物を投げる子ども
子どもが物を投げるのをやめさせるには、どうすればいいの?
こんにちは!「志木・朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
子どもが2、3歳くらいになると、気に入らない時におもちゃを投げつけたり、カップや食べ物を机からわざと払い落としたりすることがあります。
「物が壊れるかもしれないし、誰かがケガをするかもしれないので、投げるのを止めさせたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は!子どもはどうして物を投げるのか、投げるのをやめさせるコツについての情報をお届けします!
なぜ子どもは物を投げるの?
子どもが物を投げるのには、主に次の3つの理由が考えられます。
癇癪を起こしているから
子どもは自分の思いどおりにならない時に癇癪を起こし、なんとか思いどおりにしたいと物を投げます。
まだ感情のコントロールが上手くできない、そして言葉で自分の思いを上手く伝えることができないために、感情を表現する手段として「物を投げる」という行動をとってしまうのです。
自分に注意を向けたいから
ママが家事で忙しく子どもの相手をできない時や、大人が自分以外に夢中になり相手をしてくれない時などに、注意を引く手段として物を投げることがあります。
物を投げることで一時的にでも大人の注意を引くことができるため、自分を見て欲しい時や相手をして欲しい時などにすることがあります。
投げるのが楽しいから
単に物を投げるのが楽しくて、投げているという場合もあります。
今までできなかった物を投げるという行動ができるようになったため、遊びとして投げているというケースです。
子どもにとっては物を投げると音がしたり、物が割れたりするのを見ることは新しい発見です。色々なものを投げるとどうなるのかを、試しているという場合もあります。
物を投げるのをやめさせるには?
「投げてはいけない」と何度も言っているけれど、なかなか止めさせることができない時はどうすればいいのでしょうか。対応方法をご紹介します。
危ない時は投げる前に止める
子どもの近くに居て、子どもが危ない物を投げそうなのが分かった時は、投げる前に物を取り上げましょう。
割れてしまうお皿やグラス、硬い物を投げようとした時は「やめようね」とやさしく手から取り上げながら止めましょう。
子どもの気持ちを言葉で表現してあげる
子どもは自分の気持ちを言葉で上手く表現できないため、癇癪を起こして自分でも行動を制御できなくなってしまうことがあります。
そんな時は「これを自分で持っていきたかったんだよね」などと、子どもが伝えたいことを言葉にしてあげると、自分の気持ちを理解してもらえて満足することができます。
また自分の気持ちを伝えたい時はどんな風に言葉で表現すればいいのかを、学ぶことができます。
投げてはいけない理由を説明する
「物を投げると、物が壊れたり人がケガをしたりして、大変なことになるかもしれない」という事実を大人はよく知っています。
しかし2~3歳の子どもはまだ物を投げてはいけない理由を、きちんと理解していない場合も多いです。
そのため「どうしてそんなに危ないことをするの?」と怒られても、納得できないのです。
なぜ物を投げてはいけないのか、物を投げるとどうなるのかを、子どもにも分かりやすい言葉で説明してあげましょう。
無視しないで対応する
何度叱っても子どもが物を投げるのを止めないと、腹立たしく思い子どもを無視したくなるかもしれませんが、怒って無視をするのは効果的ではありません。
大人に無視されると、大人の気をひきたい子どもの自己肯定感がさらに下がり、困らせるような行動がエスカレートすることもあります。
子どもが大切にされていると感じることができるように、日頃からスキンシップをとるように心がけると、困らせるような行動は減っていきます。
投げて楽しめる物を用意する
物を投げるのを楽しみたくて投げている子どもの場合は、柔らかいボールなどの投げてもよい物を用意して、満足するまで安全なところで投げさせてあげましょう。
また時間がある時はボール遊びの相手をしてあげれば、お互いに投げ合って遊ぶ楽しさを知ることができるかもしれません。
子どもの成長を見守ろう
子どもが物を投げるのには理由があり、自分の気持ちを伝えられないもどかしさや、自分を見て欲しいという要求が隠れている場合が多いです。
投げたことを叱るだけではなく、子どもの気持ちに寄り添うことも必要です。どれも成長過程での行動なので、成長の手助けをするつもりで対応してあげましょう。