2020.1.15

気をつけよう!産後うつ・ママさんが相談できる場所

「産後うつ」は誰でもなる可能性がある

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

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「産後うつ」を知っていますか?子どもを出産した後、気分がすぐれなかったり、意欲が湧かなかったり、子どもがかわいく思えなかったりなどの、気分の変調が続くことです。ひどいケースになると、子どもの虐待など大きな事件へとつながるケースもあります。

「産後うつ」はこれまで精神的な病にかかったことのない人や、以前出産したことがある人でも、かかる可能性があると言われています。「産後うつ」になるママさんは10人に1人以上ではないかという報告もあります。

今回は「産後うつ」とは何かということや、出産を迎える前に知っておいてほしいことを特集します。

「産後うつ」とは何か

「産後うつ」は、出産後のママさんに見られる気分の変調で、マイナスの感情に苦しむ状態を指します。出産をしたばかりのママさんは、急激なホルモンの変化、体の変化に加えて、授乳のため睡眠不足に陥ります。そのような変化や疲れも、「産後うつ」の原因の一つではないかと考えられています。

もちろん、出産後はどんなママさんも疲れや体調の変化、普段と同じように家事などができないことへのジレンマを抱えると思いますが、気分の落ち込みが長時間持続し、心を占める状態が続くようであれば、「産後うつ」の可能性があります。

「産後うつ」は、自分ではなかなか気づかないもので、医師に相談をする前にマイナスの感情を他の人に言えず、苦しむママさんもいるかもしれませんが、気分の変調が見られれば、1カ月健診などの際に、医師や助産師に話してみるのがおすすめです。

「産後うつ」への対策

「産後うつ」は誰でもかかる可能性がありますが、できれば自分はかかりたくないと考えてしまいますよね。絶対に回避できるとは言えませんが、「産後うつ」を防ぐためにできることもいくつかあります。

周囲のサポートを得る

出産後1か月半から2か月ぐらいまでは、いわゆる「産じょく期」という期間で、体も妊娠前の状態へ戻ろうと変化し続けている状態です。特に出産後3週間から1か月までは、昔は布団を敷きっぱなしにして、家事なども人任せにして、授乳と休息にあてる習慣がありました。

現代でも、退院後3週間から1か月をめどに、家族のサポートを受けながら生活をするママさんも多くいます。第1子や、上の子が幼稚園に入らないぐらい小さいうちは、ママさんの実家に戻って生活をする人もいるでしょう。

上の子が幼稚園・小学校に通っている場合や、実家が遠い場合などは、ママさん・パパさんの親に家に来てもらって、家事をサポートしてもらう人もいます。

家族が遠方に住んでいてサポートを受けられない場合は、自治体のサービスを使うのもアリです。志木ではおっぱいケア訪問や、育児サポート事業を行っています。朝霞でも産後ケア事業を行っています。

このようなサービスは産後すぐしか受けられないわけではなく、出産から時間が経てばファミリーサポートセンターを通したサポートを受けることができます。また、民間でもママさんをサポートするサービスがありますので、利用してみるとよいでしょう。

パパさんと分担をする

出産後、パパさんが家事や育児に非協力的だと、それも「産後うつ」のリスク要因となります。ママさんの出産前に、簡単な料理を作れるようになったり、洗濯や掃除ができるようにしたりしておくことは大切です。料理が苦手な場合、宅配などのサービスを考えてもよいでしょう。

産じょく期は友達や会社の人と一緒に飲み会へ行ったり、ママさんの断りなしに自分の両親を家に招いたりする行為は、NGです。ママさんが1人で育児をする時間をなるべく減らし、周りに気を遣うことがないよう配慮する必要があります。

中には、パパさんが「産後うつ」のような気分の変化に悩むこともあります。そのようなときは、医療機関を受診するのがお勧めです。

流産や死産の「産後」にも注意!

「産後うつ」は、子どもを出産した後だけでなく、流産・死産の後でも起こります。しかし、一般的な出産は子どもの健康を考えて様々なサポートが用意されているのに、流産・死産の場合、サポートを受けることができず、ママさんは強い疎外感にさいなまれます。

流産・死産の後でも、十分に休息を取ることが大切です。また、つらい気持ちを相談することが大切です。

自分だけでつらさを抱え込まず、周りに相談したり、助けを求めたりすることが、何より重要ですよ。

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