2019.11.21

「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」それとも名前?兄弟姉妹なんて呼ぶ?

兄弟姉妹なんて呼ぶ?

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

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上のきょうだいのことを、「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ぶのが一般的と思いきや、最近ではきょうだい間でも名前で呼び合う子ども達が増えているようです。なぜ、きょうだい間での呼び方が変わってきたのでしょうか。呼び方によるメリット・デメリットを含めて、説明します。

「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばせるメリット

上の子を「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばせると、きょうだいの間でけじめをつけることができ、上下関係をはっきりとさせることができます。年が上のきょうだいを自然と手本にし、上の子も下の子に対して年長者らしく振る舞うことが期待できます。

日本では、学校などに入ると先輩・後輩の関係がはっきりとしています。上の子を立てるということを早くから教えることもできます。

「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばせるデメリット

中には「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばれることで、寂しい思いをした経験のあるママさん・パパさんもいるようです。もちろん下のきょうだいに呼ばれるからではなく、親から「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、我慢しなさい」と言われたことが悲しかったということのようです。

また、下の子は名前で呼んでもらえるのに、自分は家族に名前を呼んでもらえないと悲しい思いをする子どもも、中にはいます。きょうだいの中で差別をされているような気持ちになる子どもがいるということは、頭に置いておいたほうがよいでしょう。

全ての子どもではありませんが、中には「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばれたり、年長者らしさを強要されたりすることを嫌う子どももいます。きょうだいの仲が悪いときや、上の子が下の子に対して不満そうにしているときは、呼び方だけでなく対応を見直す必要があります。

名前で呼ばせるメリット

最近では「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」ではなく、名前で呼び合うきょうだいのほうが増えているという調査もあるようです。名前で呼ぶメリットは、友達のように対等に付き合うことができること。特に年の差が開いていないきょうだいならば、名前のほうがしっくりくるかもしれません。

子どもにとっても、親から対等に扱ってもらえていると感じることができます。家族に名前で呼ばれることが、自己肯定感につながるのではないかという意見もあります。欧米などでは、きょうだいのことを名前で呼ぶのが当たり前のようですね。

名前で呼ばせるデメリット

名前で呼び合うデメリットは、きょうだい間の上下関係をはっきりとさせることができないという点です。中には、頑張っているのに、下のきょうだいから尊敬されていないように感じる子どももいるようです。

中には、下の子から呼び捨てで呼ばれて嫌な思いをする上の子もいるようです。年が離れたきょうだいだと、名前で呼ばれることに違和感を覚える子どももいるようです。さすがに、下の子が上の子を呼び捨てしたときなどは、親が注意をするケースもあるようですよ。

子どもの個性に合わせた呼び方を

呼び方を調査していて発見したのは、名前で呼ばれたかったという上の子も、「お兄ちゃん」あるいは「お姉ちゃん」と呼ばれたかったという上の子も存在することです。子どもの性格や性別、きょうだい構成、年齢差、家庭環境などによって、人それぞれで正解がないということです。

また、子ども同士を敢えて名前で呼ばせているママさん・パパさんの中には、自分が上の子を経験してそこで学んだことを反映していることもあるようです。逆も然りで、「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばれたかったママさん・パパさんは、子どもにそう呼ばせる傾向があります。

どちらにしたほうがきょうだい仲がよくなるという正解はなかったのですが、強いて言えば上の子の希望をくみ取って叶えてあげることがきょうだい仲のよさにつながっていくと言えるでしょう。

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