よく笑う子の特徴と自己肯定感を育む環境
子どもの笑顔は、パパやママにとって何よりも嬉しいものです。
よく笑う子は、周囲に明るさをもたらすだけではありません。
内面的な充実感や高い自己肯定感を持っていることが多いです!
こんにちは!ステキライフ編集部です💕
・「よく笑う子の特徴」
・「よく笑う子を大切に育む方の特徴」
・「子どもの自己肯定感を高める具体的な方法」
3点を中心に紹介します✨![]()
よく笑う子の「心と行動」の特徴
よく笑う子には、生まれ持った気質もあります。
育ってきた環境や本人が培ってきた心の力が大きく影響しています。
その特徴をみていきましょう。
◆ 心の柔軟性とポジティブな視点
・ 好奇心旺盛で前向き
新しいことや変化を恐れず、積極的に関わろうとします。
失敗を「学びの機会」として捉える心の柔軟性を持っています。
・ 切り替えの早さ
悲しいことや嫌なことがあっても、長く引きずりません。
比較的早く気持ちを切り替えることができます。
これは、感情の調整能力が高い証拠です。
・ 他者への共感性:
周りの人の感情を察し、共有する能力に長けています。
他者の喜びや楽しい出来事に心から共感できるため、一緒に笑う機会が増えます。
◆ コミュニケーションと社会性の高さ
・ 豊かな表情とジェスチャー
感情表現が豊かで、言葉だけでなく表情やジェスチャーを使います。
それらを通じて自分の気持ちをはっきりと伝えることができます。
この開かれたコミュニケーションスタイルが、人を惹きつけます。
・ 適度な自己開示
自分の考えや感じたことを、素直に伝えることができます。
これにより、他者との間に信頼関係が築きやすく、のびのびと振る舞えます。
・ 協調性と遊び心
遊びの中でルールを守りつつも、その状況を楽しむ「遊び心」を持っています。
集団の中で自然と笑顔の中心になれる存在です。
◆ 内面的な安定と自己肯定感
・ 自分を信じる力(自己効力感)
「自分ならできる」
「頑張れば乗り越えられる」という自信があります。
この「自己効力感」が精神的な安定をもたらします。
小さな出来事にも安心して笑うことができます。
・ 安心感の獲得
家族や大切な人たちから、無条件の愛と受け入れられている「安心感」。
それらをベースにしています。
この心の安全基地があるからこそ、外の世界で大胆に振る舞うことができます。
よく笑う子を大切に育む方の「接し方」の特徴
子どもの笑顔は、育む環境に大きく左右されます。
よく笑う子を育てる親御さんや大切な方々(保護者、祖父母、教育者など)には、
共通した接し方や心構えが見られます❣
◆ 無条件の肯定と愛情表現
・ 存在の承認(Beingの承認)
「〜ができたから好き」ではなく、「あなたが、あなたであるから好き」。
というメッセージを常に伝えます。
成功や失敗に関わらず、子どもの存在そのものを無条件に受け入れます。
・ スキンシップと温かい言葉
抱きしめる、頭を撫でる、目を見て話すなどのスキンシップを大切に。
「愛しているよ」「大切な存在だよ」という言葉を惜しみなく伝えます。
・ 共感的な傾聴
子どもが話す内容や感情を途中で遮らず、まずは最後まで聴きましょう。
「そう感じたんだね」と感情をオウム返しするなど。
共感を示す傾聴の姿勢を持っています。
◆ 適切な期待と見守る姿勢
・ 挑戦と失敗を許容する環境
失敗を叱るのではなく、「よく挑戦したね」と過程を褒めます。
失敗から何を学べるかを一緒に考えます。
これにより、子どもは安心して次の行動に移せます。
・ スモールステップでの成功体験
子どもが達成可能な、少し頑張れば届く目標(スモールステップ)を設定します。
達成した際には大いに喜びます。
この小さな成功体験の積み重ねが自信を育みます。
・ 自分で選ばせる機会の提供
服を選ぶ、遊び方を決めるなど、子どもの年齢に応じた選択の機会を与えます。
その選択を尊重します。
「自分で決めた」という経験が、自己決定能力と責任感を育みます。
◆ 親自身が「楽しむ」姿勢
・ 家庭内のポジティブな雰囲気
パパやママ自身が、人生や日々の出来事を楽しんでいる姿を見せること。
