2021.3.12
昔とは違う傷の治療法!かさぶたを作らず傷口を直そう
現代、昔とは違う最新の治療法がある
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
今の親世代の人たちは、傷を治すのに「とりあえず絆創膏を貼っておく」「かさぶたが、自然に剥がれるのを待つ」といった方法をとることが多かったのではないでしょうか。
しかし最近では、かさぶたを作らずに治す治療法があることが判明したのです!
その治療法で処置にあたれば、なんと、傷を早く・キレイに治すことができるのだとか・・・!
今回は昔とは違う、最新の治療法を詳しく紹介していきます♪
かさぶたを作らずに傷を治す治療法とは
昔の世代の治療法といえば、まず傷口を洗って皮膚を乾燥させてから消毒液を塗って、上から絆創膏を貼る流れでしたよね。
しかし最近の治療法はその流れではなく、かさぶたを作らない「湿潤療法(モイストヒーリング療法)」という方法が注目されているのです。
湿潤療法とは、傷口から出てくる体液をそのままにしておき皮膚を湿った状態を保つことで、傷の再生を早く・キレイに治るように働きかけることができる治療法です。
今までの消毒液~絆創膏の流れだと、時間が経過してできた、かさぶたから傷が治っていくものと思われていました。けれども、それだと皮膚を再生する力がある体液が少なく、傷の治りも遅く、傷跡が残ることも多かったのです。
湿潤療法は傷口を乾燥させずに治療を行うので、皮膚の再生を妨げません。また、かさぶたを作らないことで傷跡も残らず、ジンジンとした痛みを感じることも少なくなります。
こちらの治療法なら、痛みに弱い子どもでも、すぐに傷の完治を目指すことができますね!
家庭で簡単にできる、湿潤療法のやり方
湿潤療法は病院に行かないとできない治療法のようですが、比較的家でも問題なく処置することができます。
そのためにも湿潤療法の正しいやり方を知っておき、子どもが傷を作ったときでもすぐ対処できるように、処置の流れを確認しておいてくださいね!
できた傷を水道水だけでキレイに洗い流す
傷口に細菌を入れないために、砂・ゴミなどの汚れは、しっかり水道水で洗い流しておきましょう。
キレイに洗い流しておかないと傷の治りが遅くなるほか、場合によっては皮膚の組織に入った砂・ゴミなどの汚れが色素沈着となって、跡になって残ることもあります。
また水道水で洗い流したあとは傷口が乾いてしまわないよう、湿った状態で保っておきましょう。
皮膚への密着性が高い、傷パッド・絆創膏を貼る
水道水で傷口の処置を行ったあとは消毒液を使わず、皮膚への密着性が高い、傷を覆う程度の大きさの傷パッド・絆創膏を貼ってください。密着性が高い傷パッド・絆創膏を使用することで、傷口の乾燥を防ぐことができます。
あとは傷口から出てくる体液が出てくるのを待ち、傷の治りを早くします。
傷パッド・絆創膏はそれぞれの商品にもよりますが、あせも・かぶれなどのトラブルを防ぐため、1日1回は貼り替えるとよいかもしれません。
また商品によっては、2歳以下の子どもに、傷パッド・絆創膏が使用できないこともあります。小さい子どもに使うときには、先に箱に書いてある使用上の注意をよく読んでから、傷口を覆うかの判断をしてくださいね!
このような状態のときは、病院で治療してもらおう
かすり傷のような浅い傷のときは湿潤療法がよいですが、大きく深い傷・腫れや化膿・強い痛み・血がいつまでも止まらないなどの場合は、安易に判断せず病院に駆け込みましょう。
湿潤療法ができるのは、傷口から出てくる体液だけで皮膚が再生できる範囲です。見た目で分かるほどのヒドい傷に湿潤療法を行うのは、むしろ逆効果になります。
傷がさらに悪化する前に病院に駆け込むか、判断が難しいときも迷うより先に医師に診てもらった方が賢明といえるでしょう。
正しい傷の処置で、子どもの肌を守ろう!
昔の世代とは違い湿潤療法という最新の治療法が出てきたことで、治りが遅くジンジンと痛む傷から解放されます!
この治療法なら子どもでも、いつまでも痛みを引きずって泣き顔になることも少なくなりますね!
正しく湿潤療法を行えば、ママでも比較的簡単に子どもの治療にあたることができます!もし次に子どもが傷を作ってきたら、ぜひ湿潤療法を試してみてくださいね。