2019.11.13

「こ食」が増加!子どもの食事について考えよう

子どもの「こ食」をなくそう

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

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ママさん・パパさんが子どもの頃と、今とでは社会的な状況が大きく変わりました。働いているママさんの数が増える一方で、おじいちゃん・おばあちゃん世代と一緒に住む家族は減りました。日本の、家事・育児に関するママさんの負担は、諸外国と比べても大きいと言われます。

このような社会環境の変化は少子化問題の原因になっているだけでなく、子どもの食生活が乱れる原因にもなっています。「孤食」「固食」「個食」「小食」「粉食」「濃食」という6つの「こ食」をご存じですか。今回は、6つの「こ食」の問題について取り上げていきます。

6つの「こ食」とは

孤食」とは家族がバラバラで食事をすること、「固食」は決まったものばかりを食べること、「個食」は家族が異なるものを食べることです。「小食」は食べる量が少ないこと、「粉食」はお米ではなく小麦粉を使ったパンや麺類ばかりを食べること、「濃食」は味付けが濃いことです。

最近ではこの6つのほか、子どもだけで食事をとる「子食」、外食ばかりになる「戸食」、朝元気がなく朝食を食べない「虚食」を合わせた9つの「こ食」を問題だと考えることもあります。

これらの「こ食」は、栄養バランスを崩し、子どもの体の成長にも関わる恐れがあります。また、子どもの好きな食べ物にはハイカロリーなものも多く含まれるため、太りやすさや将来の生活習慣病のリスクにもつながっていきます。

中でも子どもが一人で食事をする「孤食」は子どもの心やコミュニケーション能力の成長を妨げるだけでなく、ほかの5つの「こ食」と関係が深いことから、注意が必要だと考えられています。

「孤食」「子食」の原因と問題

孤食」や「子食」は、食事を作るママさん・パパさんの怠惰が原因で起きているわけではありません。むしろ、ママさん・パパさんの負担が大きいことから、やむなく子どもが一人だけ、あるいは子ども達だけで食事をとることになっていることが多いです。

一方で、子どもにとっての食事は単に栄養だけをとればよいものではありません。食事の用意をして、同じものを一緒に食べ、それを片付ける動作を通して、食材に対する感謝や協調性といったことも学んでいきます。

もちろん、学校の給食などでも準備をしたり、一緒に食事をとったりする時間はありますが、家庭でもそのような時間がとれている子どもに比べると、できないことが多いことも予想されます。

志木・朝霞の子ども食堂

子どもの食事を作りたいけれども、仕事が終わるまで待たせていられないなど、もちろんママさんにも様々な事情があります。そのような状況のママさんにぜひ利用を考えてほしいのが「子ども食堂」です。

子ども食堂とは、子どもが無料あるいは安い値段で、栄養満点の食事がとれる場所です。ママさんと子どもで利用できるところもありますし、栄養ある食事を提供するだけでなく、子どもに居場所を提供してくれる場所もあります。

志木には「志木のまいにちこども食堂」、夏休みに利用できる「こどもランチルーム」朝霞には「わ・和・輪の会子ども食堂」「こども食堂ゆしゅまっふ朝霞」、「おへそ食堂」があります。

すべての地域の子どもが通いやすいわけではないのですが、ここ数年で数が急に増えていて、それだけ需要があると考えられています。もし、近くに子ども食堂がある場合は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

ママの負担を減らすことが大切

子どもの「こ食」を解決するためには、ママさんの負担の大きさを考えなくてはいけません。女性も男性と同じように仕事をする時代だからこそ、家事・育児の負担のバランスも見直されなくてはなりません。

家事・育児の負担のバランスを決めるのは、最終的にママさん・パパさんとなりますが、ママさんの負担が少しでも減るように、社会的な環境を整えることが求められています。助け合いができる社会になっていけるとよいですね。

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