2020.2.15

ワンオペ育児ってなに?

「ワンオペ育児」を知ってる?

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

育児の悩みとしてよく聞く言葉に「ワンオペ育児」がありますが、どういう状態かご存知ですか。「ワンオペ」とは「ワンオペレーション」のことで、働いている人が1人しかいないのに全ての仕事を担当することです。「ワンオペ育児」とはママさん1人が育児も家事も全てをこなす状態のこと。

最近では「イクメン」という言葉も浸透し、パパさんが家事や育児をすることも当たり前のような風潮があります。ママさんが育児も家事も全てを担当している家庭は以前よりも減っているでしょうが、全てとは言わないまでも、家事や育児のほとんどをママさんが行う家庭は少なくありません。

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また、パパさんが単身赴任をしていたり、残業時間が長かったりと忙しい家庭では、ママさんが育児と家事の全てを担っていたとしても当然という雰囲気が生まれがちです。頑張り屋のママさんほど、1人で家事も育児も頑張ってしまうケースも見られます。

しかし、「ワンオペ育児」はママさんが疲れてしまうだけでなく、病気や虐待などの事案につながってしまう恐れもあるのです。「ワンオペ育児」の問題点や「ワンオペ育児」を解消するためにはどうしたらよいのかを解説していきます。

「ワンオペ育児」の問題点

「ワンオペ育児」は家事や育児のほとんどをママさんが担うことと説明しました。しかし、育児は24時間365日、休む暇がありません。特に子どもが小さいときほど、ママさんの睡眠時間が削られてしまうなどの問題が生じやすいです。

また、家事を完璧にやろうとするママさんほど、子どもが次から次へと部屋を散らかしたり汚したりするのにイライラしたりヘトヘトになってしまうことも。仕事であれば周りから評価を得ることもありますが、家事や育児は評価されにくく、終わりが見えなくなってしまいます。

中には仕事をしているママさんもいるでしょう。仕事をしている間は保育園に預けることができるかもしれませんが、仕事が終わってからは家事と育児が待っています。ママさん自身が自分のための休みを得ることは、遠い夢という家庭もあるでしょう。

「ワンオペ育児」をしているママさんは、子どもと離れる時間が少しもありません。

時々、ママさんが買い物に行っている間に小さな子どもが家の中で事故に遭うニュースが流れます。親が子どもから目を離してはいけないという指摘ももっともですが、ほんの短時間さえ、親が子どもと離れることができない状況を問題視し、目を向けていかなくてはなりません。

「ワンオペ育児」の解消法

「ワンオペ育児」になる原因は各家庭で異なります。中には経済的に自由が少なく、パパさんもママさんも長時間労働を余儀なくされているケースもあり、お金のかかるサービスを利用するという解消法を全ての家庭が利用できるわけではありません。

ここでは「ワンオペ育児」を解消するためのいくつかの方法をご紹介します。

1.家族の協力体制を見直す

パパさんに時間がある場合は、パパさんとママさんの協力体制を見直してみましょう。例えばどちらかが子どもを見ている間にどちらかが買い物をしたり、どちらかが子どもをおふろに入れている間に片付けをしたり......というように、家事と育児を分担するのです。

子どもを連れての買い物や、子どもを遊ばせながらの片付けはとても大変。どちらかが子どもを見ている間に買い物や片付けを済ませてしまうとよいでしょう。近くに両親が住んでいる場合は、おじいちゃん・おばあちゃんに育児をお願いするのも一つの方法です。

2.サービスや便利な道具を利用する

パパさんもママさんも忙しいけれど、経済的に若干の余裕があれば家事・育児をサポートしてもらうのがおすすめ。ファミリーサポートセンターだけでなく、最近は家事代行をするサービスもあります。また、買い物などは生協などの宅配にお願いするのも一つの方法です。

また、食洗機やお掃除ロボットなど、ママさんの家事の時間を短縮してくれるアイテムもあります。サービスや道具を上手に活用することで、ママさんにも余裕が生まれるかもしれません。

3.完璧に頑張るのをやめる

頑張り屋のママさんほど、家事も育児も一身に請け負ってしまいがち。また、部屋をきれいにしておかないとパパさんに申し訳ないというママさんもいるでしょう。しかし、子どもが小さいうちに家事を完璧にやるのは至難の業です。

料理を出来合いのおかずを買ってきたり、部屋が多少散らかったりしても、子どもがいるうちはしかたのないことです。「きちんとやらなきゃ」という意識を改善するだけでも、「ワンオペ育児」から抜け出せる道が見えてくるかもしれません。

4.睡眠・リフレッシュ休暇をとろう

「ワンオペ育児」の問題点は、ママさんが子どもと離れて休む時間がないこと。睡眠時間とリフレッシュのための休暇をきちんととるように意識することが大切です。特にリフレッシュのための休暇は、家族や周りの協力無しには実現できません。

どうしても周りの家族に頼れない場合は、保育園などの一時保育を利用してみるのも一つの方法です。保育園の一時保育では、リフレッシュのために子どもを預けることができますよ。

「ワンオペ育児」が危険だという意識を持とう

「ワンオペ育児」は問題が大きくならない限り、見すごされてしまう傾向があります。しかし、ママさんがくたびれきってしまうことは、少なからず子どもによくない影響を与えている可能性があります。

先ほども述べたとおり、「子どもから片時も目を離してはいけない」と言うのではなく、ママさんが全く子どもから離れて過ごす時間がないことが大きな事故につながるリスクがあるのだと意識して、「ワンオペ育児」を解消するよう努めていくことが大切なのです。

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