2019.6.24

「ギャン泣き」そもそもどんな状態?虐待と間違われない?

「ギャン泣き」がつらい

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

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小さな赤ちゃんやお子さんを育てているママさんのほとんどが、一度は「ギャン泣き」を経験したことがあるのではないでしょうか。「ギャン泣き」とは、子どもが激しく泣いて、手をつけられない様子のこと。原因がわからないこともあり、ママさんたちが疲弊してしまうことも。

中には、子どもが泣きやまず、周りの人に虐待を疑われるのではないかと心配しているママさんもいるかもしれません☆ここでは、子どものギャン泣きの原因や、ママさんができることを紹介していきます♪

子どものギャン泣きの原因

生まれたばかりの小さな赤ちゃんが激しく泣くのと、2歳以上の自我が芽生えた子どもが泣きやまないのとでは原因が違います。泣きやまないのには、どのような原因が考えられるのかを説明します。

乳児の生理的な欲求
生後1カ月ぐらいから生後半年ぐらいまでの赤ちゃんの場合、おむつがぬれている、おなかがすいたなどの生理的不快感を訴えるために、激しく泣くことがあります。また、風邪をひきかけているときや、調子の悪いときに泣いて訴えることもあるでしょう。

このような場合、不快の原因を取り除いてあげることで、赤ちゃんが落ち着くこともあります。また、抱っこして優しくゆらゆらと体を動かしてあげると、落ち着くこともあります。

赤ちゃんが不快感を訴えているのに、ママさんがなかなか気づけないものの一つに、厚着があります。小さな赤ちゃんの場合、風邪をひかないように厚着をさせがちですが、ギャン泣きがなかなか止まらないときは、厚着させすぎていないかどうかを見直してみましょう。

乳児の黄昏泣き(コリック)
生後2カ月~半年ぐらいの赤ちゃんに見られるギャン泣きに、「黄昏泣き(コリック)」があります。夕方ぐらいになると、ギャン泣きが止まらなくなる状態です。生後2カ月ぐらいから始まり、生後半年ぐらいには徐々に減っていきます。

黄昏泣きの原因は、腸の不調という考えもありますが、正確に判明していないようです。ほかに異常が見られなければ、医療機関の受診の必要はありません。赤ちゃんの場合、うまく眠れなかったり、疲れを感じていたりしても泣くことがあります。泣きやまないことにあまりイライラせずに過ごすとよいでしょう。

幼児の自我の芽生え
1~2歳になって、子どもに自我が芽生えてくると、「こうしたい」という意思がかなわないときに、子どもが泣きやまなくなることがあります。また、下の子どもが生まれたのに伴って、一時的に赤ちゃん返りをしてギャン泣きすることもあります。

「甘えたい」「自分でやりたい」「うまく気持ちが伝わらない」などが原因です。ママさんも気持ちがわからずにイライラしてしまうかもしれませんが、赤ちゃんが子どもに成長してきた証拠です。

子どものギャン泣きに悩んでいるときは

「イライラしないように」といっても、最善を尽くしているのに子どもが泣きやまなければ、ママさんは心細くなるものです。

もちろん、中にはギャン泣きをあまり経験しなかったママさんもいるでしょう。しかし、ギャン泣きの原因は、愛情不足など、ママさんに原因があるものではありません

厚生労働省では、赤ちゃんが泣きやまなかった場合の啓発DVDを作っています。DVDでは対処法をいくつか紹介していますが、何をやっても泣きやまなかったときについて、次のように案内しています。

いろいろ試して、それでも泣きやまなくても問題ありません。
もし泣きやまないことにイライラしそうなときは、
・赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、その場を離れて、自分がリラックスしましょう。
・少ししたら(長時間の放置はいけません)、戻って赤ちゃんの様子を確認しましょう
もし、発熱や嘔吐などの症状が出ていたり、心配な場合は、お医者さんに相談しましょう。
(厚生労働省 広報啓発DVD(赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~)より引用)


ギャン泣きに悩んでいる場合は、地域の保健師さんに相談してもよいですね。家族以外に、信頼して相談できる人を見つけておくと、ママさんも心細くならずに済みますよ。

ギャン泣きは成長の証拠

ギャン泣きは子どもの成長の通過点。後になって振り返ると、悩んでいたことを忘れてしまうかもしれません。どうか、悩みすぎないようにしてくださいね。

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