産後クライシスは多くの夫婦が直面する!?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
みなさんは「産後クライシス」という言葉をご存じでしょうか?
産後クライシスとは、出産をきっかけに夫婦仲が急激に悪くなること。
「聞いたことはなかったけれど思い当たるフシがたくさんある!」というパパ・ママは多いのではないでしょうか?
この記事では、産後クライシスとはどういうものか?原因と対処法を詳しく紹介します。
これから子どもを授かるパパ・ママや、すでに子育て中のパパ・ママはぜひ、参考にしてください。
産後クライシスとは?
産後クライシスとは、上記で解説したように、出産をきっかけにして夫婦仲が急激に悪くなることです。
株式会社カラダノートが行った調査では、6割以上のママが産後クライシスを経験しており、そのうちの9割は産後半年以内に愛情の冷え込みを感じていることが判明しました。
起きてしまう原因
子どもができることを願っていたのに、なぜ産後クライシスが起こってしまうのでしょうか?
産後クライシスが起きてしまう原因には、以下のことが挙げられます。
ホルモンバランスの変化
女性は妊娠・出産後、ホルモンバランスが大きく乱れ、精神的に不安定になったりイライラしたりする場合が多くあります。
また、育児が始まると夜中の授乳に伴う睡眠不足や、家事と育児の両立に疲労がたまり、人によっては産後鬱になることも。
育児に対する夫の態度
育児や家事を一人でしているママは、「なぜ自分だけがすべて負担しなくてはならないのか?」と不満を募らせてしまうことも多く見られます。
それに対してパパは「子どもが生まれたら妻は怒りっぽくなってしまった」と感じて不愉快に思ったり、子どものことばかりで疎外感を抱いてしまったりするため、お互いにイライラが募って喧嘩が増え、家庭がギスギスしてしまいます。
セックスレス
産後、性のすれ違いが原因で産後クライシスが発生するケースも多く見られます。
ママが育児で疲れ切って夫の要求に応えられず、夫が浮気したり、反対に出産前よりスキンシップが減って、妻が自分にもっと目を向けて欲しいと不満に思ったりする場合もあります。
男性脳と女性脳の違い
産後の夫婦間のすれ違いは、女性脳と男性脳の違いもある、との説もあります。
女性は周囲の共感を得ることを欲することが多いので、「大変だね、辛いね」と寄り添ってくれると気持ちが落ち着きます。
対して男性は、全体を見て大局を把握することを求めるため、細かいことにはあまり注意を払わない傾向があるのです。
また、女性の脳は男性よりも右脳と左脳の連携がよく、感じたことを行動に起こしたり、臨機応変にその場のできごとを察して動いたりすることが得意。
なので、夫がこちらの思っていることを察してくれないことが理解できず、イライラしてしまうのです。
対処法
放っておくと家庭が崩壊する恐れがある産後クライシスですが、以下のことに気をつけると回避することができます。
育児や家事は協力して行う
産後クライシスを回避する一番の対処法は、「コミュニケーションをしっかり取って育児や家事は協力して行うこと」。
東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長・渥美由喜氏が手がけた調査では、産後クライシスで愛情が低下した夫婦でも、子育てを夫婦でした場合はその後愛情が回復し、ママ一人で行った場合は低下を続けていったことが判明しています。
出産前に育児や家事の分担について夫婦でよく話し合い、決めておきましょう。
ママは、夫の慣れない家事や育児に対して完璧を求めず、6割できていればヨシ、と考えることも大切です。
夫がせっかくやる気を出しても、ダメ出しの連続ではやる気がなくなってしまいます。
ママのリフレッシュタイムを作る
夫は、妻が育児から解放されてストレスを解消できる時間を作れるよう、協力しましょう。
一人でゆっくりお風呂に入る時間を作ってあげる、おいしいものを食べる、友達とランチに行く間育児を引き受ける、など、ママの求めるリフレッシュタイムを作ってあげてください。
第三者にサポートを依頼する
どうしても二人で負担するのが難しい場合は、おじいちゃん、おばあちゃんに一時的にヘルプをお願いしたり、ベビーシッターなどのサポートを依頼したりするのも方法の1つです。
ありがとうの言葉を伝える
「自分の子どもだから育児を手伝うのは当たり前!」と思う気持ちもわかりますが、夫が手伝ってくれたら「ありがとう!助かるわ」の一言で、夫はさらに妻を手伝う気持ちになります。
普段からコミュニケーションをまめに取るよう心がけ、して欲しいことがあれば「察して欲しい!なんで言われないとしてくれないの?」とイライラせずに、「こうして欲しい」と伝えましょう。
女性脳と男性脳の違知って、お互いを認めよう
あらかじめ、男性脳と女性脳の違いを理解しておくと、お互いに「苦手なこと」がなにかがわかり、喧嘩に発展することも少なくなります。
相手に悪気はないことがわかっていれば、イライラせずにこちらがして欲しいことを伝えることもできます。
そのうえで、日頃からコミュニケーションを取ることを大切にしていれば、産後クライシスを乗り越え、夫婦で子育てを楽しく行うことができるでしょう。