2022.8.14
子どもも注意!花粉症と果物アレルギーの不思議な関係!注意点や対策もご紹介!
口周りのイガイガは果物アレルギーが原因!?
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
果物を食べると口の中にかゆみがでる、果物アレルギー。実は果物アレルギーは、花粉症との不思議な関係があるのです。
そこで今回は、果物アレルギーについて詳しく解説します。果物を食べると口の周りがイガイガ、ムズムズする人や子育て中の方は、ぜひご覧ください。
果物アレルギーとは?
果物アレルギーは、果物を食べると口の中や喉、唇などにかゆみや腫れ、イガイガ、などの症状がでる病気です。こういったかゆみや腫れは、口腔アレルギー症候群の特徴的な症状です。
花粉症の人がなりやすく、花粉症患者のうち10人に1人が発症すると言われています。
幼児でも発症することがあり、症状をうまく親に伝えることができない場合もあるので、親は子どもの様子をよく観察することが大切です。
おかしいなと思ったら早めに医師の診察を受け、アレルギーがあるかどうかを判断してもらうことをおすすめします。
なぜ花粉症の人は果物アレルギーになりやすいのか
「ブタクサ」や「シラカバ」「ヨモギ」などの花粉には、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が含まれています。
果物の中には、これらの物質とよく似た構造のアレルゲンが含まれているため、花粉症の人が果物を食べると花粉が侵入したと体が勘違いしてアレルギー反応を引き起こすのです。
果物アレルギーの注意点3つ
果物アレルギーについては、以下の3つの点に注意が必要です。
花粉症でなくても発症することもある
果物アレルギーは、花粉症でない人も発症することがあります。
例えば、ゴムアレルギーを持っている人も果物アレルギーを起こしやすいと言われています。
また、喘息やアトピー性皮膚炎がある人や薬剤アレルギーがある人も果物アレルギーを起こすことがあります。
アナフィラキシーショックに注意
果物アレルギーの症状は上記で解説したように口の中や周りのかゆみ、イガイガが主ですが、中にはじんましん、息苦しさ、血圧の低下などの重い症状があらわれる「アナフィラキシーショック」を引き起こすこともあります
症状が軽いからと食べ続けるのは危険
症状が軽いから大丈夫だと判断して、アレルゲンがある果物を食べ続けると、症状が重くなることがあります。
どんな果物がアレルギーを引き起こしやすいのか
果物アレルギーを引き起こしやすい果物には、次のものがあります。
似た構造を持つ花粉も一緒に記載していますので、花粉症の人はとくに参考にしてください。
●トマト・・・スギ
●リンゴ、サクランボ、モモ、キウイ、マンゴーなど・・・シラカバ・ハンノキ
●メロン、スイカ、バナナなど・・・ブタクサ
●マンゴーなど・・・ヨモギ
●メロン、スイカ、キウイ、オレンジなど・・・イネ
果物アレルギーへの対処法5選
果物アレルギーに対する対処法としては、以下の5つが挙げられます。
アレルゲンを含む果物を食べない
最も効果のある方法は、アレルゲンを含む果物を食べないこと。アレルゲンが分からない場合は、病院でアレルゲンを特定する検査を受けるといいでしょう。
ほんの少しだけ舌にのせてみる
アレルゲンが分からない場合や不安な場合は、食べる前にほんの少しだけ舌の上にのせ、ピリピリした刺激を感じるかどうかを調べてみるのも方法の1つ。
刺激を感じた場合は、食べるのを止めてください。
加熱や冷凍をして食べる
果物アレルギーの原因となるアレルゲンは、加熱すると分解されるため、アレルギー反応を最小限に抑え込むことができるようです。ちなみに冷凍しても同じ効果が期待できる、と言われています。
ただ「ラテックス-フルーツ症候群」に関係するバナナやイチジク、メロン、マンゴー、パパイヤといった果物は、加熱しても分解されにくいと言われているため、食べないことがやはり重要です。
抗ヒスタミン薬を飲む
かゆみが強い時は、抗ヒスタミン薬を飲むと症状が緩和されるようです。
しかし抗ヒスタミン薬を服用すると、眠気や判断力・集中力の低下などの副作用が発生する場合があるため、注意が必要です。
花粉症を改善する
花粉症が重症の人は、花粉症を改善すると果物アレルギーも改善することがあります。
医師の診断を受けて治療したり、食生活や生活習慣を見直したりして花粉症を改善しましょう。
アレルゲンを知って適切に対処しよう
果物アレルギーを予防する方法として最も効果があるのは、アレルゲンを含む果物を食べないこと。不安な方は、病院に行ってアレルゲンを特定すると良いでしょう。
また子どもは症状をうまく親に伝えることができない場合もあるので、親は子どもの様子をよく観察することも重要でしょう。