スプーンの持ち方
スプーン上達への道は険しい?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
パパやママにご飯を食べさせてもらっていた赤ちゃんが自分で食べることに興味を持つようになったら、いよいよスプーンの出番です。
始めは興味のままに自由に持たせていても、すくいにくそうだったり口からこぼしてしまうのを見ると、正しい持ち方を教えたほうがよいのか気になってしまうもの。
スプーンを上手に使えるようになることで食事をする楽しさを覚えて、食べる意欲が増すことも多いですし、子どもにお行儀良くさせたいママにとっては間違った持ち方がクセにならないか気になりますよね。
今回は、スプーンの正しい持ち方と、トレーニング方法についてご紹介します♪
そもそもスプーンは何歳から使わせる?
スプーンの練習を始めるのは、離乳食完了期の1歳〜1歳半頃が目安です。
奥歯が生えて固いものも噛めるようになる上に、親指と人差し指でものをつかめるようになってくると、スプーンの練習スタートのサイン。
とは言っても個人差がありますので、必ずしもこの時期に始めなければいけないわけではありません。
子どもがスプーンやフォークに興味を持ち始めたら、まずは手に持たせてみるのがよいでしょう。
スプーンの持ち方は、上から握る手のひら握り(1歳)、親指と人差し指で上からつまむように持つ指握り(1歳~2歳)、鉛筆握り(2歳後半~)の順にステップを踏んで進んでいきます。
鉛筆握りでスプーンが持てるとその後のお箸や鉛筆を持つ練習もスムーズに移行でき、特に鉛筆を正しく持てると絵がうまくなるという子どもにとって嬉しいメリットもありますので、積極的に持ち方を教えてあげたいタイミングですね。
正しい持ち方のトレーニングは必要?何歳が目安?
手のひら握りや指握りが上手にできるようになったら、鉛筆握りもマスターしたいですが、子どもにどのように教えるのがよいでしょうか?
鉛筆握りができるようになるのは2歳後半くらいからですが、こちらも個人差があります。スプーンを使えてうまく口まで運べるようになっていたら、1歳からでもチャレンジしてみましょう。
鉛筆握りはまず、「指を鉄砲バーンの形にして」と伝えてみましょう。その手にスプーンをおいてあげ、親指と人差し指で支えるように握らせます。
最初は子どもだけではうまくできないことも多いので、食事のときに親子で練習してみるのがおすすめ。
スプーンにダブルクリップをつけて、親指を上から乗せ、クリップのえの真ん中に人差し指を乗せるとコツをつかみやすいですよ。
まだうまくスプーンを支えられないようなら、手遊びや砂遊びなどの手指の発達を促す遊びを取り入れると、必要な筋力を養うことができます。
うまくできなくても見守ることが大切
今回は子どものスプーン上達のためのトレーニング方法をご紹介しました。
スプーンの持ち方や食べ方は、親子でトレーニングすることも大切ですが、なかなか鉛筆握りができなくても焦る必要はありません。
子どもが発達のステップを少しずつでも踏んでいれば、親が熱心に指導しなくても自然と周りを見たりトレーニングを思い出したりして正しい持ち方を習得するからです。
日常生活で、つかむ・握る・離すなどさまざまな動作を行うことで、手先や指先の細かい動きがスムーズにできるようになり、それがスプーンの持ち方の練習にもなります。
そのため、スプーンの練習を嫌がる場合は身体のいろんなパーツを使えった遊びをさせて筋力や手先のトレーニングをしつつ、その後またスプーンに興味を示したら練習を再開しましょう。
他の発達ステップは進んでいるのに、スプーンの持ち方だけ手のひら握りや指握りからステップアップしない場合は、遊びの中で声をかけるのも有効です。おもちゃを代用して、一緒に鉛筆握りをしてみてもよいですね。鉛筆握りができると、その後お箸を使う時にも役に立ちますよ。
クレヨンやペンを鉛筆持ちさせてお絵かきをするなど、少し先のステップに進むことで一気にスプーン食べが上達することもあります。
スプーンの正しい持ち方を習得する上で一番重要なのは、子どものやる気やタイミングを尊重することです。
食事中に正しい持ち方をしなかったり食べこぼしたことで叱るのはNG。怒られると子どもは萎縮してしまい、チャレンジすることを恐れてしまいます。
こぼすことも立派な成長の過程なので、汚れるのは今だけと割り切って見守ることで、自然と正しい持ち方をマスターできますよ。
なによりスムーズに食べられるようになることで、家族で過ごす食事の時間を楽しいものと思ってもらいたいですね。