子どもの写真をSNSに上げる前に!
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
お子さんの成長や近況を、家族や友人などにまとめて伝えるとき、SNSはとても便利です。一方、不特定多数が情報にアクセスできるSNSに子どもの写真を投稿することは危険なのではないか?という声も上がっています。
先日、指原莉乃さんがTwitterに投稿した話がちょっとした話題になりました。
指原さんがTwitterで芸能人に悪口を書いたことがあるかどうかを尋ねたところ、ある人が指原さんのマンションの場所を書いたことがあると、悪気なく書き込みました。
指原さんはかつて、その投稿に恐怖を覚え引っ越しまでしていたのですが、リプライをした人のアカウント写真が、自分と子どもの写真だったことから、とても驚いたようです。
少し極端な例かもしれませんが、SNSに子どもの顔写真をそのまま載せてしまうことについて、改めて考えさせられるニュースでした。そこで、今回は、SNSに子どもの写真を載せる際に考えなくてはならないことや危険性、載せる際の注意点について考えてみました。
写真を載せる前に考えなくてはいけないこと
SNSに人の写真を載せるときに、必ず気にしなくてはいけないのが、被写体になった人が持つふたつの権利です。「肖像権」と「プライバシー権」といって、写真を撮影された人の写真や私生活の様子がむやみに公開されたり、それによって不利益を受けたりしないための権利です。
他の人が写る写真をSNSに載せる場合は、相手の許可を必ずとる必要があります。許可がとれない場合や、写真に偶然写り込んだ人など、許可を取ることが難しい場合は、個人が特定されないように画像を加工するか、その写真を使わないという配慮が必要です。
幼稚園・保育園や学校によっては、トラブル防止のために、他の在校生が写った写真だけでなく、行事の様子や学校の内部の様子をSNSに載せないよう、保護者に注意喚起をしているところも増えています。
「自分の子どもなら問題がない」と考える人もいるかもしれませんが、家族による投稿であっても、子どもは自分の写真や私生活をむやみに公開されない権利を持っています。
子どもの写真を投稿する危険性
SNSでは最初に述べたような不用意な発言をしてしまうリスクもあります。仮に「炎上」などのトラブルが起きたときに、個人情報が公にされてしまうケースもあります。
最近では、犯罪などの加害者・被害者の写真にSNSの写真が使われることもあることから、ネット上の写真や個人情報は、比較的容易に他の人からアクセスできると言えます。
さらに、空き巣の多くがSNSを参考にしながらターゲットを決めるという話もあります。SNSによっては一緒にいた友達をタグ付けする機能や、場所を特定する機能もあります。写真を投稿するだけで、子どもの顔以外にも多くの個人情報を流しています。
一度、ネットに出た情報を消すのは困難ですし、子どもの写真をSNSに定期的に投稿していたら、子どもを危険にさらすことにもつながるのです。
子どもの写真を見て不快になる人も
子どもの写真を投稿することで、友達であっても相手が不快になるケースもあります。例えば、子どもを産みたくてもなかなか授からないという人にとって、SNSで誰かの子どもの写真を見ることはつらいものです。
他の人への配慮ばかりしていたら何も書けないという声もあるのですが、友情にヒビが入る可能性は考えなくてはいけません。
子どもの写真をSNSに載せる場合は
子どもの写真をSNSに載せる場合は、「全体に公開」しないことが大切です。SNSによっては、公開範囲を細かく設定できることがあるため、子どものことを直接知っている人に限定して、公開することもできます。(これなら、子どもが大きくなったときに投稿を見て怒ることもないですね。)
最近では、時間を区切って投稿を公表できる機能もあります。近況報告などで子どもの写真を載せたいという場合は、このような時間を区切った投稿もおすすめですよ。
また、失敗や悪口など、ネガティブなことは書かないようにしましょう。子どもが直接投稿を見なかったとしても、投稿を見た人から何か言われてしまう可能性もゼロではありません。ママさんにとって小さなことでも子どもは傷つくかもしれません。
リスクを考えるとき、「あるはずがない」と考えるよりも、「あるかもしれない」と考えるほうがリスクヘッジできます。大事なお子さんの写真ですから、あらゆるリスクを考えた上で、投稿の方法を考えるとよいですね。