2022.8.17
これっておかしいの?反抗期のない子の特徴や、親がとるべき行動をご紹介!
反抗期のない子ども
反抗期ってないといけないの?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
一般的に、反抗期は1歳半~4歳頃までに迎える「イヤイヤ期」と、思春期に迎える「第2次反抗期」の2つがあるといわれています。
反抗期は順調に心が成長している証しなのですが、中には反抗期がない子どももいます。
親としては、反抗期に手を焼くのも大変ですが、反抗期がないのも何かと心配になりますよね。
そこで今回は、反抗期がない子どもの特徴や、対処が必要なケース、親がとるべき3つの行動について詳しく解説します。
反抗期がない子どもにはどんな特徴があるの?
反抗期がない子どもの特徴としては、以下の4つが挙げられます。
親と価値観が同じ
反抗期は一般的に、成長するにつれて自我が芽生え、親と物事の価値観が異なることに反発して起こります。
親と子どもの価値観が似ている場合は、親に反抗する理由がないため、反抗期が来ません。
この場合は、親子のコミュニケーションが十分に取れていることがほとんどなので、とくに心配する必要はありません。
自己主張できない
親から暴力を受けていたり、精神的に支配されていたりする場合にも、反抗期が来ないことがあります。
この場合は、反抗すると親から心や身体にダメージを与えられるため、子どもは反抗しません。自己主張できないために反抗期がない場合は、あまり良い状況とはいえないでしょう。
親に依存している
親が何でも言うことを聞いてくれる子どもは、自分の意見や望みが何でも叶えられるため、反抗期がありません。
ただし、親が何でもやってくれるので、親に依存してしまいます。
優しい、穏やか、マイペースな性格
持って生まれた性格が、優しい、穏やか、マイペースな場合、人に左右されることなく争うこともしないため、親への反抗も少ないようです。
反抗期がないのが心配・・・大人になって大丈夫?
子どもに反抗期がないと、大人になってから悪影響や反動があるのでは・・・?と心配になるパパママもおられます。
上記で解説した子どもの特徴や性格のうち、親と価値観が似ている場合ともともとの性格が穏やかな場合は、心配する必要はないでしょう。
しかし、親の暴力や支配が原因で自己主張できない場合は、将来社会に出てからも自分の意思を周囲にうまく伝えることができない可能性があります。
また押さえつけられていたイライラが爆発して家庭内暴力を引き起こす場合もあるため、子どもに対する親の接し方の改善が必要です。
この他にも、親に極度に依存してしまうと自立心がなくなり、自分の進路や就職先を決めることができなくなったり、働く意欲がなくなって引きこもりやニート、鬱状態になったりすることもあります。
反抗期がない子を持つ親がすべき3つの行動
上記でも解説したように、親と価値観が似ている場合や、もともとの性格が穏やかな場合は特別な対処を取る必要はありません。
これまで通り、コミュニケーションを密に取ることを心がけていきましょう。
ただ自己主張できない子どもや親に依存している子どもの場合は、以下の対処が必要です。
子どもの意思を尊重する
まずは子どもの意思をたくさん聞くように心がけましょう。
「あなたはどうしたいの?」「何を食べたいの?」など、子どもに考えさせる問いかけをするように心がけてください。
また、子どもが「やってみたい」と望んだことは、道徳的、社会的にNGなことでない限りはできるだけやらせてあげましょう。
コミュニケーションをたっぷり取る
子どもが何か話しかけてきたら、家事や用事の手を止めてじっくりと聞いてあげてください。
子どもは自分の本音を親に聞いてもらうことができれば「自分を受け入れてもらった」と安心感を抱きます。
この安心感から本音を口にするようになる場合もあるため、本音を話すようになったら親のどんな対応が苦手だったのか聞いて、改善していきましょう。
愛情表現をするよう心がける
子どもを十分に愛していても、それが子どもに伝わらないと愛情を注いでいないのと同じです。
一般的に親の愛情を感じている子どもは精神的に安定し、家族や友人を大切にするようになります。
子どもが小さい場合はスキンシップを密にする、そうでない場合は「あなたのことが好きだよ」と口に出して伝えるようにしてみましょう。
反抗期には個人差がある
反抗期のあるなしや時期には個人差があり、早訪れる子どももいれば、遅い子どもや反抗期が来ない子どももいます。
反抗期がなくても心配ない場合と、対処が必要な場合があるため、自分の子どもがどちらのケースなのかをまずは見極めることが大切です。
親と価値観が似ている場合や、もともとの性格が穏やかな場合は問題ありませんが、親の暴力や支配が原因で自己主張できないケースは、この記事を参考に早急に適切な対策を講じてください。
対処が遅れると、性格形成に悪影響を及ぼす他、引きこもりや鬱状態になることもあります。