2020.2. 2

ノロウイルスについて知ろう

子どものいる家庭ではノロウイルスに注意

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

冬にかかる病気で気をつけなくてはいけないのが、ノロウイルスによる感染症。最近は冬だけではなく、1年中かかる可能性があるとも言われています。ノロウイルスは非常に感染力が強いウイルスで、誰か1人がかかると、家族に次々と移ってしまう危険があります。

お子さんのいる家庭では、ノロウイルスについて詳しく知っておく必要がありますよね。ここでは、ノロウイルスの感染源や症状、万が一家族がノロウイルスにかかってしまったときの対処法などをお伝えしていきます。

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ノロウイルスの感染源

ノロウイルスの感染経路は、経口感染です。しかし、ノロウイルスに汚染されている食品を直接食べたとき以外にも感染するため、注意しなくてはなりません。

まず、食品が感染源となるのは、牡蠣(カキ)をはじめとする二枚貝の食品を十分に加熱しないまま食べたときに起こるおそれがあります。二枚貝は体の中にノロウイルスがたまっていることがあるため、生や加熱が不十分なまま食べないように気をつける必要があります。

また、ノロウイルスに感染した人が調理中に食品をウイルスで汚染したときや、感染した人の便や吐しゃ物に含まれるウイルスが手指や空気を介して口から入ったときも感染します。中にはノロウイルスに感染しているけれども症状が現れていない人もいるため、注意が必要です。

ノロウイルスの症状・治療法

ノロウイルスは感染してから12~48時間を経て、突然37~38度の高熱や嘔吐下痢といった症状が始まるのが特徴です。特に嘔吐や下痢の症状は激しく、それに伴って脱水症状も起こります。激しい症状は通常1~2日程度続きます。

ノロウイルスに感染したときの特効薬はなく、対症療法がメインです。嘔吐や下痢も無理に止めず、嘔吐や下痢によってウイルスを排出することが大切だと考えられています。

しかし、小さな子どもがいる家庭の場合、脱水などによって症状が重くなりがちなことや、家族などに感染させないといった観点からも医療機関を受診し、きちんと医師の話を聞いたり、症状を抑える薬をもらったりするのが賢明です。

家族がノロウイルスにかかったときの対処法

家族がノロウイルスにかかった場合に気をつけなくてはならないのが、集団感染です。特に、みんなが使うトイレを介した集団感染には気をつけなくてはなりません。トイレを使った後、便座などをノロウイルスに効果がある除菌スプレーなどで拭いておくことも効果があります。

小さな子どもがいる家庭の場合、大人がトイレを使う前後やトイレ掃除をしたタイミングなどで、スプレーしておきましょう。

嘔吐で部屋の中を汚してしまった場合は、すぐに処理が必要です。ただし、二次感染を防ぐために処理をする人もマスクやゴム手袋、エプロンなどを使って体を守ります。最近では吐しゃ物などの汚物を処理するためのキットも販売されているため、家庭に置いておくと便利です。

汚れた衣類などは、バケツに塩素系漂白剤を薄めた液(5%で希釈)を入れて、つけ置きます。また、その後洗濯機で洗った後は、乾燥機で乾燥させるとウイルスの死滅につながります。

ノロウイルスにかからないためには

家族がノロウイルスにかかると、具合の悪い家族への対応や洗濯、さらに自分や他の家族がかからないための対応で、ママさんはくたびれてしまいますね・・。

ノロウイルスにかかる可能性が上がる冬は、二枚貝の食品を生で食べないように気をつけることはもちろん、日頃から手洗いなどを心がけることが大切です。また、生ものを扱った後の調理器具などについても、熱湯などで消毒すると効果的です。

辛いノロウイルスによる感染症には、万全の予防対策が欠かせないのです。

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