急に親の言うことを聞かなくなった!早い反抗期?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
子どもが小学3~4年生になったら急に親に反抗したり態度や言葉使いが悪くなったりして、「もう反抗期なの?」とびっくりしているパパママがいるかもしれません。
実はこれ、反抗期からくるものではなく「ギャングエイジ」にさしかかったためなのです。
この記事では、「ギャングエイジって何?」「親はどういう対応をすればいいの?」と困っているパパママのために、ギャングエイジとはどういうものか、問題点や関わり方を解説します。
ギャングエイジとは?
ギャングエイジとは、仲間や集団で行動し、独自のルールを作ったり仲間の意見や行動に流されやすくなったりする時期のことで、小学3~4年生頃に訪れます。
必要な成長過程
「ギャング」と聞くと悪いイメージを抱いてしまいがちですが、「ギャング」とは、「仲間」「集団」という意味で使われている言葉です。
今まで素直に親の言うことを聞いていたのに、急に言うことを聞かなくなったり、乱暴な言葉を使ったりするため、びっくりするママも多くいます。
ですが、ギャングエイジは集団性や社会性を身に付けるために、必要な成長過程の1つなのです。
すべての子どもに当てはまるわけではない
ギャングエイジはみなが経験するものではなく、中には経験しない子どももいます。
ギャングエイジは、集団の生活の中で発生するもの。近年では、塾や習い事に通う小学生が増えたり、時代の流れで子どもが集まることができる公園などの場所が減ったりしているため、減る傾向にあると言われています。
親は「手がかからず助かった」と感じるかもしれませんが、子どもの時に経験しておきたい社会や集団における基礎を学べなかったために大人になってから困ることもあり、あまり良いことではありません。
子どもの反抗期とは違う問題点
ギャングエイジは上記で解説したように、小学校中学年に起こります。
反抗期は、思春期にさしかかる小学校高学年の頃から始まる親や大人に対する反抗的な態度をとる時期のこと。
親に反抗的な態度をとったり、態度や言葉使いが乱暴になったりする、などギャングエイジとよく似た問題点があります。
それに対してギャングエイジ特有の問題点は、友だちとの関わりが大きなウエイトを占めていて、独自のルールに従うことが重要視されることです。
そのため、ルールに従わない友だちを仲間はずれにしたり、エスカレートして悪質ないじめに発展したりする場合があります。
また、男の子の場合はやってはいけないことがかっこよく感じることがあり、友だちがやったからと言って登下校のルートをはずれてみたり、道に止めてあった車に傷をつけたりするケースも見受けられます。
親とギャングエイジの子どもの関わり方とは?
では、ギャングエイジの子どもに対して親はどのように関わっていけば良いのでしょうか?
子どもの変化を受けとめ否定しない
「子どもが変わってしまった!」と嘆くのではなく、「成長過程で必要なこと」と子どもをあるがまま受けとめ、ギャングエイジに突入した子どもを否定しないことが大切です。
「そんな言葉使いはやめなさい!」「悪い友だちとは付き合うのをやめなさい」などの声かけをしてしまうと、子どもは余計、反発してしまいます。
少し距離をとって見守る
今までと同じように接するのではなく、子どもとの距離を少しとって冷静に子どもを見守りましょう。
上記のような不適切な声かけをしたり、イライラしたりハラハラしたりして感情的になったりすると逆効果です。
口はできるだけ出さずに、「成長してる証拠、そのうち終わる」とゆったりと見守るよう、心がけてください。
1人でいたい子はそのままで良い
もともとの性格が1人で過ごすことを好む子どもの場合は、そう心配しなくても大丈夫です。
無理に集団生活になじませようとやっきになる必要はありません。ただし、仲間はずれやいじめにあってないかだけは注意してください。
仲間はずれやいじめの場合は、親がきちんと対処する必要があります。
また、協調性がなく周囲の状況を判断できない場合や、うまく友だちと関わることができない場合は、発達障害など原因がある可能性があるため、教師や専門医に相談して適切な対応を行いましょう。
ギャングエイジや反抗期についてあらかじめ学んでおく
小学校に上ってやっと手がかからなくなった、と思ったのもつかのま、中学年でギャングエイジ、高学年で反抗期、と違う手が次々とかかり、「こんなに大変だとは思わなかった!」と驚くママも多いかもしれません。
ギャングエイジや反抗期は成長過程の1つで、いつかは終わるものではありますが、不適切な対応をとると暴力に発展したり、不登校やうつ、引きこもりなどの原因となったりすることもあります。
しかし、ギャングエイジや反抗期が来るものだ、とわかっていると、ショックを受けずにすみます。
ギャングエイジや反抗期についての知識や対処法などをあらかじめしっかりと学んでおいて適切な対応で乗り切れば、後でこんな時期もあったよね、と親子で笑って思い返すことができます。