学生服の汚れの度合い

一般的に、学生服は黒や濃紺など色が濃いので汚れが目立ちません。

価格も高額なものが多いため、洗い替えがないことも多く、ついつい学期末まで放置しがちです。

ですが、ライオン快適生活研究所学生高額研究所が行った実験では、次のことが判明しています。

女子校生20人に白い学生服を着用してもらい、汚れの度合いを調べたところ、袖口は着用後1週間、肘やポケット口は1ヶ月で見て明らかに汚れているとわかる程度の汚れが付着していました。

目に見えないだけで、学生服も普段着る服と同じように、しっかりと汚れているんですね。

学生服を洗う頻度

では、実際に学生服はどれくらいの頻度で洗われているのか、見てみましょう。

意外にいる！毎日洗い派
「学生服は思ったよりも汚れが激しいので毎日洗う」というママは意外に多いようです。

近年では、自宅で気軽に洗える学生服が増えているのも理由の1つ。

また、「コロナの感染防止のために毎日洗う」というママさんも見られます。

週1~3回派
毎週末に、土日を利用して洗うママも多いようです。土、日と2日あれば、天気が悪くても乾燥機の利用などで洗うことができます。

週に2~3回洗う場合は、毎日洗濯派と同様に洗い替えを用意する必要がありますね。

学期が終わるごと派
以前は圧倒的に多かった、学期が終わるたびに洗う派。洗い替えの用意がないと、クラブ活動などで土日も登校する場合は必然的にそうなることもあります。

汚れが気になったら洗う派
「汚れが気になってきた」「暑くなってきて汗をかくようになった」と思ったら洗う、というママもいました。

洗わなくてよい理由がある派
制服を頻繁に洗わなくてもよい場合もあります。

高校になると、制服を毎日着なくてもよい学校もあります。その場合は、始業式と修了式、テスト時などに着るだけなので、学期が終わったり、着るたびにクリーニングに出したりするだけで十分なのです。

学生服の洗い方

こうして見てみると、思ったよりも学生服を頻繁に洗うママは多いようですね。

そこで次は、学生服の正しい洗い方を紹介します。

洗濯表示を確かめる
まずは、学生服に付いている洗濯表示を確かめてください。洗濯表示に洗濯機が可能とあれば、洗濯機で洗うことができます。

手洗い表示の場合は洗濯機ではなく手洗いで、水を使った洗濯はできないという表示がある場合はクリーニングに出す必要があります。

なお、洗濯表示は2016年より表示される絵が変わっているので、注意してくださいね。

洗濯機で洗う
「洗濯機で洗える」と書いてある制服も、通常の洗濯コースで洗えるものと弱流水コースでのみ洗えるものがあります。

間違った方法で洗うと制服が傷んだり、元の状態に戻らなかったりするので、まずは洗濯表示をよく確認してくださいね。

また、洗剤に「中性指定」がある場合は、中性洗剤を利用することも忘れずに。

手洗い
手洗いの場合は、洗濯機を使わずにたらいなどで中性洗剤を使って洗ってください。

上手に洗うコツ

学生服の洗濯は、そのまま洗濯機やたらいでジャブジャブ洗ったらOK、ではありません。

学生服を上手に洗うには、次の点に注意する必要があります。

洗濯前にポケットをチェック
洗濯前にポケットを調べて、中を空にします。また、取れかけのボタンやほつれがないかも調べ、あった場合は直してから洗濯してください。

そのまま洗濯してしまうとボタンがなくなったり、ほつれがひどくなってしまったりする可能性があります。

学生服単独で洗う
糸くずなどが付着することがあるので、洗濯する場合は学生服だけで洗いましょう。

洗濯機の場合は裏返してネットに入れる
洗濯機で洗う場合は、ファスナーやボタンを留めて形を整え、裏返してネットに入れると型崩れを防げます。

汚れが激しい場所は部分洗いする
袖口や襟などの汚れが激しい場所は、石鹸などで部分洗いをしてから洗うと汚れをキレイに取ることができます。

ぬるま湯で洗う
洗濯機でも手洗いでも、水温は30度くらいがおすすめです。

洗剤は中性洗剤を使う
学生服を洗う場合は、おしゃれ着洗い用の中性洗剤がおすすめです。

とくに中性洗剤指定の場合やウールが混ざった学生服を洗う場合は、必ず中性洗剤を使いましょう。

学生服は月に1度を目安に洗濯しよう！

学生服は汚れが目立ちにくいだけで、意外に汚れています。

汚れの程度は個人差がありますが、一般的に夏は半月に1度、冬は1ヶ月に1度を目安に洗濯することをおすすめします。

汚れが気になる場合は毎日洗うこともできますが、洗濯頻度が高いと色あせする場合もあるので、注意が必要です。

制服の汚れ具合に合わせて適度に洗濯し、清潔な学生服を着せてあげましょう。