2025.9.16

スクールバスや自家用車で置き去りになった時の行動は?子どもへ伝えておきたいこと

スクールバスや乗用車に置き去りにされたら...💦

「もしも」に備えて...車から出られなくなった時の対処法を家族でシェアしよう!

こんにちは!「志木・朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
皆さんは子どもに「もしも」の事態に対する対処法を伝えていますか?

不審者・災害・思わぬ怪我...。


そばに大人がいない時は、教えや自分の思考を元に子ども自身が緊急行動を取らなければなりません。
そこで今回は子どもが車内に置き去りになってしまった場合の行動について紹介します。

いざという時にどうするか。
どんな方法があるか。

ぜひ家族で対処法をシェアしてくださいね。


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幼稚園バスやスクールバス、自家用車での置き去り事故に注意

どれだけ気を付けていても「うっかり忘れていた」という出来事。
車の問題だけでなく、いろいろな事柄で多くの人が経験します。


車内に子どもを残したままにしてしまうのも、実は「ありえない話」ではありません。

子どもの置き去りを問題視し、置き去りにする心理を研究する南フロリダ大学
心理学教授を勤めるデビッド・ダイアモンドは、こうした現象を「赤ちゃん忘れ症候群」と呼んでいます。

It's tempting to believe only a negligent parent could make such a horrifying mistake.
The far more troubling truth is that this deadly lapse is triggered by a neurological quirk that can and does happen to anyone, regardless of competence, intelligence, education, gender, age, or any other demographic marker.
If you have a brain, a routine, and stress, you are capable of forgetting a child in the car.(原文ママ)

怠慢な親だけがこのような恐ろしい間違いを犯す可能性があると信じたくなる。

はるかに厄介な真実は、この致命的な過ちは、能力、知性、教育、性別、年齢、またはその他の人口統計学的マーカーに関係なく、誰にでも起こりうる神経学的な癖によって引き起こされるということです。
頭脳、日課、ストレスがあれば、車の中で子どもを忘れることもありえます。

引用:車内に子どもを置き去りにすることについて/Quartzより


このように置き去り事故は神経学が関係しており、誰にでも起こりうる出来事と分析しています。

要注意!車内が危険なのは夏だけではない

一般社団法人日本自動車連盟(通称:JAF)による車内温度変化の検証。
それによると、車体やボディの色により若干の差は生じるが、
真夏はエアコン停止から約15分で熱中症指数は危険レベルに達し、そのあと車内は約50℃まで上昇。
するとあります。50度は命の危険を伴う高温です。


サンシェードや通気のため窓を開けていても温度を抑制する効果は期待できません。
人や動物が耐えられない温度に達するとのことがわかっています。

引用:JAF|車内温度/夏(JAFユーザーテスト)

また、比較的暑くない春や秋も熱中症の可能性が大いにあります。
子どもを車内に残すのは大変危険です。


JAFが5月に行った検証では、外気温が23度であっても車内温度が43℃まで上昇しました。

引用:JAF|5月ならまだ大丈夫?車内での熱中症の危険(JAFユーザーテスト)

冬は防寒着を着用していても、極寒地や夜間であれば低体温症になる恐れがあります。

子どもを車内に残す理由は、赤ちゃん忘れ症候群以外にもさまざまなケースが考えられます。

ぐっすり眠っているから起こすのがかわいそう、
ちょっとの時間だから...など。

親心から車で寝かせてあげようと考える人もいるかもしれませんね。

ですが、車内は一年を通して危険です。
決して車内に残さないようにしましょう。


子どもに車内で取り残された時の行動を教えよう

どれだけ気を付けていても思わぬトラブルは発生するものです。
ここからは「もしも」に備えて、車内に取り残された時の対処法を紹介します。

● 車のドアロックの外し方を教える

子どもが車に取り残された際の簡単な対処方法として、ドアロックの解錠が挙げられます。

ですが、いたずらでロックを解除して思わぬタイミングでドアを開けてしまう恐れも...。
事故防止のため必ず開けて良い時・悪い時を伝えましょう。


また、慌てて車から飛び出してしまうと車に轢かれる二次被害も考えられます。
ドアが開いても慌てずに、自分が「ここにいるよ」とサインを送るように。
親が目を離さないようにしましょう。

● クラクションを鳴らす

車内やバスに残ってしまった場合、クラクションを鳴らすことも有効です。

クラクションは他者に危険や注意を促すためのものです。
仮に鳴らせても子どもは大きな音に驚いて中断するかもしれません。


「絶対に怒られないから誰かが気付くまで鳴らすこと」
「大人が誰もいない時、置き去りになり助けてほしい時だけ鳴らすこと」など、

使い方や使用時のタイミングを教えることがポイントです。

手の力が足りず鳴らせない場合は、足やお尻、水筒を使ってみると良いでしょう。

● バスの場合は窓や非常口を開ける

幼稚園バスやスクールバスで一人になってしまった場合
バスの種類によって窓が開けられるものもあります。

万が一に備えて先生に確認してみましょう。

バスの大きさによっては、非常口を設けているバスもあります。

普段は事故防止のため先生から開けないよう指導しているケースも多いです。

どの場合も「緊急時の備え」として使用して良いタイミングを伝える必要があります。


子どもが車内に置き去りに!対処法はタイミングを伝えて臆せず行おう

たとえ数分でもできる限り子どもだけを車内に残すことは避けたいです。
しかし、どれだけ注意してもトラブルは起こる可能性があります。


もしもの時に備えて、子どもに緊急時の対処法を共有しましょう。
避難訓練のように、困った時にどうすれば良いか知っているだけでも違います。


車でおでかけをしている時に「こんな時ってどうするか覚えてる?」かを会話で確認しましょう。
車内に一人になった際の対処法を、クイズ形式で確認してみるのもおすすめです。

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