2022.5.19

ヘリコプターペアレント⁉ 過保護と過干渉との違いとは?

ヘリコプターペアレントって何?

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

誰しも自分の子どもはかわいいもの。でも、ちょっと立ち止まってよく考えてみてください。知らず知らずのうちに過保護や過干渉になっていませんか?

過保護や過干渉の親を近年では「ヘリコプターペアレント」と呼び、問題となっています。

「過保護と過干渉ってどう違うの?」「子どもにどんな影響を与えるの?」と心配になるパパとママも多いかもしれませんね。

そこで今回は、過保護と過干渉の違いやヘリコプターペアレントについて解説します。

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愛情と過保護は紙一重?同じようで違うんです...

子どもは愛情をたっぷり注いで育てると、自己肯定感を持ち自立心がある子どもに育ちます。

では、愛情と過保護の違いは何なのでしょうか?過保護とは字の通り「必要以上にいたわって育てること」

子どもはさまざまな経験を積みながら、自分で決断し自分の人生を生きていく力を学びます。

しかし、過保護で何でも親がやってあげてしまうと、自分で判断することができず、自立できない人間になってしまう恐れがあります。

過保護と過干渉との違いとは?

過保護と過干渉は似た言葉ですが、意味が違います。

過保護は、子どもが望んでいることを親がやりすぎること。過干渉は、子どもが望んでいないことをやりすぎてしまうことです。

過保護子どもの意見を受け入れすぎることで、過干渉親の意見を押しつけすぎること、と考えるとわかりやすいでしょう。

過保護や過干渉が子どもにもたらす弊害

過保護も過干渉も、子どもに対して適切な距離を持たないことが原因です。

過保護の弊害
過保護に育った子どもは失敗する経験が少ないため、失敗を恐れて消極的な子どももなりがち。指示がないと行動できない人間に育ってしまう恐れがあります。

子どもは失敗する経験を積みながら、自分で解決する方法や乗り越える方法を学んでいくものです。

ですが、過保護の子どもは親が失敗しないよう、手助けをしすぎてしまい、失敗する経験を積まずに大きくなってしまいます。

そのような子どもが大きくなると、不安のあまりうつや引きこもり、摂食障害などになってしまうこともある、と考えられています。

過干渉の弊害
過干渉の親は、自分の意見を押しつけて子どもの意見を尊重しません。

子どもは自分が望むことができないで育つため、チャレンジ精神がなく自信や自立心がない人間に育ってしまいます。

その結果、進学や就職、結婚など、人生で大きな節目を迎えた時に決断できずチャンスを逃してしまうことも。

過保護や過干渉の親を『ヘリコプターペアレント』というそう

「ヘリコプターペアレント」という言葉をご存じでしょうか?

ヘリコプターペアレントとは、アメリカで生まれた言葉。ヘリコプターが上空を旋回するように、子どもを見張って子どものやることに干渉しすぎる親のことを言い、過保護や過干渉の親、という意味で使われます。

子どもはある程度は親がきちんと見ていて、やってはいけないことや人としてどうあるべきかを教える必要があります。

ですが、程度が過ぎると子どもがすべき経験をさせないため、自分1人では何もできない依存心の強い人間になってしまう可能性が高くなります。

ヘリコプターペアレントによって育てられた子どもは、思考が否定的で自分のことを好きになれず精神的に不安定な人間になってしまいやすい、と考えられています。

ヘリコプターペアレントにならないために必要なこと

子どもを育てる際には、子どもと適切な距離を取り、必要な愛情はたっぷりと注ぐけれども、子どもを見守ることが大切です。

ですが、その距離感や判断は難しいものがありますよね。子どもを育てる際に気をつけたいのは、「失敗するチャンスを奪わないこと」

子どもが失敗して辛い思いをするのを見るのは親として辛いものですが、先に述べたように子どもは失敗することで人生を生きていく方法を学びます。

といって「放任」すればいい、ということではありません。子どもを見守り、道を間違えそうになったら適切なアドバイスをするのは親の務めです。

親は、子どもが「どうしたらいいの?」とSOSを発した時にはじめて力になってあげる、と考えるといいでしょう。

甘えさせて甘やかさないことが重要!

子どもに愛情を注ぐことと、甘やかすことは違います。子どもが「お母さん、抱っこ」と言ってきた時は甘えたい時なので、にっこり笑って抱きしめてあげることを愛情と言います。

反対に、「宿題終わった?」「早く用意しないと遅刻するよ」「○○しなさい」などと声をかけることは甘やかし、すなわち過保護です。

けれど、実際には子どもが甘えてきた時には「お兄ちゃんになったのにいつまで抱っこって言ってるの?」「忙しいからあとでね」などと対応し、言わなくてもいいのに「あれやった?」「これ終わってないよ」などと声をかけてしまうことが多くあります。

この2つの違いをしっかりと理解すると、過保護や過干渉にならずにすむでしょう。

1つ、アドバイスを送るなら、この2つを理解していない人の「いつまでもそうやって甘やかすとよくない」「親がしっかりと管理しないとルーズな子どもになってしまうよ」などの言葉に惑わされないようにすることです。

たっぷりと愛情を注いで育てられた子どもは、自己肯定感が強く自立心あふれた子どもに育ちます。自信を持って子育てをしたいですね。

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