2022.4. 4
知っておこう!!子どもが喉にものをつまらせてしまった時の対処法
子どもが誤飲をした!誤飲や誤嚥をしたときの応急処置を知っておこう
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
赤ちゃんは、生後5ヶ月頃になると口にものを入れるようになります。さらに寝返りやハイハイ、伝い歩きを始めるとどんどん動ける範囲が広がり好奇心も生まれてきます。
そうなると、何でも口に入れてしまうのでママにとっては気持ちの休まらない時間が一気に増えてくるものです。
「何でこんなものを口に入れるの?」「口を動かしているけれど、何か食べた?」とどんなに部屋をキレイにしていても子どもが動くたびに不安を感じるママも多いではないでしょうか(>_<)
今回のステキライフでは、子どもが誤飲をしやすいものや誤飲をしたときの病院に行く目安、ママやパパが行う対処方法を紹介します。赤ちゃんだけでなく少し大きくなった子どもも誤飲をしてしまうことがあるので、ぜひ最後までご覧くださいね。
子どもが誤飲しやすいもの
食べ物や飲み物ではないものを飲み込んでしまうのが「誤飲」です。「誤嚥」とは、口に入れたものが食道ではなく気管に入ってしまうことをいいます。
大人でもあることですが、0歳から3歳くらいの小さな子どもにも多く見られる誤飲や誤嚥は、特に生後5ヶ月頃から1歳半頃の動き始めた子どもの発達過程の一つとして何でも口に入れてしまうことが原因です。
子どもの成長にとって大切な好奇心からなので仕方がないことですが、この頃の子どもは、食べて良いものかを見分けることができないため、下手をすると命にかかわるものでも口にしてしまいます。
では、小さな子どもは、どのようなものを誤飲してしまうのでしょうか。
・タバコ
・プラスチック製品やおもちゃ
・薬など
・金属製品
・電池
・食品
・洗剤や化粧品
など、どこのお家にもありそうなものが誤飲や誤嚥の原因となっています。
子どもが誤飲をしてしまったら
では、子どもが誤飲をしてしまったら、どのように対処したら良いのでしょうか。上の誤飲しやすいものの対処方法を紹介します。
タバコを誤飲してしまったら
タバコや吸い殻が入った水、濡れたタバコを誤飲してしまったら、すぐに吐き出させることが大切。
タバコに含まれているニコチンは、体内に吸収しやすいだけでなく、1本分の量でも死に至ることがあるので注意が必要です。
ニコチンは、水分によって体内に吸収しやすくなってしまうので、タバコを誤飲した場合は、水分を取らずにすぐ病院に行くようにしてください。
プラスチック製品やおもちゃを誤飲してしまったら
小さな子どもは、ペットボトルのフタやビニール袋、ビー玉、おはじきなどの小さなおもちゃ、プラスチック製品を口にすることがあります。
ゴホゴホと咳き込むけれど、飲み込んだものを吐き出さない場合や呼吸が苦しそうなときはすぐに病院に行きましょう。
薬などを誤飲してしまったら
飲み薬や塗り薬は、体重によって使用する量が決まっているので、子どもが適応容量以上に服用してしまうと障害が出る可能性もあります。
そのため、子どもが誤飲をしてしまったら、すぐに飲んだ薬がわかるように薬の袋などを持参して病院に行ってください。
金属製品を誤飲してしまったら
ママのアクセサリーや画鋲、ホチキスの芯などを誤飲してしまった場合は、病院でレントゲンを撮ってもらい数日後に便と一緒に出ているかを確認することが大切です。
子どもが腹痛を訴えるようであれば、金属製品の鋭利な部分が胃や腸を傷つけている可能性があります。医者の指示に従って様子を見てください。
電池を誤飲してしまったら
時計などの小さな電池も子どもは口にしてしまいます。ボタン電池は、強アルカリ性の物質が漏れ出て胃に穴を開ける可能性があるので、すぐに吐き出させるようにしましょう。
子どもが電池を誤飲してしまった可能性があるなら、速やかに受診する必要があります。
食品を誤飲してしまったら
食べ物だから赤ちゃんや子どもが口にしても安心と思ってはいけません。
あめ玉や果物など赤ちゃんの口よりも大きな食品をかまずに飲み込んでしまうと窒息してしまうこともあります。
食品を口にして呼吸が苦しそうになったら、すぐに吐き出させることが大切です。吐き出すことができない場合や症状が改善されないときは、すぐに病院での受診をおすすめします。
洗剤や化粧品を誤飲してしまったら
洗剤や石鹸、シャンプー、化粧品などを誤飲してしまったら、水を飲ませて少し様子を見ましょう。
特におう吐や呼吸が苦しいなどの症状がなければ問題はありませんが、何らかの症状が現れた場合は、速やかに病院に行くようにします。
また、漂白剤や洗浄剤を飲んでしまった場合は、水ではなく牛乳、卵白を飲ませるようにしてください。
病院に行く目安は?
