2020.2.13

『早くして!!』一日何回言ってる?

「早くして」と言い過ぎていない?

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

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子育て中のママさんなら「早くして」と言ったことがない人を探す方が難しいかもしれません。幼稚園や保育園、学校へ送り出すとき、子どもが思いどおりに動いてくれないとき、家でも行く先々でもつい「早くして」と口走ってしまうものです。

子どもが「早くしてくれない」というのは、もはやママさん達にとって共通の悩みの一つですよね。しかし、逆に言えば多くの子どもが「早くして」と言われなければならないほど、「早くできない」ということです。どうすれば問題を解決できるのか、調べてみました。

子どもが「早くして」と言われる原因

子どもは大人ほど早くはできない
子どもは大人ほど手先が器用ではありませんし、大人ほど一つ一つの動作が慣れていません。洋服のボタンを付けたり靴を履いたりという動作は、毎日くり返している大人にとっては何の問題もありませんが、発達途中の子どもには難しいのです。

時間に余裕がない
幼稚園・保育園の送りや小学生の登校など、決まった時間に何かをしなくてはならないこともあります。ママさんが時間に余裕を持たずに用意などをしていると、ママさんが焦ってしまい「早くして」と言ってしまうこともあるでしょう。

一方、子どもの場合、大人ほど十分に計画立てて何かができるわけではありません。子どものためを思って「遅刻するよ、早くして」と言っても、「まだ大丈夫」と口答えされてしまうこともしばしば・・。子ども自身が時間に余裕を持って行動するのは難しいのです。

やるべきことの全体像が分かっていない
買い物などの後で、ママさんがやらなければならない家事や仕事を分かっていないため、買い物などでついのんびりしてしまう子どももいるのではないでしょうか。大人のやらなければならないことを子どもが想像するのは難しいことです。

小学生ぐらいになると、夏休みの宿題を後回しにして「早くして」と怒られる子どももいるでしょう。子どもにとっては、他の人の状況を想像するだけでなく、自分自身がやらなければならない仕事の全体量を把握するのも難しいのです。

「早くして」と言われ続けると・・・

「早くして」と叱られ続けることは、子どもにストレスを与えてしまいます。「なんであなたは・・・」という言葉などが加われば、自信をなくすことにもつながってしまいます。中にはストレスが同級生や下級生、下のきょうだいやペットへの暴力となるケースもあるようです。

また、「早くして」と言われ続けることで常に急いで何かをしようとする子に育つケースも。一つ一つの動作が雑になり、落ち着きがなくなるケースもあるようです。慌てて転んでケガをしたという話も聞きます。

たいていの場合、子どもは子どもなりに一生懸命何かをしようとしています。もちろん同学年の子どもと比べて人それぞれペースは異なりますが、子どもは子どもなりに考えて頑張っていると考えなくてはいけません。

「早くして」問題を解決するために

子どもに「早くして」と言わずに済ませるには、子どもの苦手な動作をサポートしてあげることと、ママさんが待つための時間的余裕を持つことの二つが挙げられます。

まず苦手な動作のサポートとは、時間が迫っているときなど子どもに全部をやらせるのではなく多少手伝ってあげるということです。着替えなどを目の前に用意して着替えやすくする、「○○する時間だよ」と教えてあげることなどです。

筆者は子どもが遅刻しがちなのに悩んでいたので、カレンダーの裏に朝食を食べ終える時間と家を出る時間を書いて、子ども自身が意識できるようにしています。3カ月ぐらいかけてですが、徐々に自分で時間を意識するように変わりました。

もう一つが、ママさんが時間的な余裕を持つこと。子どもと一緒に何かをするときは、色々なことをしようとするのではなく、待つための時間を用意します。子どもも丁寧に動作できますし、急なトラブルが起きたとしても、余裕を持っていれば慌てずに済みます。

失敗を体験させるのも・・・

中には「早くして」と言ったのに、子どもが遅刻をしたり宿題を忘れたりすることもあるでしょう。そういうときにママさんが「言うことを聞かないから」と子どもを叱るよりも、失敗を存分に経験させてあげるほうが子どもにとって考える機会を生むので効果的です。

ママさんが叱りすぎなくても、子どもは反省する機会を得ます。失敗から学んだことをどう生かすかという方向でフォローをしてあげると、子どもも自然と「早くできる」ようになりますよ。

とは言っても毎日忙しいママさん・・わかってはいるものの、気持ちと行動が合わないことがありますよね。すべてをうまく出来なくても『まあ、いっか!!』と開き直ってしまう事も大切かもしれませんね。

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