2019.10.27

電車で子どもにスマホはあり?なし?知ってほしいママの気持ち

マナー違反の親が増えている?

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

「電車で子どもにスマートフォンを見せていたら、周りにひどく注意された」というママさんが増えているようです。年配の人の中には小さな子どもがスマートフォンを見ているのは、親の怠慢だと決めている人もいるようです。

一方、電車などでいきなり「子どもに注意をしろ!」と、周りから責められた経験を持つママさんもいるようです。偶然電車に乗り合わせた人からすると、親が無関心になったように見える人もいます。

しかし、ママさんには事情があってそうしているのかもしれません。親の怠慢と決めつける前に、ママさんの事情を想像してみませんか。

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なぜ子どもにスマホを見せるのか

電車や病院など、公共の場所では子どもが騒ぐのを不快に思う人も少なくありません。一方の子どもは・・・というと、何もしないでじっと待っているのは苦手です。スマートフォンでは子ども向けの動画などを見せることができるので、静かにしていてもらう目的で見せているママさんもいます。

確かに、電車で長距離を移動する場合など、じっとしている時間が長くなってしまうと、ついつい子どもは騒がしくなってしまうもの。新幹線や本数の少ない電車だと、降りて気分転換というわけにもいかないですよね。

また、中には発達障がいを抱えた子どももいます。聴覚過敏などの障がいがあると、周りの雑音などが耐えられず、パニックになってしまうこともあります。そのような傾向がある子どもを育てているママさんは、子どもの気をそらすために動画を見せたり、音楽を聴かせたりしています。

ママさんが注意しないのは無関心とは言えない

子どもがぐずったり、騒いだりしているときに、ママさんがしっかり注意していないように見えることもありますが、中には事情を抱えた人もいます。

例えば、叱ると逆に子どもが騒いでしまうとき、子どもが落ち着くのを待っているママさんもいます。特に、子どもがわがままを言っている場合、落ち着かせるために子どものわがままを聞いてしまうと、子どもはわがままを通したいときは騒げばよいと学習してしまいます。

中には子どもの手前、無関心を装うものの、周りに迷惑をかけないように気を張っているママさんもいます。そのようなママさんからすると、周囲の冷たい目線との間で板挟みになっていますよね。

また、小さな子どもの場合、おなかが空いたなどの不快感で泣くこともあります。これを解決するためには、目的地までの移動が必要です。「子どもがずっと泣いていて、かわいそう」と思う人もいるかもしれませんが、ママさんも必死かもしれませんよ。

ママさんを悩ませる「不寛容」の問題

公共の場でママさんに向けられる、冷たい視線の背景には、「不寛容」の問題が潜んでいます。「不寛容」とは、自分の考えややり方に合わないことがあると、平気で周りを批判したり、否定したりすることです。

例えば、都会で保育園を作ろうとしたところ、近隣の住民の反対に遭ってしまったというのもその例です。周りを批判する人からすると、自分の正義に従って、よかれと思って行動をしているのですが、周囲の状況への配慮が欠けているために周りを萎縮させてしまうのです。

自分ができたことであっても、子どもの性格や環境、時代が異なれば、思うようにできないこともあるかもしれません。このような問題を解決するための第一歩は、自分と周りが違うことを知ることだと言えるでしょう。

「お互い様」の気持ちを持とう!

「不寛容」の問題は、ママさんを当惑させるだけでなく、若い世代の人たちに子育てがとにかく大変そうだと印象づけることもあります。「不寛容」の問題は、少子化問題の解決を遠ざけることにもつながりかねません。

「自分が子どもだった頃や、子育てをしていた頃も大変だったかもしれない」というように、「お互い様」の心を持つことが、問題の解決につながっていくでしょう。

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