赤ちゃんの大泉門
赤ちゃんの頭頂部がプヨプヨしている!?大丈夫?と心配なママやパパへ
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
生まれたばかりの赤ちゃんは、どこもかしこも柔らかくフニャフニャして本当に守ってあげたい!と思わせる存在ですね。
そんな柔らかい赤ちゃんは、頭も柔らかいのです。赤ちゃんの頭の柔らかい部分を大泉門と呼びますが、なぜ柔らかいのか不思議ですね!
そこで今回は!赤ちゃんの大泉門について調べてみました。大泉門が柔らかい理由だけでなくお世話をする時の注意点なども紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
本記事は以下を参考に作成しています。
・【助産師監修】大泉門とは? 赤ちゃんの頭の柔らかい部分の大きさや閉鎖時期、へこみや膨隆時の注意点(HugKum)
・赤ちゃんの頭蓋骨にある大泉門!役割や閉じる時期について解説(Fam's Baby)
大泉門ってなに?
赤ちゃんの頭頂部を触ってみると、フニャフニャと柔らかい部分があるのがわかります。この柔らかい部分を「大泉門(だいせんもん)」と呼びます。
人の頭蓋骨はいくつかの骨が組み合わさって形成されているので、骨と骨の間に継ぎ目があります。生まれたばかりの赤ちゃんは、この継ぎ目が完全に閉じていないのですき間があるのです。
普段は、脈打つように動いていますが、体に力が入るとへこんだり出っ張ったりします。
大泉門の役割って?
頭の骨にすき間がある、と聞くと少し不安になりますが、赤ちゃんの頭にはすき間ができる理由があるのです!
産道を通りやすくする
赤ちゃんが生まれる時に通る産道は、とても狭いので頭蓋骨の骨同士を重ね合わせて頭を小さくすることで通りやすくしているのです。
また、産道を通る時の圧迫を少なくすることで頭の歪みを防ぐこともできます。
脳の発達を妨げないようにする
当然ですが、赤ちゃんの体が大きくなるにつれて脳も大きくなっていきます。そのため発達に合わせて頭が大きくなるように、最初からゆとりのスペースを作っておく必要があります。
脳の発達や成長を妨げないようになっているんですね。自然のこととはいえ、そんなことができるなんてビックリです。
大泉門が閉じるのはいつ?
大泉門は赤ちゃんの成長に伴って閉じていきます。
閉じる時期に個人差はありますが、生後10ヶ月頃から閉じ始め、1歳半頃になると触ってもわからなくなることが多いようです。遅くても2歳頃に閉じていれば特に問題はありません。
ただ、平均よりも早い時期に閉じ始めた場合は、「小頭症」や「狭頭症」が疑われることもあります。気になるようであれば、専門機関に相談してみると良いかもしれません。
大泉門で注意することってある?
他の赤ちゃんとあまり見比べることもできない大泉門...そのため、「これっておかしい?」「病気かも?」と不安に思ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、ちょっと注意すべき大泉門について解説します。
大泉門のへこみ、陥没
赤ちゃんの大泉門を触ってへこんでいたり陥没したりしている場合は、脱水症状になっているかもしれません。
実は、大泉門は体の水分が失われて脱水症状を起こすとへこむのです。
脱水症状が改善されれば元の状態に戻るので、大泉門がへこんでいるような気がした時は、脱水症状を疑ってみても良いですね。
腫れや膨らみ
大泉門が腫れている、膨らんでいる場合は、病気が隠れていることがあります。
例えば大泉門が膨らんでいて、赤ちゃんの頭が異常に大きい場合は、脳室に髄液が溜まってしまう水頭症の可能性があります。
他にも大泉門が膨らみ、おう吐や熱を伴う場合は、細菌やウイルスが侵入した結果、脳圧が上昇する髄膜炎にかかっていることがあります。
2歳を過ぎても閉じない
2歳を過ぎても大泉門が閉じていないようであれば、下記の病気の可能性があります。
・水頭症
・ダウン症候群
・先天性奇形症候群
2歳を過ぎても大泉門が閉じず、頭部や顔の違和感、発育の遅れなどを感じる場合は、医師の診断を仰ぐことが大切です。
他にも、大泉門の大きさや脈打つ感じが気になることもあるかもしれませんが、他に異常がなければあまり心配する必要はないようです。
とはいっても、大切な我が子です。どうしても気になるようであれば、定期健診時に相談してみると安心ですね。
大泉門が開いている時の注意点は?
赤ちゃんの頭が開いている!と思うとちょっと心配ですが、脳は丈夫な筋膜で覆われているので安心してくださいね。
それでも、やはりデリケートな部分と思って日常のお世話をすることが大切。では、どのような点に注意したら良いのでしょうか。
大泉門にあまり触らない
いくら脳は、丈夫な筋膜で覆われているから大丈夫といっても、やはり強い力で押してしまうと脳に影響を与えてしまうことも...あまり大泉門に触らないようにしましょう。
洗髪やブラッシングの際はやさしく
赤ちゃんの頭を洗う、髪をとかすなど頭に触る時は、ゴシゴシ擦る、力を入れてブラッシングするなんてことはしないでくださいね。
手のひらやガーゼで洗う、柔らかいブラシでそっと髪をとかすなど、とにかくやさしく扱ってあげることが大切。大泉門の部分を避けても良いですよ!
赤ちゃんの頭はデリケート!パパママが守ってあげて!
ご存じの通り赤ちゃんは、ちょっとしたことでもケガや病気になってしまうほどデリケートな存在です。
もちろん、頭も同じ。いくら筋膜で脳を保護しているといっても、ぶつけるなどすると、やはりダメージがあるかもしれません。
大泉門だけでなく赤ちゃんの頭は、あまりに強い刺激を与えると頭蓋内出血を起こしてしまうことも...そのため、ママやパパがしっかり赤ちゃんの頭を守ってあげてくださいね!