2021.8.22
家庭教育学級って知ってる?子育てノウハウを知るチャンスかも!
ママも育児の勉強中!
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
みなさんは、「家庭教育学級」をご存じですか?家庭教育学級は、親や子育てに関わっている大人の「学びの場」として解説・運営されている学習の場のことです。
この記事では、家庭教育学級とはどんなものか、どんなことを学ぶのかについて解説します。併せて志木朝霞の家庭教育学級についても紹介しています。
家庭教育学級とは?
家庭教育学級とは、子育ての悩みや親の子どもへの関わり方、子どもの成長に合った取り組み、教育上の留意点などを話し合ったり、親自身が教養を高めたりして、充実した人生を送ることができるようみんなで学ぶ場です。
文部科学省では、家庭と地域や学校を結びつける「家庭教育支援チーム」を保健師、ボランティア、教育員経験者、スクールカウンセラーなどから結成し、各家庭における保護者の精神的な負担や地域とのつながり、親子での学びや育ちの場を設ける活動をしています。
家庭教育学級もその1つで、保護者会などの多くの親が集まる機会を利用して、保護者の学びや成長をサポートしています。
各自治体ではこれらのサポートを受けて、保護者や子育てに関わる人に対しての学びの場を提供したり、一緒に取り組んだりしています。
どんなことを学ぶ?
家庭教育学級は、上記で解説したように、子育てに関するさまざまな悩みや情報、注意点などを学びます。
そのため活動内容は多岐に及んでおり、思春期の子育てのコツ、人間関係の築き方、心を上手にコントロールする方法などのハウツー系講座から、フォトフレーム作り、しめ飾り作り、ワイヤーリース作りなどの体験系、音楽会などの鑑賞系のものまでさまざまです。
志木朝霞の家庭教育学級について
では、志木市や朝霞市では、どのような家庭教育学級が行われているのでしょうか?
朝霞市の場合
朝霞市における活動の歴史は古く、昭和39年には朝霞第三小学校PTAの家庭教育学級が始まっています。
ですが、近年では共働きが増加したため、家庭教育学級も減少の傾向にあります。
そのため、参加者の負担を考慮し、参加者のニーズに合った取り組みを考慮したり、PTAと地域団体がそれぞれ発行していた報告を「Growing up!」と名付けた報告集に、まとめたりしています。
現在では、朝霞市は、家庭教育学級を活動するための補助金の交付、講師の紹介などの運営に関するいろいろな支援を、PTAやPTAに準ずる組織が行っている家庭教育学級やサークルで行っています。
家庭教育学級事業に参加しているサークルなどの団体には、「NPO法人あさかプレーパークの会」「キャンディキッズ」「ずくぼんじょ」「はぴちるバナナ」「ばんびーに」「もくもくの会」があります。
志木市の場合
志木市では、子どもたちの健全な成長や必要な生活習慣の習得、自立心の育成など心身の発達をサポートするために、「元気に育つ志木っ子条例」を作っています。
元気に育つ志木っ子条例では、インターネットやSNS、ゲーム、ドレーディングカードなどの適切な利用に関する講座を全学校で実施することが、市の義務の1つに挙げられています。
平成30年度では、これを受けてPTAが主催する家庭教育学級で、インターネットなどの適切な利用についての講演会を全校で実施しています。
また、インターネットやトレーディングカードなどが原因で起こる問題の相談窓口を設置したり、相談会を月に1度行ったりする、などの活動も行っています。
その他には、地域の方々と保護者や学校が連携して、お祭りや地域の行事などを利用して子どもたちの健全な育成に努めるなどの取り組みも実施されています。
家庭教育学級に参加して子育てのノウハウを学ぼう!
家庭教育学級は、子どもと親の成長を助け、子どもを育てるために必要な学びを参加者全員でディスカッションしたり、体験したりできる活動です。
親睦や趣味が目的で行われているものではありませんが、参加することで親自身も得ることが多い、大変意義がある活動の場です。
1人で悩んでいた子育ての悩みが改善できたり、参加者同士の横のつながりができて子育てを助け合って行ったりできることもあります。
とくに近年ではコロナ禍の影響で外部とのつながりが薄れ、子育てをすることに閉塞感を抱いている保護者の方が増えています。
こんな時こそ、家庭教育学級に積極的に参加して、子育てを有意義なものにしていきましょう。