2022.3.31

妖怪って本当にいるの?埼玉県の妖怪もご紹介

昔話にも出てくる妖怪は今でも子どもの人気者!でも、どんな妖怪がいるのか知っていますか?実は埼玉にも妖怪がいるんです( ´∀` )

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

ママやパパが子どもの頃には「ゲゲゲの鬼太郎」や「日本昔ばなし」、今の子どもは「妖怪ウォッチ」広い定義でいうと「鬼滅の刃」「ポケットモンスター」などで多くの妖怪たちに親しんできました。

想像力の豊かな子どもたちにとって、妖怪は、いても全然不思議ではない存在なのかもしれません。少し怖いけれど、どこかユーモラスで可愛らしい妖怪たちは、いったい何者なのでしょうか?

今回のコラムでは、日本を代表する妖怪や埼玉県にいる妖怪たちをご紹介!子どもたちと妖怪談議に花を咲かせてみましょう。

000bc99ca6a5ef70056210f3aeaf2439.jpg

妖怪について

妖怪とは、人が理解できない事象や解明できない出来事が起こったときに、妖怪のせいにすることで何とか整合性を保とうとして作られたもの...とされています。

例えば、昔の夜道は、今のように明るくありませんでした。

真っ暗の夜道を歩いていて、何かが足をかすったような感触があったら...正体がわからなければ、怖くて仕方ありませんが、これが猫のような可愛らしい妖怪「すねこすり」がコロコロと転がるときに足をこすっていったと考えれば怖くありませんよね。

今とは違い、自然と共に暮らしていく中で、不思議なことや人知を超えたような出来事に遭遇したとき、人は妖怪を出現させることで上手に自然と共生していったといえます。

日本を代表する妖怪

では、子どもから大人まで、日本人なら多くの人が知っている妖怪たちを紹介しましょう。


鬼は、昔から多くの物語の中に出てきた妖怪です。有名な「桃太郎」では、多くの人を苦しめてきた鬼がキジや犬、猿を連れた桃太郎に退治される話ですね。

悪者になることが多い鬼ですが、青森県には水がなくて困っていた農民たちのために沢から水を引いてくれた鬼の話もあります。

頭に角があり、赤や青い顔に虎のパンツと金棒を持っているイメージの鬼ですが、もともとは姿の見えないもの、この世のものではないと言う意味の「隠(おぬ)」が転じたとされています。

天狗
牛若丸で知られている源頼朝は、小さい頃に鞍馬天狗から武術を教わったといわれています。このように、天狗は、山奥に住んで鳥のように空を飛び回ることができるとても強い妖怪です。

大きな鼻と赤い顔、山伏の格好をして団扇を持っている天狗は、人にいたずらをすることもありますが、人助けもするので結構良い妖怪として知られています。

また、天狗は妖怪に分類されますが、鞍馬天狗や愛宕山の太郎坊などの大天狗になると神様として信仰の対象になることもあります。見た目は怖いけれど、優しい無骨な男の人...というイメージでしょうか。

河童
川や沼に生息している妖怪「河童」。キュウリとお相撲が大好きで、よく人とお相撲を取りますが、人が河童に負けてしまうと人のお尻にあるといわれている「尻子玉」を取ってしまうので要注意です。

いたずら好きですが、川の工事を手伝ったりよく効く薬の作り方を教えてくれたりもするので、ちょっと良い妖怪として描かれていることが多い河童は、頭にあるお皿が割れたり乾くと死んでしまいます。

妖怪の里として知られている遠野には、河童を釣るためにキュウリを付けた釣り竿を貸してくれるところもありますよ。

砂かけばばぁ
ゲゲゲの鬼太郎で、鬼太郎を助けて活躍する砂かけばばぁは、人が山道や神社の側を歩くと砂をかける妖怪として知られています。

実は、この砂かけばばぁ、どんな姿をしているのかわからない妖怪なのです。「自分の醜さを嫌って人前に出ない」「姿を持っていない」「実は狸だった」など諸説ありますが、人気のない場所を歩いていているときに砂などが降ってくる不思議な現象に理由をつけるために砂かけばばぁが作られたのでしょう。

今、みんなが知っている砂かけばばぁの容姿は、水木しげる先生が作り出したものなんですね。

まだまだ日本には、たくさんの妖怪がいます。

例えば、一本の足でぴょんぴょん跳ねる傘のお化け「からかさ小僧」、コロナ禍で有名になった疫病封じの「アマビエ」など...。

日本各地には、どんな妖怪がいるのか子どもと一緒に探してみると楽しいですね!(^^)!

埼玉県の妖怪

実は、埼玉県にも妖怪はいるのです!では、どんな妖怪がいるのでしょうか。知っている妖怪はいましたか?

血とり(朝霞市)
血とりとは子どもの血を吸うほか、刃物で傷つけて血を採るおばあさんの妖怪とされています。子どもから採った血は、布を染めるのにつかわれたという説もあります。

朝霞市にも昔、木がたくさん生い茂っていた「ハケの山」に血とりがでるといわれて恐れられていたそうです。

血とりは、ちょっと口裂け女をイメージさせるような妖怪ですね(>_<)

一つ目小僧
一つ目小僧は、額の真ん中に大きな目が一つある坊主頭の子どものような姿をした妖怪です。大きな笠をかぶっていることが多く、特に何か悪いことをするわけでもありません。

突然、ひょっこり現れて人を驚かすだけの妖怪で、そのユーモラスな姿は、子どもだけでなく大人でも「可愛いな」と思ってしまうでしょう。

この一つ目小僧も埼玉県にいるそうですよ。川越地方郷土研究などでは「夜遅くに小畔川(下小阪の辺)を高僧・善空が歩いていると誰かに呼び止められたので、振り返ると身長3メートルもの一つ目小僧が真っ赤な舌を出して立っていた」とあります。

これは、大きな姿に化けた一つ目小僧で少し迫力がありますね。

オブコ
夜遅くに外を歩いていると、生まれたばかりのような赤ちゃんの声が聞こえてくることがあります。どちらかの足を上げたときだけ、例えば、右足なら右足を上げたときだけ赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるのです。

怖くなって急いで歩くと歩調に合わせて赤ちゃんの声が聞こえてきます。これは、オブコと呼ばれる妖怪で、亡くなった赤ちゃんだといわれています。

オブコに憑かれたときは、ポケットに入っているゴミなどを「何もないから、これを持って早くお帰り」といって投げてあげれば鳴き声がやむといわれています。赤ちゃんの気持ちを考えると少し切なくなる妖怪です(>_<)

他にも、巨大な田んぼの妖怪「ダイダラボッチ」や川越市に伝説が残る「化物屋敷」、雷とともにやってくる「雷獣」などの言い伝えがあります。

子どもと一緒に妖怪を探してみよう!

人間の生活が進歩するにつれて、夜の闇を感じることがなくなってきました。それと同時に、暗闇に潜んでいた者たちも姿を消していきました。

しかし、長年、日本人と共に生きてきた妖怪は、今でもどこかに潜んでいるかもしれません。もしかすると、妖怪たちも進化して、きらびやかなネオンの下に立っているのかも...

また、妖怪は、人の心が作り出すものです。だから、子どもがご飯を食べてくれないときは「妖怪ごはんいらないいらない」が憑いているのかもしれません。ママが怒ってばかりのときは「妖怪ぷんぷん」がママになっている可能性も!( ´∀` )

ぜひ、子どもと一緒に楽しい妖怪を作り出してみてはいかがでしょうか。きっと、その妖怪たちは、この世で楽しく過ごしてくれるかもしれませんよ(≧▽≦)

これからの暮らし
住み替え相談