2021.9.15

子どもってなんで寝相が悪いの?

添い寝してると蹴られたり踏まれたり乗っかられたり...

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

子どもって、朝になると寝ていた方向が逆だったり、布団から出ていたり・・と寝相が悪くありませんか?

親としては、ちゃんと布団をかけていなかったりすると風邪をひかないかと心配になりますよね。

実は、子どもの寝相が悪いのにはちゃんとした理由があるのです!

この記事では、子どもの寝相が悪い理由や、寝相が悪いことは良いことなのか悪いことなのか、夏に寝相が悪くなる理由、注意点などを紹介します。

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なぜ子どもは寝相が悪いの?

子どもは寝相が悪いもの、となんとなく思い込んで、それに理由があるとは思わなかったママも多いのではないでしょうか?

子どもの寝相が悪い理由には、次の3つが挙げられます。

ノンレム睡眠が大人より長い
睡眠のサイクルには、体は眠っているけれど脳は起きている「レム睡眠」と、脳も眠っている「ノンレム睡眠」の2つがあります。

この2つは約90~120分のサイクルで交互に繰り返しながら現れています。

寝相の原因になる身体の動きはノンレム睡眠とレム睡眠の切り替わりに起こりやすいと言われていて、子どもはこの切り替わりの回数が多いため寝ている最中に動いてしまいやすいと言えます。

また睡眠中に体勢を変える力も発達が育ちきっていないことも、子どもの寝姿がコロコロ変わる原因の一つです。

成長ホルモンの分泌が多い
成長ホルモンは、ノンレム睡眠中に多く分泌されるので、ノンレム睡眠が多い子どもは、とくに多く分泌されています。

成長ホルモンには、体温を上げる働きもあるため、ノンレム睡眠中の子どもは体温が高くなっていて、暑さを感じます。

そのため、体の熱を逃がそうと反射的に寝返りをうつ回数が多くなるのです。ただし、子どもは寝ている時に動きをコントロールする力が未熟なので、同じ方向に転がり続け、パパやママの上に乗っかったり布団やベッドから落ちたりしてしまいます。

運動野が未発達
脳の運動野という部分は、体の動きをコントロールしています。

子どもは、この運動野が未発達なので、寝ている間の姿勢が大きく変わります。

運動野は13~14歳くらいになると大人同様に発達するので、その頃になると寝相も良くなると考えられています。

小さい頃は朝起きると180度回転していることもありますが、それが徐々になくなり、中学生にもなるとシングルベッドでも大人しく寝ていることが多いのもその為です。

大人は旅先の慣れないベッドでも落ちることは少ないですが、小学校高学年から中学生くらいでも落ちることは減ってくるでしょう。

寝相が悪いことは良いことなの?

上記で説明したように、子どもはレム睡眠とノンレム睡眠の切り替わる回数が多いです。

睡眠の質が悪くなると浅いレム睡眠が多くなり、ノンレム睡眠の時間が短くなって脳がしっかりと休憩できなくなり、脳や体の成長に悪影響を与えてしまいます。

寝相が悪いということは、ノンレム睡眠がしっかり取れていて子どもの成長に良いことなので心配しすぎないようにしましょう。脳の発達と共に寝相もよくなるので、小さいベッドよりは大人用の寝具でのびのび寝かせてあげて問題ありません。

夏に寝相が悪くなる理由

もともと子どもは寝相が悪いものですが、夏になると一層寝相が悪くなりますよね。

人は、入眠時やレム睡眠とノンレム睡眠の入れ替わり時は、体の深部の体温を下げようとして、体の表面の温度を上げる働きがあります。

子どもは、ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが大人より短いため、体の表面の温度が高くなる回数も増えます。

また、元々体温が高い子どもは発汗する量も多いため、夏場は布団の温度に加えて湿度も高まります。

そのため、布団にこもった熱や湿気を逃がそうとして、寝返りや移動の回数が他の季節よりも多くなります。その結果として、夏場はとくに寝相が悪くなるのです。

布団からはみ出して床で寝ていることが多い場合は、部屋の温度や寝具を見直してあげましょう。

睡眠時無呼吸症候群には注意する

基本的には、子どもの寝相は悪くてもなんの心配もいりません。

ただし、睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠中に呼吸が何度も止まり、息が苦しいので寝相が悪くなる場合があります。

いびきをかく寝ているのに疲れた様子をしている寝ている時に苦しそう、などの気になる症状がある場合は、耳鼻咽頭科を受診することをおすすめします。

子どもの寝相は悪い方が良い!

子どもの寝相が悪いのは、質の良い睡眠を取っている証拠なので、ほとんどの場合、心配する必要はありません。

上記で解説したように、ノンレム睡眠時には骨や体の成長にかかせない成長ホルモンが多く分泌されるため、子どもの発育のためにも、質の良い睡眠は必要です。

寝相が悪くてもゆっくり眠れるように、意識して寝具を用意したり、はみ出ても安心な布団に変えたりしましょう。

ベッドで寝る場合は、子供用よりも大きめな大人用のシングルサイズにして落ちないようにベッドガードをつけるか、落ちても安心なように下にクッションやマットレスを敷いておくといいでしょう。

寝相が悪くて布団からはみ出してしまうと、お腹が冷えてお腹を壊す心配があるので、腹巻きをする、腹巻き一体型のパジャマを着せる、などの対処も忘れずに行ってくださいね。

子どもの寝相は今だけのものですから、写真に残してみると良い思い出になりますよ。

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