親子喧嘩
こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
どんなに仲のよい親子でも「喧嘩をしたことがない」という家庭はほとんどありません。
親子で喧嘩をすること自体は相手の考えや価値観を知る機会の1つでもあるので、そう悪いことではありません。
ですが、対応が悪いと親子の仲が悪くなったり、子どもに一生消えない心の傷を与えてしまったりすることもあります。
そこで今回は、親子喧嘩の原因や対処法について詳しく解説します。普段から親子喧嘩が多くて困っているパパママも、あまり喧嘩をしない、と言うパパママも、ぜひ参考にしてください。
親子喧嘩をしてしまった場合、仲直りはどうすればよい?
親子喧嘩をしてしまった場合の1番の悩みところは、仲直りの方法ですよね。
「言い過ぎたかも・・・」「こんな雰囲気のままでは嫌だな・・・」と思ってもなかなか自分から言い出せなかったりします。
時間が経てば経つほど仲直りしにくくなることがほとんどなので、できるだけ早く仲直りしましょう。
ただし、まだ頭に上った血が下がっていない場合は、少し時間をおいた方がよいこともあります。
仲直りには、次の方法がおすすめです。
面と向かって素直に謝る
親であっても自分に非がある場合は、素直に子どもに謝りましょう。
親が素直に謝ると、子どもはその姿を見て「自分が悪いと思ったら素直に謝る」ことを学びます。
謝る時は、「私も悪かったけど、あなたも悪かったよね」などと責任逃れをするのではなく、「さっきはごめんね。心配ずっとしてたからつい、エスカレートしちゃった」など、素直な気持ちを伝えましょう。
LINE・メール・手紙で謝る
思春期くらいの大きな子どもが相手のとき、面と向かって謝りにくい場合や、面と向かうと思ったことを相手に伝えることが難しい場合には、LINEやメール、手紙などで謝るのもおすすめです。
文字にして書くことで、冷静に自分の気持ちを伝えることができます。
きっかけを作る
晩ご飯にオムライスを作って、ケチャップで「ごめんね」と書いたり、子どもの好物を作ったりして謝罪の気持ちを伝えます。
外食に誘う、子どもの好きなお菓子や小物などをプレゼントする、なども会話のきっかけになります。
会話がはずむと自然と仲直りできますよ。
挨拶をする
喧嘩後会話がなく、お互いに気まずい気持ちをなかなか切り替えることができない場合は、「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえり」などの日常の挨拶をしてみましょう。
子どもの返事が返ってこなくてもムッとせずにいつものように明るく声をかけていると、子どもの気持ちも徐々に治まってきます。
年代別の喧嘩の原因や対処法
一口に親子喧嘩と言っても、子どもの年齢によって原因や対処法が異なります。
子どもの年代に合った対処法を取ることで、親子喧嘩を円滑に終わらせることができます。
小学生の場合
子どもが小学生の場合、親子喧嘩は生活習慣を守らないことや宿題や手伝いなど家庭で決めたルールを守らないことが原因となることが多いです。
同じことが原因だとついイライラして言葉数が増えたり言い過ぎてしまったりしがちなので、脊髄反射で叱らないように心がけましょう。10数えてから言葉をかけるよう心がけるのも効果的です。
「ルールを守らない人間になって欲しくない」「決めたことを守って貰えなくて悲しい」など、素直な気持ちを伝えるといいでしょう。
中学生の場合
中学生は反抗期を迎えて、喧嘩の回数が増えがち。子どもが親の言うことを素直に聞かなくなってイライラすることも多いですが、成長の証しだと思ってゆったり構えましょう。
干渉しすぎるとかえって反発をまねくので、少し距離をおいて、「あなたのことを心配しているよ」と言う気持ちを言葉で伝えましょう。
また、直してもらいたいことがある時は、丁寧な言葉で直して欲しい明確な理由を添えて伝えることが大切です。
高校生の場合
高校生になると子どもの心の成長も著しく、喧嘩の回数も減ってきます。
子どもが自分で考えて解決する方法を探すことも増えるので、子どもの話をよく聞いてあげましょう。
門限や携帯の使い方、化粧をする、しないなど、親が高校生の時とは時代が変わってしまっていることも多いので、子どもと一緒に「我が家のルール」をあらかじめ決めておくと、喧嘩の原因が減ります。
言ってはいけないこと
喧嘩をしてカーッとなっても、絶対に言ってはいけないことがあります。
言ってはいけないことを言ってしまうと、子どもの心に深い傷を与えたり親子関係が元に戻らなくなってしまったりすることもあるので、注意が必要です。
言ってはいけないことは、以下の3つ。
子どもの人格や存在を否定する言葉
「どうせあなたには無理よ」「生むんじゃなかった」「あなたの言うことは信用できない」など。
トラウマの原因となったり親に対する不信が募ったりします。
過去の喧嘩を持ち出す
喧嘩をしているうちにエスカレートして、「この前もそうだった」「あの時はこうだった」など、過去の出来事に対しても叱ってしまうことがあります。
叱っている方は繋がっている話だと思っていますが、叱られた方にとっては今の喧嘩と関係ないことまでも叱られている、と受け取り、指摘されたことを受け入れられなくなります。
他の人と比較する
「お兄ちゃんはこんなことなかったのに」など、兄弟と比較して叱るのはやめましょう。同じく「隣りの〇〇ちゃんは」など人と比べるのも良くない叱り方です。
子どもは劣等感を抱えたり、「自分は愛されていない」と自己否定が強くなってしまったりすることがあり、健やかな心の成長のさまたげとなります。
親子喧嘩はお互いの成長に必要なこと
冒頭で述べたように、親子喧嘩はお互いの価値観や考えを確認することができるのでそう悪いことではなく、間違った対処さえしなければ深刻になることはないでしょう。
子どもが危険な事や悪い行いをした時にはすぐに叱ってもよいですが、自分の思い通りにならないからといって叱るのは子どもをコントロールしようとしているのと一緒で親子喧嘩とはいえません。
子どもも1人の人格を持った存在です。一方的に頭ごなしに叱るのではなく、お互いの成長のためになる親子喧嘩をしましょう。