しもやけにならないためにはどうしたら良い?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
昔は、冬になると「しもやけになった」という話をよく耳にしました。
最近はあまり聞くこともないので、暖房が発達していなかった時代に現れる症状として片づけられそうな「しもやけ」ですが、実は今でも子どもに多く見られる症状です。
では、寒くなると手足の指が赤く腫れ、かゆみや痛みを伴うしもやけは、どんなことが原因で起こるのでしょうか。
また、しもやけの予防法や対処法はあるのでしょうか。
今回は、子どもがかかりやすい、しもやけの原因や対処法、予防について詳しく解説します。子どもがしもやけになる前に注意してあげられると良いですね(#^^#)
しもやけになる原因は?
簡単にいうと、しもやけは濡らした手足の指をそのままにしておくと、血管の収縮がうまくいかずに冷たくなってしまうことから起こります。
血管は温かいと広がり、冷たいと縮む習性がありますが、気温のせいで末梢血管の血行調整がうまくいかなくなると、しもやけになってしまいます。
つまり、気温が0度から5度くらいで雨や雪、みぞれが降っているときに外遊びをして、濡れた手足を冷やしたままにしておくとしもやけになりやすくなってしまうのです。
しもやけは、手足が乾いている状態よりも、濡れた状態で冷やすことによって起こる症状だということを覚えておくと良いでしょう。
しもやけになりやすい状態は?
では、どんなときにしもやけになりやすいのでしょうか。しもやけになりやすい状態をリストアップしたので、チェックしてみてくださいね(^^♪
チェックポイント1.
しもやけは、真冬よりも「秋から冬」や「冬から春」のように気温差が大きくなる季節に起こりやすい
チェックポイント2.
日中の気温が5度前後で一日の気温差が10度以上ある
チェックポイント3.
防寒対策をしないで長い時間外で遊ぶ
チェックポイント4.
サイズの合わない靴で足先を締め付けている
チェックポイント5.
雪や汗で濡れた状態のままにしている
しもやけになりやすい子どもとなりにくい子どもがいる?
雪が降ると、子どもは夢中になって外遊びを楽しみますが、手足が濡れたままにしておくと、しもやけになってしまいます。
また、小さい子どもは自分の症状をうまくママに伝えることができないので、治りが遅くなったり悪化してしまったりすることもあります。
そのため、しもやけは5歳前後の子どもに多く見られる症状ですが、同じ状態なのに、しもやけになりやすい子どもとなりにくい子どもがいるのを知っていましたか?
実は、しもやけには遺伝や体質も関係しているといわれています。
パパやママが小さい頃にしもやけになったことがある場合は、子どももなりやすいと考えても良いかもしれませんね( ;∀;)
他にも、いつも手足が冷たく、冷えやすい体質の子どもは、しもやけになりやすいかもしれないので注意して見てあげると良いでしょう。
しもやけになると...
では、しもやけになると、どのような症状が現れるのでしょうか。ここでは、症状の例を紹介します。
【樽柿型】
子どもに多く見られる症状で、手足の指の先端が赤紫に腫れあがった様子が熟れた柿に似ていたことから名付けられました。
【多形滲出性紅斑型】
手足の指や足のフチ、耳たぶ、鼻、頬に赤い発疹が出る多形性滲出紅斑型は、大人にも多く見られる症状です。
いずれのしもやけも、血液の循環が悪くなりやすい体の抹消部分に現れ、赤くむくんで腫れている患部を中心にジンジンとした痛痒さを感じます。
また、しもやけ部分を温めて血流が良くなると、ズキズキとした痛みを感じることもあります。
例えば、外で雪遊びをしているときは平気でも、家に帰ってこたつやストーブなどの暖房器具で冷たくなった手足を温めているうちにズキズキジンジンとした何ともいえない痛痒さを体験した人も多くいるのではないでしょうか。
この痛痒いしもやけがひどくなると、腫れた部分がかさぶたのようになってむけることもあるので、こうなってしまった場合は早めの治療をおすすめします。
また、しもやけに似た症状として「あかぎれ」もありますが、これは、濡らしたことで起こるしもやけとは逆に、乾燥によって肌表面に亀裂が生じて起こるものです。
しもやけの予防や対処法は?
しもやけにならないためには、どのように予防すれば良いのでしょうか。
【予防】
濡れたままにしておかない
しもやけは、濡れたままにして冷やすことで起こります。
そのため、汗や雪などで濡れてしまった手足をそのままにしないで、すぐに拭くことが大切です。
また、濡れた靴を乾かさずに翌日も履くことはやめましょう。雨や雪の降った寒い日に外出するときは、替えの靴下やタオルを忘れずに!
手足を冷やさない
普段から手足を冷やさないようにすることも大切です。
そのためには、寒いときは温かい靴下を履く、外出時の手袋、帽子着用などを心掛けてあげましょう。
また、寒くなったらシャワーではなく、お風呂に入って手足の血行を良くしておくことも予防効果を高めます。
もし子どもが手袋や温かい靴下を嫌がったらママとお揃いにしたり、「手袋や靴下がすごく似合うね!」と褒めてあげたりすると、喜んで身に着けてくれますよ。
【対処法】
では、しもやけになってしまったらどのように対処すれば良いのでしょうか。
血行を良くする
しもやけになってしまったら、患部の血行を良くしてあげることが大切です。患部をお湯と冷水で交互に浸けたり、温めながら優しくマッサージをしたりすることで血流が良くなります。
市販薬を塗る
症状が軽いときは、ビタミンEが含まれている軟膏やヘパリン類似物質入りの薬を患部に塗ることで血行の改善が期待できます。
しかし、子どもの場合は、かゆみがひどいと我慢できずに患部を掻き壊してしまうことがあります。そんなときは、症状の悪化を予防するためにも、ステロイド外用剤を塗って炎症やかゆみを抑えると良いでしょう。
患部を掻いて爛れた場合は、抗生物質配合のステロイド剤を用いることで、化膿した患部にも有効とされています。
ただ、皮脂分泌が少なく、バリア機能が低い子どもの皮膚にステロイド剤を使用するときは、作用の優しいものを選んであげることが大切です。
どんな薬が良いかわからないときや症状がひどい場合は、薬剤師や医師に相談してみてくださいね。
子どもがしもやけで辛い思いをする前に
しもやけは、かかると手足の指先がズキズキジンジンして地味に辛いものです。
そんなしもやけは、体質や遺伝によってなることもあるので、ママやパパが小さいときにしもやけで苦しんだ記憶がある場合は、我が子もなる可能性があると考えておきましょう。
そして、しもやけにならないように、普段から気を付けてあげることが大切。
雪が降る時期は、子どもも大興奮で雪遊びをしますが、濡れたままにしないですぐに拭いてあげたり、温かいお風呂にゆっくり浸かって血行を良くしてあげることでしもやけを予防することができます。
子どもがしもやけにならないようにして、元気いっぱい冬を楽しめると良いですね。