子どものクセって気にしてる?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
子どものクセ、ありますか?「無くて七癖」の言葉があるようにクセにはいろいろなものがありますが、中には爪を噛んだり、鼻をほじったり・・・など外でやられると 嫌だなと思うものもありますよね。
そこで今回は、 気にしなくてよいクセや、対処が必要なクセ、専門家に相談したほうがよいクセなど、クセの見分け方を詳しく紹介します。
併せて、クセから読み取れる子どもの気持ちや声掛け、対処法も紹介するので、子どものクセが気になるパパママはぜひ参考にしてください。
子どものクセを見極めよう
子どものクセは、「気にしないほうがよいクセ」と「対処したほうがよいクセ」「専門医に見せたほうがよいクセ」の3つに区別できます。
それぞれのクセと対処法を解説します。
気にしないほうがよいクセ
「チック」「夜驚症(怖い夢を見て起きて泣いたり叫んだりする症状)」「夢中遊行(眠ったまま歩き回る:いわゆる夢遊病)」「吃音」などは、ママが細かく指摘をしないほうがよいクセと言われています。
これらのクセは指摘されても本人にはどうしようもないことで、大人が注意するとかえって症状が悪化してしまう可能性も考えられます。
規則正しくストレスの少ない生活を心がけていると治ることがほとんどなので、気にせずにそっと見守ってあげましょう。
ただし、時間がたっても症状が軽くならないときや、就学前など環境が変化するタイミングでクセが悪化するような場合は専門医に相談する必要があります。
特にチックは成人しても改善が見られない場合もあるため、本人に指摘はせずとも専門医に相談をしましょう。
親の対処が必要なクセ
親の対処が必要なクセには、「指しゃぶり」「爪かみ」「鼻ほじり」「性器いじり」などがあります。
●指しゃぶり、爪かみ
指をしゃぶったり爪を噛んだりすると気持ちが落ち着く作用があるため、この2つがクセになる子どもは多く見られます。
見つけたときはあまり大げさに騒がずに、他の遊びに誘う、本を渡したりテレビをつけたりするなど、意識をそらして忘れるようにしましょう。
ですが、指しゃぶりは、3歳ごろまでに治まらないと歯並びに悪影響を与える恐れがあります。3歳をすぎても治らない場合は、歯科医師に相談しサポートを受けましょう。
●鼻ほじり
鼻の穴に指を入れることは本能的な行為の1つです。ほとんどの場合は成長に伴って「恥ずかしい」と思うようになり、自然と収まります。
頻繁に行う場合は、やんわりと「人前で鼻をほじるのはマナー違反だよ」「かっこわるいことだよ」と教えてあげましょう。
ただし、アレルギーがあって鼻がかゆい、鼻くそが詰まっていて気持ち悪い、鼻の穴に炎症があって気になるなどの原因があるときは、耳鼻咽喉科に相談してください。
●性器いじり
子どもの性器いじりはふとしたことがきっかけで気持ちがいいことに気がついた場合がほとんどで、幼児期の場合は性欲と関係ありません。
場所が場所なだけにすぐに注意をしたくなるかもしれませんが、ママが大げさに反応すると罪悪感をおぼえたり隠れてこっそりしたりするようになるので、騒がないことが大切です。
誰にも触らせない、大事な場所である、人前で触ってはいけないなど、性教育の第一歩を始めても良いかもしれません。
指しゃぶりや爪かみと同様に、他のことに興味をそらしたり、「手で触るとばい菌が入って痛くなることがあるよ」とやんわり声を掛けたりするといいでしょう。
専門医に見せたほうがよいクセ
髪の毛を抜くなどの自傷行為や、多動や奇声など発達障害の疑いがある行為、鼻や喉に炎症があることが原因と考えられるときなどは、専門家に相談してください。
また、その行為で子どもが気にしたり困ったりしている場合も、専門家に相談する必要があります。
クセが出ているときの子どもの気持ち
子どものクセは、子どもの気持ちを表していることがあります。
子どもの気持ちにママが気づいて対処するとクセが治まることもあるので、子どもの様子に日頃から気をつけておきましょう。
さみしいときや構ってほしいとき
さみしいときや構ってほしいときには、指しゃぶりや爪かみをすることがあります。
弟や妹が生まれてパパママの自分への関心が薄れたと感じたときや、保育園、幼稚園に通うようになってママから離れて行動する時間が増えたときなどに、出やすいと考えられています。
緊張しているとき
緊張しているときやプレッシャーを感じているとき、ストレスを感じているときには、まばたきが多くなったり、肩を動かしたりすることがあります。
いわゆるチックと呼ばれる症状ですが、原因はさまざま。注意するのではなく、ストレスの原因を突き止めたり、スキンシップを多く心がけたりすることが重要です。
安心したいとき
口や性器に触れると心地よさを感じたり、落ち着きを感じたりするため、不安なことがあるときや寝る前など安心したいとき、ほっとしたいときに口や性器に触ることが多く見られます。
子どものクセを見極めて適切な対応をしよう
子どものクセは、専門医に診せる必要があるもの以外は自然と治るか、大人の適切な対応で治ります。
ただし、対応を誤るとますますひどくなることがあるので、注意が必要です。
「みっともないからやめなさい!」「どうして治らないの?」などと叱ると、罪悪感やストレスから症状が悪化するので注意してください。
また、日頃から子どもの様子をよく観察する、スキンシップを心がける、子どもの話をよく聞く、褒める、などを心がけて行いましょう。
親に関心を持ってもらっている、肯定されている、と子どもが思えるようにすることも、クセを早く治すために大事な要素です。
すぐに治らなくても、「そのうち治る」とゆったりと構えて、この記事で紹介した対処法を行ってみてくださいね。