2020.9.28
どうして『ごめんなさい』が言えないの?実はこんな理由がありました
悩むママ・パパ多数
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
子供が成長していくうえで友達の存在はかなり重要です。小さな頃はママやパパと遊ぶだけで満足していた子も、大きくなるにつれて友達と遊ぶ楽しさを覚えてきます。
仲良く遊んでいる時はいいのですが、おもちゃの取り合いやけんかをした時は困りますよね。大人であればすぐに謝って解決できることも子供同士となるとそうはいかないケースが多々あります(-"-)
「どうしてうちの子はごめんなさいが言えないんだろう」と悩まれている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は謝れない子供の気持ちやどうやったら謝れるようになるかに迫ってみたいと思います。
3歳までは自由気まま
3歳までの子供は社会のルールが身についていないことがほとんど。
自由気ままに自分がしたいように行動しています。ほかの子が遊んでいるおもちゃを取り上げたり、遊具に並んでいる列に割り込んだりするのもそれが悪いことだという認識がありません。
それが悪いことだと認識できていなければ、いくら大人が謝りなさいと言っても謝ることはできませんよね。
3歳を過ぎると子供たちはだんだんと社会のルールを覚えてきます。
この頃になるといいことと悪いことの区別ができるようになりますが、まだまだ自分の気持ちが優先。自分が悪い場合でも意地を張ってしまい謝れないケースも出てきます。
わかっていても謝れない
自分が悪いと思っていても謝れない時、子供の気持ちは大きく分けると2パターンだと言われています。
1つは納得できていないパターン。例えば、叩いたのは自分が悪かったけれどその前に相手からいやなことをされている、おもちゃを取られたから取り返した等の場合は「自分だけが悪いわけじゃないのに」という気持ちから謝れないことも。
もう1つは気まずくて謝れないパターン。悪いことをしてしまったという気まずさやショックから謝れないこともあるんです。
このどちらのパターンでも大切なのは子供の気持ちに寄り添うこと。子供の気持ちを受け止めないことには先へは進めません。
どうして叩いてしまったのか、今どういう気持ちなのかを聞き、ママと一緒にだったら謝れるのか、もう少し時間が経ったら謝れるかも聞いてみるといいですね。
謝ればいいというものではない
子供同士がけんかをした時、相手の子が大泣きしたり親に言いつけたりするとつい「謝りなさい!!」と言ってしまいませんか?
しかし、子供の心が納得していないのに謝らせることはNG。
なぜ謝らなければならないのか納得できないと同じことを繰り返してしまいます。
また、とりあえず謝っておけばいいという認識をされても困ります。
一番避けたいのは「謝らないと大人が怒るから」と人の顔色をうかがうようになることです。
想像力を鍛えよう
自分が悪い時に謝れるようになるには想像力を鍛えることが有効だとされています。
絵本を読む時などに、どのような感想をもったか、自分ならどのような行動をするのかを子供が自分の言葉で話してみることにチャレンジしてみるといいですね!
これを繰り返すことで想像力を鍛え、相手の立場になって考えることができるようになるでしょう。
いかがでしたか。大切なのは口先だけの「ごめんなさい」ではなく、相手に対して申し訳なかったなと思う気持ちですよね。
適当に謝ってその場を回避するのではなく、自分が納得できない時は謝らないということも大切です。
社会で暮らすということは人と関わって暮らしていくということ。人との関わりにおいて「ありがとう」と「ごめんなさい」はかなり重要です。
時間がかかっても相手に悪いことをしたら謝れるようになるよう、たくさんの愛情をもって子供たちに教えていきたいですね。