子どもが嘘をついていたときは・・・
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
子どもが嘘をついていたと知ると、少なからずショックを受けますよね。どうして嘘をついたのかと、悩んでしまうママもいることと思います。
嘘をつくのはいけないことですが、実は中には問題にならない嘘もあります。そしてもう一つ、嘘をつきはじめるのは子どもが徐々に成長している証でもあるのです。
害にならない嘘・成長の証とは、一体どういうことなのか。その理由と、嘘をついたときの各対処法をそれぞれ紹介していきます。
子どもが嘘をつくのはどんなとき?
小さい子どもがつく嘘は、大抵は単純で可愛らしいもの。ママから子どもに優しく問いかければ、すぐにポロッと本音を明かしてくることが多いです。
また小さい子どもは頭の中で、よく「空想の世界」を作り出すことがあります。その空想話をあたかも現実で起こったかのように話をすることもあるのです。
こういった嘘は成長とともに次第に減少していき、落ち着きをみせるようになってくるでしょう。
8歳前後になると、小さい頃よりもさらに知恵・記憶力・想像力が豊かになり、嘘のストーリーを作り出すのがうまくなってきます。
自分の過ちを隠す嘘。大げさに話を盛った嘘。他にも相手を気遣った嘘や、期待を裏切らないための優しい嘘をつくこともあります。またママに構ってほしいがために、体調が悪いわけではないのに「しんどい」と訴えることも。
大きくなると「邪魔されたくない」「ママにバレてはいけない」と考えたり、願望が強すぎるあまりに、話を膨張したりすることもあります。
話の中に矛盾がなくなり、筋の通った嘘を生み出すのです。
見逃してよい嘘と、対処が必要な嘘との違い
子どもが嘘をつくのは、知恵・記憶力・想像力が向上しているからです。
嘘をつくのがうまい子どもは、過去の物事の記憶を辿って似通った情報をつなぎ合わせ、知恵をしぼって矛盾のない嘘を作り出します。また「空想の世界」を現実で起こったかのように話すのは、想像力が豊かになってきた証拠なのです。
しかし嘘が成長の証といっても、対処が必要な嘘もあります。以下からは、見逃してよい嘘・様子を見る必要がある嘘、対処すべき嘘との違いを解説していきます。
見逃してよい嘘
対処しなくてもよい嘘は、空想話や相手のことを考えて言った優しい嘘です。
空想話は、子どもが大きくなり現実との区別がつくようになると、自然になくなる嘘。優しい嘘をつくのは、相手の気持ちを察する能力が向上してきた証です。
この2つの嘘は、成長のために必要なものだと考えてよいので、優しく見守っていくだけで大丈夫です。
様子を見て対処する必要がある嘘
子どもの隠れた背景を考えて対処する必要があるものに、自分を大きく見せる嘘・両親に構ってほしいときにつく嘘があります。
自分を大きく見せたいときにつく嘘は、子どもの何らかの願望や気持ちが背景に隠れている可能性があります。例えば、やっていないのに「やったよ」といった、単純な嘘をつくことが多いでしょう。
両親に構ってほしいときにつく嘘は、さまざまな心理があります。「心配されたい」「学校に行きたくない」「褒められたい」「怒られたくない」。
こういった気持ちは子どもによって違うので、問い詰めないように優しく理由を聞いていくことが大事になってくるでしょう。
対処が必要な嘘
見逃さずすぐに対処する必要がある嘘は、人を騙そうとしてつく嘘・人に罪をかぶせる嘘・期待にこたえる嘘・何か隠したいときにつく嘘です。
人を騙したり罪をかぶせたりするのは、本人に「罪から逃れたい」「認められたい」という意識をもっていることが多いです。
そして嘘をつくのに成功すると、その後も繰り返し嘘をつく恐れもあります。これらの嘘は害のある嘘なので、しっかりと対処する必要があります。
また期待にこたえる嘘・何かを隠したいときにつく嘘というと、子どもの背景には深刻な理由が隠れている場合もあるでしょう。
例えば、両親の期待にこたえるためだったり、いじめられていることを隠して嘘をついて誤魔化したり、といったことが挙げられます。
背景を読み取るには、子どもを放任しないこと、子どもと話し合う機会をもつことが重要になってきます。
子どもが嘘をついたときの声のかけ方
では子どもが嘘をついとき、どういった声かけをすればよいのか。以下からは子どもが萎縮しない、適切な声かけを紹介していきます。
子ども目線に立つ
子どもが嘘をつく理由は何なのか。まずはそこを見極めるために、一度子ども目線に立って問いかけることがおすすめです。一方的に理由も聞かず叱ってしまうと、子どもの本心を聞き出せない可能性があるからです。
「友達をかばうために嘘をついた」「自分をよく見せたかったから嘘をついた」など、本当は何か嘘をつく理由があったのかもしれません。
子どもから理由を聞いた後も冷静に対処するために、問い詰めず子ども目線に立ったまま一緒に話をしていきましょう。
子どもに対して「嘘つき」と言わない
「嘘つき」と言ってしまうと、子どもの心はヒドく傷つきます。傷ついた子どもは、ますます理由や本心を話してくれなくなるでしょう。それどころか、叱られないためにまた嘘をつく恐れもあります。
子どもの嘘を知ってしまったとしても「嘘つき」と言わずに、どうして嘘をついてはいけないのかを、落ち着いて話をしていくことが大事になってきます。
すぐに謝罪を求めない
すぐに「謝りなさい」と言ってしまうと、子どもは「謝ったら許してもらえる」と判断してしまいます。
子どもに謝させるのは、理由を聞いてからにしましょう。そして理由を聞いた後は、「話してくれてありがとう」と一言添え、どうして嘘をついてはダメなのかを説明することが大事です。
説明に子どもが理解できたら、そのときに謝らせるようにしましょう。
子どもに本心を話してもらうためには?
子どもの本心を話してもらえるようにするには、話せる環境づくりを徹底することが大切です。
何かを隠しているようなら、「どうしたの?」と声をかける。子どもが悩んでいるときには、寄り添って話を聞いてアドバイスする。こうした環境づくりをするだけでも、子どもは心が軽くなり、本心をさらけ出しやすくなります。
また子どもの嘘を見破ったとしても、叱らずに冷静に対処しましょう。理由も聞かずに叱ってしまうと、その場から逃げだしたいという思いから、さらに嘘をつく恐れも。
嘘をついたのは、子どもなりに何か悩んでいることがあるのかもしれません。その背景を読み取り、本心を話してもらうためには、まずは子どもを安心させるような環境づくりにしていき、コミュニケーションをとっていきましょう。
子どもの背景を読み取って対処することが大事
子どもが嘘をつくことは、必ずしも悪いことではありません。しかし、嘘によっては対処が必要なケースもあります。
そのためには、まず子どもの気持ちや理由を聞いてみることが大事です。子どもの目線に立って気持ちを理解し、優しく寄り添えば、子どもも心を開きやすくなります。
ママの気持ち。そして、嘘をついたときの子どもの気持ち。お互いの気持ちを受け止めながら、より良い関係をつくっていってくださいね。