2021.7.20
子どものダイエットは必要?子どもの肥満の判断基準、ダイエット法などをご紹介
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
近年では、食生活やライフスタイルの変化によって、子どもの肥満が急激に増えています。
でも、「子どもはぽっちゃりしている方がかわいい」「子どものダイエットは身体に悪い」と思っている保護者の方は多いかもしれませんね。
そこで今回は、子どものダイエットは本当に必要なのか?子どもの肥満の原因や危険性、正しいダイエット方法を紹介します。
うちの子太りすぎ?と心配しているママはぜひ参考にしてくださいね!
子どものダイエットは必要?
成長期の子どもは体重が先に増えて、身長が後から伸びることも多いので、少し体重が増えたからと言って慌てる必要はありません。
しかし、明らかに肥満と見られる場合は身体に悪影響を与え、大人になってからもその影響が続くため、ダイエットや運動などで適正体重へ導くことが必要です。
少しの体重増加にピリピリする必要はありませんが、適正体重に戻らない場合は、注意して観察することが大切ですね!
子どもの肥満の危険性
子どもが肥満になると、どのような危険性があるのでしょうか?
子どもの肥満の70%は、将来大人になった時に「生活習慣病」を発症します。
また、子どもの頃についてしまった習慣は、大人になってから変えることが難しく、痩せにくい身体になってしまいます(T_T)
精神的にも、「自分は太っている」と自己否定感を強く持ち、対人関係が上手く行かなかったり自分に自信がなくなったりすることもあり、過度に太ったままで良いことは何1つないので、早めに改善しましょう!
子どもの肥満の原因
ではなぜ、肥満になっているのでしょうか?
子どもの肥満の原因は、遺伝的要素や持病などの体質を除くとほとんどの場合がカロリーの摂りすぎです。
つまり、運動不足、おやつやジュースの摂りすぎが原因で、摂取カロリーが消費かカロリーを超えているのです。
「親が肥満で体質が遺伝したからしようがない」と言う声を聞くことがありますし、成長期に一気に背が伸びて改善されることもありますが、遺伝的要素に加え、高カロリーの食事、甘いものの食べ過ぎ、不規則な生活など、親の生活が子どもに影響していることも多いのです。
ですから、心身ともに健康なのに過度に体重が増えてしまっている場合は、生活習慣や食生活を見直すことで、肥満を解消することができます。
ただし、中には糖尿病、脂肪肝、内分泌疾患などの病気が原因のこともあります。その場合は体調を一番に考え、体型を気にすることはありません。生活習慣や適度な運動の習慣がある場合には問題はあまりないと考えます。
このように病気が原因で痩せにくくなっている可能性もあるため、正しいダイエットをしても改善しない、明らかに体調が悪い、などの場合は速やかに医師に相談しましょう。
肥満かどうかの判断基準
日本小児内分泌学会によると、子どもの肥満は「肥満度」で判断します。
肥満度は、(実測体重-標準体重/標準体重)×100(%)で計算できます。
幼児の場合は、15%以上が太り気味、20%以上がやや太りすぎ、30%以上が太りすぎと判断されます。
学童の場合は、20%が軽度肥満、30%が高度肥満です。太り気味、太りすぎ、肥満と判断されたら、ダイエットが必要です。
ダイエットの方法
では、子どものダイエットはどのようにするといいのでしょうか?
成長期の子どもには必要な栄養素がたくさんあるため、無理な食事制限は禁物です。
無理なダイエットをすると、骨や筋肉の成長を損ねる、脳の働きが悪くなる、女の子の場合生殖器の発育を妨げ生理不順の原因となる、などの害を引き起こす場合があるので、注意してください。
子どものダイエットは、生活、食事、運動の3つのポイントを押さえることが大切です。
生活編
まずは、家族で規則正しい生活をすることを心がけてください。
決まった時間に起き、決まった時間に食事を摂り、決まった時間に就寝します。
朝食はしっかりと摂り、寝る前のお菓子や夜食をしないようにしましょう。
また、デザートとして甘いケーキ類やアイスクリームなどはしばらく控えるか、量を調節した方が良いかもしれません。
食事編
食事は次の4つのポイントを押さえてください。
●時間と量を決める
食事は1日3回、時間を決めて摂りましょう。また、大皿で好きなだけ取り分けるのではなく、1人前ずつ盛り付けて決まった量だけを食べるようにします。
バランスの良い食事を摂ることが大切ですが、その中で炭水化物を減らし、タンパク質や野菜を増やすように心がけるといいでしょう。
夜食を欲しがる場合、食事の時間と就寝時間が子どもに合っていないのかもしれません。子どもに合わせた時間を意識できると良いですね。早寝早起きをベースにして食事の時間を早めれば、おやつの量を調節しても夕食まで保てるでしょう。
●よく噛む
満腹感を得やすいようによく噛んで食べることも効果があります。難しい場合は、きんぴらゴボウやゴボウサラダなど、自然に噛む回数が増えるメニューを増やしてみましょう。
●おやつは1日1回
おやつは1日1回のみとし、大袋のものは取り分けます。共働きなどでおやつの時間にいない場合は、小袋のものを用意しましょう。
また、夜寝る前のおやつや食事は禁止です。
●ジュースはやめる
ジュースは糖分が多くカロリーが高いので避け、お茶か水に変えます。ジュースは水分補給には適していません。夏場も激しいスポーツをしている時以外はスポーツドリンクではなく、ミネラルの入った麦茶に変えましょう。
運動編
外で身体を動かすことが大切ですが、1人では難しいようなら親子でラジオ体操をするなど、子どもが楽しく身体を動かせるように導きましょう。
縄跳びは全身運動で、回数や飛び方にチャレンジすることでモチベーションが維持しやすく達成感も得られるのでおすすめです♪
激しい運動を続けることが苦手な子どもの場合は、一緒にウォーキングをするといいでしょう。
歩数計や歩く距離や歩数をカウントするアプリを使うと、楽しく続けることができます。
子どもが興味を示すようなら、スイミング、ダンス、バレエ、サッカーなどの運動系の習い事もおすすめです。
特にスイミングは、関節に負担をかけずに全身運動ができるので、ケガや故障が少なくおすすめの習い事です。
子どものダイエットを行う場合は、効果が早くでるように、と極端な食事制限をしたり、運動を強制したりしてはいけません。
極端に食事を制限すると、イライラが募ったり、友だちや祖父母の家に行った時などに、ものすごい勢いで食べてしまったりすることがあります。
知らないうちによそのお家でそんな振る舞いをしていたら...と思うとゾッとしますよね...。そうならないようにも、無理に制限したりはせずに、理由をしっかり説明して、徐々に見直していきましょう。
肥満になる前に防ぐことが大切
子どもの肥満は、ほとんどが親の食生活や生活環境に原因があります。
食べたいざかりの子どもにダイエットで辛い思いをさせないよう、日頃から親も規則正しい生活や食習慣を心がけ、肥満を未然に防ぐことが大切です。