お盆を過ぎて焦り出す...
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
あっという間に夏休みも終わってしまいました。8月後半になると、宿題が終わっていなくて焦っているのは子どもではなくてママだったりしますよね・・(>_<)
夏休みの宿題を手伝ったことのあるママさんはどのくらいいるのでしょう?
そして、今年も手伝ったママさん!お疲れ様でした(* ´艸`)
そこで今回は、夏休みの宿題を手伝ったことがあるママさんの数や、失敗談、最後まで手こずる宿題とは何か?手伝い方のコツ、などを紹介します。
夏休みの宿題、手伝ったことがある?
日本最大級の連絡網サービス「らくらく連絡網」を運営する(株)イオレが、2021年に小学生の親1337人に、夏休みの宿題についてアンケート調査を行いました。
その結果を見ると、小学校の夏休みには親が手伝うことになる宿題はあるということがわかります。
つまり、ほとんどの親は何らかの形で宿題を手伝っていて、これは小学生の保護者あるあるなのですね。
最後まで残る宿題や手こずる宿題はなに?
同上のアンケートでは、夏休みの宿題で最後まで残りがちな宿題についても問われています。
最後まで残りがちな宿題1位は、読書感想文の47.7%、ついで自由研究の38.8%、そして3位が工作の34.3%でした。
納得のトップ3ですが、1位が自由研究ではないのが意外ですね。自由研究は大変なのがわかっているので、みんなある程度早めに取りかかるけれど、読書感想文は「いつでもできる」と思いがちなので、気がついたら最後になってしまうのかもしれません。
手伝って失敗したこと
続いて、夏休みの宿題を手伝ったことがある親の「失敗談」を紹介します。
出来が良すぎた
一番多い失敗は、「完成した宿題の出来が良すぎた」こと。ことに小学生低学年の自由研究は、どう見ても小学生1~2年生のレベルではないものが提出されていることがよくあります。
宿題の出来が良すぎた場合に起こる失敗談は、2つのケースに分かれます。
1つは、先生に見破られ、優秀作品などに選ばれないこと。せっかくの宿題が評価されないのは、子どもにとってマイナスですよね。
もう1つは、その作品がコンクールに出されたり、その結果賞をもらったりしてしまったこと。
親も子どもも気まずいですし、子どもはその後の授業で「得意な人」と周囲から見なされ、期待さたり仕事を頼まれたりしてつらい目にあうこともあるようです。
子どものやる気を奪ってしまった
ついつい大人目線で宿題を見てしまい、出来に不満が募って「字が汚くて読みづらい」「こんな風にした方がわかりやすいよ」など、口を出しすぎてしまうことが多くあります。
その結果、子どもは「そんなに言うならもうやらない!」とやる気がなくなってしまうのです。中には泣き出してしまった子どももいました。
自分の力でやろうとしなくなった
毎年宿題を手伝っているうちに、「夏休みの宿題は親が手伝ってくれるもの」と子どもが思ってしまうことがあります。
自分でどうしたらいいのか考える前に、親に「助けて!」と頼ってしまうため、考える力が育たなくなる危険性が高くなってしまいます。
近年では、大学の相談室などで「勉強の仕方がわからない」「何をすればいいのかもわからない」と「悩み方がわからない」若者が増えています。
これは、小さいときに子どもが困らないようにと親が先回りをしすぎた結果ではないか、と考えられ、親の対処法に誤りがあるのではないかと指摘されています。
夏休みの宿題を親が手伝うことも、こういった事例の原因の1つになってしまうのではないでしょうか?
手伝い方のコツ
では、夏休みの宿題に手をだすことはよくないとわかっているけれど、ぜんぜんやらないからイライラ・ハラハラしてしまう!と思うママさんも多いでしょう。
親は手は出してはいけませんが、適切なサポートは必要です。夏休みの宿題は量もそれなりに出されるため、子どもにすべてまかせておくと、最後になってあわてるはめになりますよね。
親は、次のようなサポートを行うことを心がけましょう。
夏休みの宿題の意味を理解する
夏休みの宿題は、素晴らしい作品を提出されることを目的として出されているわけではありません。
夏休みに宿題が出されるのは、「長い休み期間に生活習慣が乱れてしまわないようにする」「毎日コツコツと続けて勉強する習慣を身に付ける」などを目的として出されています。
1日では完成しない自由研究、毎日の絵日記、天気マークの記入、植物の観察などがあるのはそのためです。
また、「夏休みにしかできない体験をして欲しい」という目的もあります。
見栄えの良い作品やレベルの高い作品を提出することを求められていないことを、親はしっかりと理解しましょう。
夏休みのスケジュールを一緒に立てる
まずは、夏休みのスケジュールを一緒に立てます。その際に気を付けることは、スケジュールを親が立てないこと。
スケジュールは子どもに考えさせて、親は実行できなさそうな点を指摘し、実行しやすいスケジュールになるようアドバイスをすることを心がけてくだい。
できたスケジュールは家族みんなが見える所に貼り、実行できたらシールを貼るとモチベーションが保ちやすいですよ。
タイミングを見はからって適切な声掛けをする
「宿題まだやってないの?」「いつまでゲームしているの?」などの否定的な声掛けは、子どものやる気を削ぎます。
「そろそろ勉強の時間だけど大丈夫かな」などのポジティブな声掛けをしましょう。声掛けは何回もせずに、タイミングを見はからって1回だけするよう心がけることも大切です。
何回も同じことを指摘すると、言う方も次第にイライラしてきますし、言われた子どもも「今やろうと思っていたのに!」と反抗心を持ってしまいます。
可能なら親も一緒に勉強する
夏休みのスケジュールで勉強時間を決めたら、親も一緒に勉強しましょう。
今日はちょっとサボりたいな・・・と思っていても、親が勉強しているのでサボりにくくなります。
親も側で様子をうかがえるため、子どもが飽きてきたな・・・と思うタイミングで「どこがわからないの?」などの声掛けがしやすくなります。
子どもの考える力や自主性を奪わないように気を付けよう
夏休みの宿題は、子どもにとってどういう意味があるものかを考えると、親はどうするべきかが見えてきます。
「終わらずに月末にあわてるのが嫌」「宿題が終わらないと困るだろう」「見ていてイライラする」など、親の都合で対処すると、結局困るのは子どもです。
また、宿題を提出するときに、「ズルをしてしまった」と子どもが思うことは子どもにとってマイナスで、宿題を手伝ってまでして提出する意味がありません。
ついつい手伝ってしまいがちですが、子どもにとって何が大切なのかをよく考えて、「適切に口を出すが手は出さない」を心がけましょう。