子どもが誤飲をした場合、すぐに病院に行くべきか、様子を見るべきか悩むことがあります。
もし、食べ物や化粧品などを誤飲してしまった場合や食べてしまったものを吐き出していたら、しばらく様子を見てみると良いでしょう。
しかし、「呼吸が苦しそう」「顔面蒼白」「ぐったりしている」「けいれんを起こしている」「おう吐・腹痛・下痢」「声がかすれている」などの症状が見られる場合は、すぐに病院に行くことが大切です。
土日祝日や夜間の場合は、救急病院や往診を利用してください。
対処方法に迷ったときは?
病院に行った方が良いのか悩む場合は、下記に問い合わせてみましょう。
【埼玉県】
<こどもの救急(ONLINE QQ)小児救急電話相談 ♯8000>
小児科医や看護師が子どもの症状に応じた適切な対処方法と受診する病院などのアドバイスを行います。
・プッシュ回線・携帯電話の場合 ⇒ ♯8000
・ダイヤル回線・公衆電話・IP電話など全ての電話の場合 ⇒ 048-833-7911
・実施時間・・毎日 24時間対応
<埼玉県電話救急相談>
看護師が対処方法などの相談に応じます。
・プッシュ回線・携帯電話の場合 ⇒ ♯7119
・ダイヤル回線・公衆電話・IP電話など全ての電話の場合 ⇒ 048-824-4199
・実施時間・・毎日 24時間対応
子どもの誤飲はどうやって防ぐ?
子どもの誤飲を防ぐためには、誤飲する可能性のあるものを子どもが触れるところに置かないことです。
しかし、子どもの手が届かないだろうと思われるところに置いても、なにかのきっかけで子どもの口に入ってしまうことがあります。
そのため、子どもの手が届かない場所に保管するだけでなく、戸棚など開けることが難しいところに片付けることを心掛けましょう。
また、おもちゃは、部品の大きさや壊れていないかなどの確認をすることも大切です。
しかし、どれくらいの大きさのものが危険なのか、よくわからないこともありますが、3歳の子どもの口に入るサイズの目安は、直径39㎜といわれています。
そのため、直径39㎜以下の大きさのものは誤飲する可能性があると覚えておきましょう。
誤飲防止のためにサイズを測る「誤飲チェッカー」というものもありますが、トイレットペーパー芯の直径も39mmです。誤飲チェッカーがない場合は、トイレットペーパーの芯を目安にすることをおすすめします。
子どもが誤飲したと思ったら落ち着いて対応を!
子どもは、大人が思いもしないものを口にしてしまうことがあります。
もちろん、口にしても問題ないものもありますが、食べ物でも窒息する可能性もあります。しかし、子どもが誤飲をしてしまった場合、できる対処方法は限られています。
子どもが誤飲をしてしまったら「とにかく吐かせよう」と思ってしまうかもしれませんが、飲み込んだものによっては吐かせない方が良いものもあります。
そのため、子どもが誤飲してしまったら、落ち着いて対応することが大切です。
どうしたら良いのかわからないときは、相談窓口やかかりつけ医に連絡をして指示を仰ぐようにしましょう。