2019.5.24

子どもの視力大丈夫?近視の子どもが増加中!

子どもの目のお話

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

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5月の中旬から下旬になると、お子さんの健康診断の結果が届きますよね。その中で、最近、増えているのが視力検査で問題が指摘されることです。筆者も小学1年生の子どもが「C評価(0.3以上0.7未満)」の結果を持ってきて、週末に医療機関に行こうと考えていました。

近視が指摘されるお子さんも、「平成」の間に増えたと言われています。そこで、今回、ステキライフ編集部では、子どもの目の健康について、取り上げます。

3歳児検診で異常の早期発見を

生まれたばかりの赤ちゃんは、視力が未発達で、周りの世界が明るいか暗いかぐらいしかわかりません。生後2カ月ぐらいから徐々に周りが見えるようになり、3歳ぐらいで1.0、6歳ぐらいで大人と同じように見えるようになると考えられています。

3歳児検診では視力検査が行われます。家庭で視力検査をしますが、何度注意をしても視力が測定できない場合や、子どもが光を嫌がったり、目を細めてものを見たりする場合は、保健師さんに相談をするか、早めに医療機関を受診しましょう。

小さな子どもは弱視・遠視にも注意!

小さな子どもの場合、視力検査では問題がないものの、手元がよく見えないというお子さんもいます。遠視の状態ですが、それが原因で弱視になってしまう子どももいます。弱視とは、めがねなどで矯正しても、視力が1.0に満たないことを指します。

弱視の場合は、6歳未満であればめがねや片目を隠すアイパッチを使って矯正することで、効果を期待できます。逆に小学校中学年になってしまうと、思ったような効果が得られなくなります。変だなと感じることがあれば、早めに保健師さんか医療機関に相談しましょう。

近視の子どもが増えている!?

平成30年度(2018年度)の「学校保健統計調査」(文部科学省)によると、視力が1.0未満の小学生は34.10%、幼稚園児でも26.68%という結果になりました。

さらに、裸眼の視力が0.3未満の幼稚園児は1%未満なのに対して、小学生は9.28%、中学生は25.54%、高校生は39.34%でした。視力が0.7未満なのに視力を矯正していない小学生も14.22%でした。視力が0.3未満の小学生は、40年前の昭和54年(1979年)と比べると、4倍近くに上ります。

(参考URL)
学校保健統計調査ー平成30年度(確定値)の結果の概要:文部科学省
http://www.mext.go.jp/

近視については、親が近視だと子どもも近視になる確率が高まります。また遺伝的要素だけでなく、環境的要素もあると言われています。ゲーム機やスマートフォンで目を使うことが増えたこと、外で遊ぶ機会が減り、日光に当たらなくなったことなども、関係していると考えられます。

子どもを近視から守るために

子どもを近視から守るためには、正しい姿勢で本を読んだりテレビを見たりすることが大切です。また、目を酷使しすぎると、視力が落ちると考えられています。ゲームやインターネット・スマートフォンなどを連続して見せないよう、注意を促していきましょう。

めがねをかけると近視がより進行するという人もいますが、かけるときにかけないと、子どもの視力が余計に悪くなる場合もあります。見えにくいところを見るときだけ、めがねを使わせている家庭もあるようですよ。

また、適度に目を休ませること、外に出て日光に当たることなども、目の健康によいと考えられています。どうしても目を使う機会が多い場合は、目のまわりをあたためてあげることも効果的でしょう。

子どもは視覚から多くの情報を取り入れます。目の健康も子どもにとって大切なものといえるでしょう。ママさん・パパさんも日頃から注意してあげて下さいね。

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