2022.7.27

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)ってなに?症状や4つの対策もご紹介!

乳幼児揺さぶられ症候群 SBS



赤ちゃんを強く揺さぶってはいけない!乳幼児揺さぶられ症候群を防ごう!

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

皆さんは「乳幼児揺さぶられ症候群」をご存じでしょうか?これは赤ちゃんを激しく揺さぶった際に起こる症状のことを指します。

児童虐待の1つともいわれていますが、赤ちゃんを揺さぶることはごく当たり前のことなので、「どれくらい揺さぶると危険なのかわからない」と不安に思うパパママもいますよね。

そこで今回は、揺さぶられっ子症候群の症状や対策を解説します。子育て中のパパママやこれから赤ちゃんを迎える予定の方はぜひ、参考にしてくださいね。

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乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)とは?

乳幼児揺さぶられ症候群は、乳幼児を激しく揺さぶった際に起こる症状のことを指します。場合によっては重い障害が残ったり、死に至ったりすることもあるようです。

抱っこして揺らす、ゲップ時の背中トントンくらいでは発症することはないといわれていますが、急ブレーキをかけた際の車の揺れで発症することもあるようなので、日常生活においても対策は必要です。

乳幼児揺さぶられ症候群になりやすい年齢ってあるの?

一般的に乳幼児揺さぶられ症候群は、首がすわる以前の生後0~6ヶ月くらいまでに起こりやすいといわれています。

生後0~6ヶ月の赤ちゃんは、頸部が安定しておらず、頭が大きく重たいため衝撃が脳に伝わりやすいのです。

乳幼児揺さぶられ症候群の症状とは?

以下の症状が赤ちゃんに見られた場合は、乳幼児揺さぶられ症候群の可能性があります。直ちに病院へ連れて行っていった方が安心でしょう。

●元気がない
●機嫌が悪い
●嘔吐・痙攣
●起こしてもすぐに眠ってしまう・長時間眠り続ける
●呼吸が苦しそう
●呼んでも反応しない
●起こしても目を覚まさない

適切な治療を施さなければ、脳性まひや知的障害といった後遺症になる場合もあります。

乳幼児揺さぶられ症候群を防ぐための4つの対策

乳幼児揺さぶられ症候群を防止するための対策は、大きく分けて4つあります。本章で紹介する対策を押さえて、お子さんの安全を守りましょう。

チャイルドシートにクッションを詰める

車に乗っている際の振動は要注意です。これはチャイルドシートに乗せても、隙間ができて体が固定されず、脳に振動が伝わりやすくなることがあるためです。

そのためチャイルドシートは月齢に合ったものを使いましょう。また年齢にあったものを使用しても頭の周りに余裕がある場合は、クッションなどを詰めて頭を固定すると安心です。なお専用のクッションやサポーターなども市販されているため、不安な方は購入しても良いでしょう。

長時間のドライブは避ける

乳幼児のうちは、できるだけ長時間の車での移動は避けた方が安心です。

どうしても長時間の移動が必要な場合は1~2時間ごとに休憩を取り、チャイルドシートから下ろしましょう。

抱っこ時は頭と腰をしっかり支える

抱っこをする時は頭と腰を支えて、ゆっくりとあやしましょう。またゲップをさせる時は、首を固定し背中を強く叩きすぎないように気をつけると安心です。

イライラが募った時は10秒数えて、クールダウン

赤ちゃんは泣くのが当たり前です。しかし、育児疲れや産後のホルモンバランスの変化でただでさえイライラしているママは、赤ちゃんが泣き止まないことで、よりイライラが募ってしまうでしょう。

でも、赤ちゃんを泣き止ませようとしてつい強く揺さぶってしまうと、乳幼児揺さぶられ症候群を引き起こしてしまう可能性があります。そんな時は心を落ち着かせるためにも他の家族にひとまず預かってもらいましょう。

自分しかいない時は、赤ちゃんをベビーベッドなどの安全なところにひとまず寝かせて心を落ち着かせてください。

赤ちゃんを長時間放置することは避けつつ、ゆっくり10秒数えたり、親しい人に電話で話を聞いてもらったりして、気持ちを落ち着かせてから、赤ちゃんに接しましょう。

また家族とも乳幼児揺さぶられ症候群についてよく話し合い、赤ちゃんが泣いても強く揺さぶってはいけないことを再確認することも重要です。

1人で抱え込まずに、乳幼児揺さぶられ症候群を防止しよう

場合によっては重い障害が残ったり、死に至ったりすることもある乳幼児揺さぶられ症候群。

特に子育てがうまくいかずイライラしている時は、気づかずに強く揺さぶっている可能性もあるため注意が必要です。

ママは少しでもいいので自分の時間を持って気分転換する、地域にある子育て支援センターなどを利用して、ママ友を作る、不安な場合は小児科や保育所などで専門家に相談するなどして、1人で抱え込まないようにしてください。

また夫や両親、義父母などと日頃からコミュニケーションを取って、育児に理解と協力を求めるように働きかけることも大切です。

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