスの原因は明確でそのストレスに過剰に反応した結果、適応障害を発症する、とされています。

原因となるストレスが解消されれば、半年以内には回復するとされていますが、逆にストレスが改善されず長引くと、うつ病や不安症になってしまうこともあるので注意が必要です。

子どもの適応障害の症状と特徴は?

家にいるときは、普段と変わらない生活ができるけれど、学校に行こうとすると、頭が痛くなる、体が動かないなどの症状が現れる...こんな場合は、学校がストレスの原因となっている適応障害が疑われます。

適応障害の症状として挙げられるのは、下記のとおりです。

精神面:抑うつや不安、焦燥感、気力・意欲の欠如など
身体面:倦怠感や不眠、頭痛など
生活面:遅刻、学校を休む、成績が下がるなど

さらに中学生や高校生の場合は、物を壊すなどの家庭内暴力、万引きなど素行面での障害が現れることがあります。

これは非行とは違い、本人が悪いとわかっていてもネガティブな感情を抑えきれず起こしてしまうのです。

適応障害になりやすい子どもの特徴ってなに?

では、適応障害になりやすい子どもに特徴はあるのでしょうか。性格的に下記のような子どもが、適応障害になりやすいといわれています。

・ストイックで努力家
・周りの評価を気にする
・何かを言われると過剰に反応する
・周りに合わせようとする

これらに当てはまる人が適応障害になりやすいといわれています。つまり繊細でまじめ、努力を惜しまない、協調性のある子どもが適応障害になりやすいと考えられますね。

親としては、理想的な子どもと思えますが、もしかすると親が気付かないうちに無理をしているのかもしれませんよ。

不登校の原因が適応障害だったら...親はどうする?

例えば小学校には、問題なく通えていたのに、中学生になったら学校に行けなくなった...というケースは、中学校の環境がストレスの原因として考えられます。

こういった場合は、新しい環境になじもうと頑張るあまり、心が悲鳴を上げているのでしょう。そんなとき、親はどのような態度を取れば良いのでしょうか。

ステップ1.ストレスの原因から離す

適応障害は、ストレスに対して頑張ったけれどうまく適応できなかったことによって発症してしまいます。

例えば、学校に行こうと思ったら、体が動かなくなった...吐き気や頭痛がひどくなり起きられないなどの症状で学校を休ませたら、部屋でゲームをしてご機嫌に過ごしている!こんな状態を見ると、「甘えている」「根性がないからだ!」「怠けている」と思ってしまうかもしれません。

しかし適応障害は、怠けているのではなく、適応しようと努力をしたけれど、うまくできなかったから発症するのです。

頑張った子どもに「もっと頑張れ!」「怠けているからだ」と言うのは酷な話ですよね。

不登校の原因が適応障害であるのなら、まずストレス要因である学校から離れてみることが大切です。

ストレスと距離を置いて、子どもの価値観に寄り添ってあげてください。

「周りはちゃんとできているのだから」と言うのではなく、「あなたはあなた」「価値観や感じ方は人それぞれ違う」ということを受け入れて見守ることから始めてみましょう。

ステップ2.現実と向き合う

心と体をゆっくり休養させたら次は、現状とどう向き合っていくかを話し合うことが大切です。

もちろん親の考えを強要してはいけませんが、「こんな風にやってみない?」「無理のない範囲で、学校に行ってみる?」と子どもの心に寄り添いながら提案していくのも良いでしょう。

ただし適応障害は、精神疾患の1つです。勝手な判断をしないで、スクールカウンセラーや専門機関と連絡を取り合いながら、子どもにとって最良な方法を見つけ出すことも大切ですね。

志木・朝霞で教育相談できるところは?

子どもが学校に行きたがらず、どうしたら良いのかわからないなどと悩んでいる場合は、どこに相談したら良いのでしょうか。

そこで本章では、志木・朝霞で教育相談ができる場所を紹介します。

【志木市】

・教育サポートセンター
電話:048-471-2211
受付時間:月曜日から土曜日(祝日・年末年始を除く)
     9時から17時
相談方法:面接(要予約)or電話(随時)

・市内の小中学校
小学校により曜日・時間は異なりますが、各小学校で週1回スクールカウンセラーが巡回相談をしています。

また中学校の相談室には、教育サポートセンターの相談員がいます。開室日時などは学校ごとに異なるので、事前に問い合わせをすると良いでしょう。

・直通電話
志木中学校 048-471-0943
志木第二中学校 048-487-0440
宗岡中学校 048-471-2341
宗岡第二中学校 048-472-8141

【朝霞市】

・朝霞市子ども相談室
所在地:朝霞市浜崎3-6-24
電話相談:048-471-8080 or 048-487-1234
     月曜日から金曜日 9時から16時(土・日、祝日、年末年始を除く)
来室相談:月曜日から金曜日 9時から16時(土・日、祝日、年末年始を除く)事前の連絡が必要です。
メール相談:24時間受け付けています(a.kodomo@beach.ocn.ne.jp)

スマホなどからの送信も可能ですが、PCメールの受信を拒否している場合は、相談室からのメールが届かない可能性もあります。

・カウンセリング
以下の施設では、心理学者や精神科医によるカウンセリングを定期的に実施しています。予約が必要なので、事前に相談員との面談を実施しましょう。

埼玉学園大学:小玉正博教授(毎月1回・月曜日)
航空公園クリニック:石井正宏院長(毎月1回・水曜日)

子どもを追い詰めずに寄り添うことが大切

不登校の子ども全員が適応障害というわけではありません。

適応障害はあくまで可能性の1つではありますが、もし、子どもが適応障害で不登校になってしまっているのであれば、「怠けてないで学校に行きなさい」と追い詰めるのではなく、子どもの心に寄り添ってあげることが大切。

学校に一生懸命なじもうとした結果が不登校であれば、ゆっくり心と体を休ませてあげましょう。

とはいっても学校に行かない子どもを見ているのは、親も不安でつらいですよね。

そんなときは、市の教育相談やスクールカウンセラーの協力を得ながら、解決していきましょう。

学校に行きたくても行けない子どもが一番つらい思いをしていることを理解して、子どもの味方になってあげてくださいね。

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