2021.7. 5

子どもにもできる『SDGs』とは?家族で話し合ってみよう!

おうちで世界の将来について話し合ったことはある?

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

「SDGs」最近よくニュースなどでも耳にする言葉ですよね。

SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、地球を守るために、国連が「2030年までにやるべき」と定めた世界的な17の目標のことです。

これだけ聞くとグローバルすぎて自分たちには関係ないように思いますが、これは子どもたちの未来を守るとても大切な目標です。

難しく考えず、家庭でも参加でき、子どもにもできるSDGsの取り組みについて親子で話し合ってみませんか?

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持続可能な開発目標とは?

持続可能な開発目標と聞くと、とても難しい目標のように感じてしまう人もいるかも知れませんが、わかりやすく言うと「ずっと実行できそうな目標」のことです。

SDGsは、環境破壊や、貧困、飢餓、気候変動、経済成長などの世界が抱えている問題に取り組み、子どもたちの暮らす未来をよりよいものにするための目標です。

まずは目標をじっくり読んでみよう!

ママ、パパは、まずは、どのような目標が掲げられているかをじっくりと見てみてください。

そうすると、17の目標は決して難しいものではなく、誰しもが納得ができて身近なことから取り組むことができることだとわかります。

17の目標
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平等と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

子どもと一緒にできることを考える

17の目標が理解できたら、子どもと一緒に自分たちができることを考えてみましょう!

絵本を読んで考えるとわかりやすい

ママやパパが目標を子どもにもわかりやすく説明してもかまいませんが、子どもが小さくて興味を示しにくい場合は、絵本を使って考えるとスムーズにいきます♪

例えば、「ウミガメものがたり」(鈴木まもる著・イラスト、童心社)と言う絵本では、卵から孵ったウミガメの子どもが太平洋に出て、大きくなり子孫を残す様子が美しいイラストで描かれています。

この絵本では、大きなウミガメが海中にたまったゴミや網にからまって動けなくシーンがあります。

このシーンを見て、人間が海に残したゴミが海に暮らす生き物にどのような影響を与えたかを知ることで、14番の目標である「海のいのちを守ること」について考えることができます。

実行できそうな目標をどんどん考えてみる
SDGsがどういうことなのかを親子で理解できたら、自分たちの身の回りで実行できそうなことがないかを考えてみましょう♪

こんなことが考えられます

実行できそうなことには、例えば次のようなことが考えられます。

1.水を出しっぱなしにしない(目標6:安全な水とトイレを世界中に)
日本は世界でもめずらしく水がとても豊富なので、水に対する意識が国民全体で低めです。

歯を磨く時に水を出しっぱなしにしたり、コップに水を汲む時に必要以上に水を出したりしていませんか?

水がないと生きていけないこと、水は無限に出るものではないことなどを教えましょう。

子どもは、自分たちでできることとして、歯を磨く時やシャワーを使う時に水を出しっぱなしにせずに大切に使うことなどを考えつきます。

2.電気をつけっぱなしにしない(目標7:再生可能エネルギー)
電気は身近なエネルギーなので、子どもにも大切さがわかりやすいです。

私たちは夜になっても電気があるおかげで昼間と同じように行動できますが、世界では電気が使えない人もたくさんいます。

使ってない部屋の電気はこまめに消すことを目標にすると、エネルギーの無駄使いを防ぐことができますよね♪

3. ご飯を感謝しておいしく食べる3(目標2:飢餓をゼロに 3:すべての人に健康と福祉を 12:つくる責任つかう責任)
毎日ご飯をおいしく残さず食べることも、SDGsの目標に掲げることができます。

世界ではご飯をおなかいっぱい食べることができない人がいること、日本では食品ロスが問題となっていることなどを学ぶと、自然と残さず感謝しておいしく食べることの大切さを学ぶことできます。

4.うがい、手洗いをする3(目標3:すべての人に健康と福祉を)
コロナ禍で、うがいや手洗いが日常生活の一部として浸透してきました。

また、コロナだけでなく、さまざまな感染症から身を守るために予防接種を受けることが目標3に繋がることがわかると、子どもは一層うがい、手洗いを行い、予防接種にも理解を示すことができるようになります。

子どもと一緒にできることを少しずつ増やしていこう!

親だけでなく、子どもも自分ができることを行って自分の未来の世界を守ることができる、と理解することは、子どもの将来にとってもとても重要なことです。

子どもと一緒にできる身近な目標は、まだまだたくさんあります。

難しく考えずに今できることを少しずつ増やし、子どもが生きる未来の世界がよりよいものになるよう、親子で取り組みを続けましょう!

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