2019.11.14

パパは家事する?パパの家事・育児参加を特集

「イクメン」にモヤモヤ

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

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「イクメン」とは、子育てに積極的なパパさんのこと。すっかりこの言葉は浸透しましたが、ママさんの中には「イクメン」という言葉にモヤモヤする人もいるのではないでしょうか。

例えば、家ではほとんど何もしないのに、帰省したときばかり育児を手伝う「イクメン」パパ。なのに、「最近は男の人も育児に参加して偉いわねえ」とねぎらいの言葉をかけてもらえるのにモヤモヤするママさんもいるようです。

あるいは、時々育児を手伝ってくれるものの、中途半端。結局、ママさんがやり直しをしなければならないケースもあるようです。たまに、子どもと遊んでくれたと思えば、遊び方がダイナミックを通り越して危険・・・ということも。

しかし、最近では共働きの家庭も増えていて、ママさんばかりが家事をするのは現実的ではないという状況になっています。今回、ステキライフでは子育て家庭の家事分担や、パパさんにきちんと家事をしてもらうためにはどうしたらよいのかを特集します。

日本のパパの家事参加は遅れている

2018年にリンナイが行った調査によると、日本の共働き家庭で、夫婦が家事を分担している家庭は56%で、諸外国と比べて最も低いことがわかっています。日本でもママさんが働く家庭は増えていますが、パートなど時短勤務のママさんが多いことも一つの要因でしょう。

市場調査メディアの「ホノテ」がマクロミルを通じて行った調査でも、共働き家庭の中で、家事をママさん・パパさんで分担できている家庭は3割程度。6割以上が、ママさんがほとんど家事をしているか、ママさんが中心となって家事をしていることがわかっています。

日本ではまだまだママさんが中心となって家事をするのが当たり前、世界的に見ても家事・育児に関してママさんの負担が大きいことがわかっています。

日本で「イクメン」が定着しない理由

日本でパパさんの家事・育児への参加が進まない背景に、戦後から1980年ごろまで男性が外で働き、女性が家庭を守るというように、性別によって役割分担が決められていたことがあります。その後男女雇用機会均等法が成立し、女性の社会参加は進みましたが、家事分担までは進んでいないようです。

日本ではパパさんが家事・育児を「手伝う」という感覚でいることもあり、当事者意識が欠けていると感じているママさんもいます。家事・育児を「手伝う」という感覚だからこそ、楽な家事ばかりつまみ食いをすることに苛立つママさんもいます。

また、「子どものためなのだから・・」という思いがあるからこそ、家事・育児の大半をママさんがやって当たり前と、家事を押しつけてしまうことに無自覚になってしまうケースもあります。

一方、家庭にいる時間が長いママさんも、家事を完璧にやらなくてはいけないという意識にとらわれてしまうことがあるようです。家事・育児は仕事と違って周りから評価を得にくい分野。外で働けないという負い目からも、過剰に頑張ってしまうママさんもいるようです。

パパさんに家事を協力してもらうには?

パパさんに家事を協力してもらうには、パパさんが当事者意識を持つということが欠かせません。子どもが生まれる前から、自分のことは自分で行い、人任せにしないという家庭環境を築いていくことも一つの方法でしょう。

すでにママさんが家事・育児のほとんどを行っている家庭では、具体的に指示を出して、できることを増やしてもらうのもよいでしょう。最初はママさんほど、きちんとできるわけではないかもしれませんが、根気よくパパさんを育ててみるのもよいですね。

どうしてもパパさんが家事・育児ができない場合は、食洗機やお掃除ロボット、洗濯乾燥機など、ママさんの家事負担を減らす道具を買ってもらうのもママさんの負担軽減につながります。

家事・育児に慣れていないパパさんを、ママさんの理想通りにしていくには時間と根気が必要です。しかし、少しずつ家事や育児への理解が進めば、ママさんが再び思い通りに働いたり、活躍したりできるようにもなるのではないでしょうか。少しずつパパさんの意識を変えてみませんか?

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