子どもにとって最高の見本となります。
親の笑顔は、子どもに伝染します。
・ 笑いの共有
意識的に冗談を言ったり、一緒に面白い動画を見たりするなど。
家族で心から笑い合える時間と習慣を大切にします。
笑いは連鎖することを理解しています。
・ 自己肯定感の高い親の姿
親自身が完璧でなくても良いと自分を受け入れ、自分の機嫌を自分で取る努力をします。
自己肯定感の高い親は、子どもの自己肯定感も自然と高めることができます。
子どもの自己肯定感を高める7つの具体的な方法
自己肯定感とは「ありのままの自分を肯定し、価値あるものとして受け入れられる感覚」。
この感覚こそが、よく笑う子の安定した心の土台となります。
ここでは、ご家庭で実践できる具体的な方法を7つご紹介します。
① 結果ではなく「プロセス」を褒める
結果の良し悪しよりも、努力、工夫、粘り強さといったプロセスを具体的に褒めます。
「1時間も集中して取り組んだね」
「何度もやり直して、その粘り強さが素晴らしいよ」といった具体的なフィードバック。
子どもに「努力する自分に価値がある」と感じさせます。
② 「感謝の言葉」と「小さな役割」を与える
家庭の中で、子どもに小さな役割と責任を与えます
(例:お皿を並べる、犬の水を替える)。
そして、その行為に対して「ありがとう、助かったよ」と具体的に感謝を伝えます。
・ 子どもは「自分は家族に必要とされている」と感じ、自己有用感を高めます。
③ ポジティブな「リフレーミング」を教える
リフレーミングとは、物事の枠組み(フレーム)を変えて、別の角度から捉え直すこと。
・ 例:子どもが「私、計算が遅い」と言ったら、
「今はまだゆっくりだけど、間違いが少ないのは丁寧な証拠だね」と捉え直します。
・ ネガティブな特性を、ポジティブな側面として捉える練習を一緒に行います。
④ 感情を「認める」習慣をつける
怒り、悲しみ、不安などのネガティブな感情も。
抑え込まずに表現して良いことを伝えます。
「悔しい気持ち、よく分かるよ」
「悲しいときは泣いていいんだよ」と、感情そのものを無条件に受け入れます。
感情を安全に表現できる環境は、心の安定に不可欠です。
⑤ 失敗を「宝物」に変える「振り返りの場」
失敗した時こそ、自己肯定感を高める最大のチャンスです。
・ 「どうすればよかったかな?」と、子どもに考えさせます。
・ 「次はこうしてみよう」という次の行動を一緒に計画します。
・ 失敗を「成長のための貴重なデータ」として扱い、失敗への恐怖心を和らげます。
⑥ 肯定的な「Iメッセージ」で伝える
子どもに注意やお願いをする際、主語を「あなた」ではなく「私(I)」にする
「Iメッセージ」を使います。
・ NGな例(Youメッセージ): 「(あなたは)また部屋を散らかして!」
・ OKな例(Iメッセージ):
「部屋が散らかっていると、お母さんは悲しい気持ちになるな。片付けてくれると嬉しいな。」
・ Iメッセージは、子どもの人格を否定せず、親の感情や願いを穏やかに伝えます。
⑦ 比較の対象は「過去の自分」にする
他の子や兄弟と比較することは、自己肯定感を著しく低下させます。
子どもを褒める際には、過去のその子自身と比較します。
・ 「前はこれができなかったけど、今回はできるようになったね!」
・ 「去年よりひらがなが上手になったね!」
・ これにより、子どもは「自分は成長している」という実感を得て、
内発的な動機付けが強くなります。
まとめ
よく笑う子の特徴、そしてその子の笑顔を育む親御さん・大切な方の接し方には一貫して、
「無条件の愛と安心感の提供」
「適切な自己肯定感の育成」
2点の共通のテーマがあるように思います。
自己肯定感は、テストの点数や運動能力のように急に伸びるものではありません。
日々の生活の中での小さな言葉かけ、眼差し、態度の積み重ねです。
時間をかけてゆっくりと育まれていきます。
そのためには、パパやママも自分を大切にする時間をもつことが重要です。
ちょっとした楽しいや時間を作ることを心がけてみてください。




