子どもが大好きお砂場遊びが原因？

砂かぶれ様皮膚炎は、砂にかぶれたことが原因でなる皮膚病ではありません。

まるで砂遊びをして砂にかぶれてしまったように見えるため、この名前で呼ばれるようになりました。

正式には「小児掌蹠丘疹性紅斑性（しょうにしょうせききゅうしんせいこうはんせい）皮膚炎」と言い、1~2歳の子どもに多く見られます。

1歳台の子どもが発症することが多く、発症した子どもの9割が4歳以下です。

また、砂かぶれ様皮膚炎にかかる男女比は3:4で、女の子の方が若干多くかかります。

砂かぶれの原因と症状、対策方法はある？

砂かぶれ様皮膚炎の原因や症状・対策方法はどのようなものなのでしょうか？

砂かぶれ様皮膚炎の原因は？
砂かぶれ様皮膚炎は、以前は手荒れの一種ではないかと考えられていましたが、1度かかると再発しないため、ウイルスが原因と考えられるようになりました。

ですが、人への感染の心配はないので、保育園や幼稚園などの集団生活を行っても大丈夫です。

どんな症状が出るの？
砂かぶれ様皮膚炎は、手のひらや足の裏に1^2㎜の小さな赤いぶつぶつができ、ぶつぶつが繋がって手のひらや足の裏全体が真っ赤になって腫れたようになります。

夏にはあまり発症せず、冬の初めから春先くらいまでに多く発症します。治るまでに1ヶ月程度とどちらかと言うと長くかかるのも特徴の1つです。

腫れはその後少しずつ引いていき、最後に皮がむけて完治します。足の裏にも同じような症状が出るため、水虫と間違われることもあります。

対策方法はある？
砂かぶれ様皮膚炎は、放っておいても自然に治ります。熱もまず出ませんし、出たとしても微熱です。

治るまでの期間が長いですが、良性で後遺症もないので、あまり心配する必要はありません。

ただし、かゆみが強いので、あまりにかゆがったり夜寝付けなくなったりした場合は、ステロイド入りの軟膏を塗るといいでしょう。

ステロイドは適切な量を適切な期間使う分にはそれほど心配がないので、取り扱い説明書の指示や医師の指示に従って使用してください。

人にうつりませんが、炎症がひどい場合は、その手で遊具をつかむと炎症が進んでしまう可能性があるので、外遊びは控えることをおすすめします。

また、溶連菌感染症や手足口病、接触性皮膚炎、異汗性湿疹などの、人にうつったり治療が必要になったりする病気と区別がつかないこともあるため、判断できないと思った時は皮膚科や小児科に相談してください。

志木朝霞の皮膚科を紹介

子どもが砂かぶれ様皮膚炎になって受診が必要になった時にあわてないですむよう、志木市・朝霞市の皮膚科を紹介します。なお、ここで紹介する医院は一例です。

志木市の皮膚科
●田口皮膚科医院
埼玉県志木市本町5丁目25-8　ドゥーセットビル3階

●はなふさ皮膚科志木院
埼玉県志木市本町5丁目25-8　ドゥーセットビル3階

●ここ肌クリニック
埼玉県志木市館2丁目6-11　志木ニュータウンペアクレセント204号

●志木ファミリークリニック
埼玉県志木市本町5丁目12-21　GRACE1F

※志木市の皮膚科の詳細はこちらから

朝霞市の皮膚科
●朝霞すみえ皮フ科クリニック
埼玉県朝霞市青葉台1丁目3-2 青葉台メディカルプラザ2F

●TMGあさか医療センター
埼玉県朝霞市溝沼1340-1

●あさかリードタウン皮フ科
埼玉県朝霞市根岸台3-20-1

●北朝霞皮フ科
埼玉県朝霞市浜崎1丁目2-10 アゴラ21ビル4F

※朝霞市の皮膚科の詳細はこちらから

砂かぶれ様皮膚炎は怖くない！

砂かぶれ様皮膚炎は手のひらや足の裏が真っ赤に腫れることがあるため、びっくりしてしまいますが、良性の皮膚炎なのであわてないでください。

治るまでに1ヶ月近くかかりますが、放っておいても治るので、まずは様子を見ましょう。

また、手足口病や溶連菌感染症などの病気との区別がつきにくい場合は、速やかに小児科もしくは皮膚科で診察を受けてください。