2021.7.22

小中一貫校ってどうなの?メリットはある?

最近話題の公立の一貫校!

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

近年では、小中一貫校が増えています。小中一貫校とは、義務教育である小学校と中学校をこれまでのように別々にせず、9年間を通した教育ができる学校です。

「どんな教育が行われるの?」「メリットやデメリットが知りたい」「志木と朝霞にもあるの?」と思われるママさんも多いのではないでしょうか?

そこで今回は、そんなママさんたちの疑問に答えるべく、小中一貫校について紹介します♪

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公立でも小中一貫校?

小中一貫校は私立しかないのでは?と思うママさんも多いかもしれませんが、公立もあります

小中一貫校には、次の3つのタイプがあります。

施設一体型・・・同じ校舎の中で小・中の教育が行われる

施設隣接型・・・隣接する小学校と中学校が連携して教育を行う

施設分離型・・・離れた場所にある小学校と中学校で一貫した教育を行う

小学校と中学校は同じ地域にあるところが多いので、公立の小中一貫校が全国で徐々に増えつつあります。

そのメリットはある?

小中一貫校には、次のメリットがあります。

長期的な教育ができる
小中一貫校では、9年間を通したカリキュラムを組むことができます。

そのため、今までのような6・3制にとらわれず、長いスパンでの教育ができるようになります。

2020年には小学校の英語教育が導入されましたが、9年間のスパンでより効率的に英語教育に取り組むことも可能です。

また、子どもを長く見ることができるので、1人ひとりの成長に合わせた教育ができることも大きなメリットの1つです。

よりきめ細やかな対応が期待できるので、ハンディキャップがある場合や、成長が遅めな場合でも、安心ですね(*_*)

中1ギャップを解消できる
中1ギャップとは、中学1年に進級した際の急激な環境の変化や勉強内容の変化のこと。

この変化についていくことができず、いじめや不登校、急激な成績の低下などが増えることが、問題となっています。

小中一貫校なら、急激な環境や学習内容の変化がないので、中1ギャップを回避できるのです。

予算を抑えることができる
地方の学校では、少子化によって運営が難しくなっているところが増えています。

自治体は、学校が分散しているよりもまとまっている方が予算を抑えることができるため、「小中一貫校」という形で統廃合を進めることができます。

デメリットはある?

メリットがいろいろある小中一貫校ですが、デメリットもあります。

環境の変化が少ない
小中一貫校の一番のデメリットは、同じ顔ぶれで9年間を過ごすため、いじめなどで人間関係がもつれた時に、リセットする機会がないこと。

新しい環境で1から出発しなおす機会がなくなるのは、辛いですよね・・・。

また、新しい人間関係を築くことに慣れていないので高校に進学した時に対人ストレスを強く感じる可能性もあります。

教員免許を追加で取る必要がある
小学校と中学校では、異なる免許が必要です。

現在はどちらかを持っていると働くことができますが、後には、両方の免許が必要となるため、教師の負担が増えます。

それでなくても小学校と中学校を受け持つためには、準備が大変そうなのに、新しい免許を取る勉強をするのは大変そうです(>_<)

自主性や積極性が育ちにくい
小学校では高学年になると、生徒会活動を始めリーダーシップを発揮する場が増えます。

ですが、小中一貫校では中学校の2~3年までその機会がないため、自主性や積極性が育ちにくい危険性が考えられます。

志木市、朝霞市は小中一貫になっている?

志木市、朝霞市では小中一貫になっているのかが気になるところですよね。

志木市、朝霞市でも、小中一貫に取り組んでいる学校はあります。

志木市では志木第二中学校が、朝露市では朝霞第四中学校朝霞第五中学校が、小中一貫教育に取り組んでいます。

志木第二中学校
志木第二中学校は、志木第二小学校志木第四小学校が隣接しています。

そのため、以前より小中一貫教育に取り組んでいました。さらに、2017年より「志木市まちづくり新35の実行計画」の1つとして、取り組みを進めています。

志木第二中学校では、小中一貫型カリキュラムを組んで、9年間を通した教育を行っています。

また、小学校の先生が中学校で教えたり、中学校の先生が小学校で教えたりして相互乗り入れ教育を行うことで、授業の改善や生徒の理解を深めたりしています。

朝霞第四中学校
朝霞第八小学校と連携し、教師、生徒、保護者間で交流を深める、学校行事を連携して行う、小中一貫した生活や学習指導の体制をつくる、などに取り組んでいます。

朝霞第五中学校
朝霞第五中学校では、同じ校区にある朝霞第三小学校と連携をして、生活習慣や学習の規律などを継続して行い、保護者や地域の協力を得つつ、生徒が充実した学校生活を送ることができるよう、取り組んでいます。

小中一貫教育は今後も増え続けることが期待される

小中一貫校は、併設型一体型分離型とタイプが異なりますが、地域に合った形で今後も増え続けることが期待されています。

すでに隣接して小学校と中学校がある場合は連携しやすいですし、過疎化が進む地方では、統廃合の形で一体型の学校にすることもできます。

いずれの形にしても、これまでとは違って9年間を通した教育を行うことができるので、メリットを生かし、デメリットの解消に努めつつ、子どもたちに新しい教育を受けさせることが期待できます。

現在は志木市も朝霞市も一部の学校でしか取り組まれていませんが、徐々に増えることが予想されるので保護者の方はアンテナを立てておきましょうね!

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