2019.5.20

子どもにかける魔法の言葉と言ってはいけない言葉

子は親の鏡

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

さて、『子どもが育つ魔法の言葉』(ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス著・石井千春訳/PHP研究所・PHP文庫)という本をご存じですか。20年ほど前に出版された本ですが、子育てをするママさんに人気が高い本なのです。

この本の冒頭に、「子は親の鏡」という題の詩が載っています。一部、紹介します。

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
(中略)
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
(後略)

(『子どもが育つ魔法の言葉』(ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス著・石井千春訳/PHP研究所・PHP文庫)より抜粋。)


長い連休が終わり、疲れを訴えるお子さんや、なかなかエンジンがかからないお子さんにイライラするママさんもいることでしょう。そこで、こんな時期だからこそ、お子さんにどのような声かけをしていけばよいのか、ステキライフ編集部は考えてみました。

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自己肯定感を育てよう

子どもへの言葉かけは、自己肯定感(自分がかけがえのない存在であることを信じる力)を育む上でとても大切だと考えられています。小さな事でも、新しく何かできたときは「よくがんばったね!」「すごいね!」など、前向きな声かけをしてあげるとよいでしょう。

子どものいたずらは「役に立ちたい」「手伝いたい」という気持ちの表れでもあります。小さな事でも「ありがとう」と伝えることや、失敗をしたとしてもできたところまでを褒めるようにします。達成感を得られるよう、子どもの自尊心を損ねない程度の手伝いをしてあげるのもよいですね。

毎日は難しいかもしれないですが、「大好きだよ!」「生まれてきてくれてありがとう」など、子どもがいてくれてうれしいという気持ちを伝えることは安心感にもつながります。

安心感を与えよう

学校で、子どもが叱られたり、失敗したりすることもあります。そういうときも、子どもに「あなたの味方だよ。」「気持ちはわかるよ」というように、子どもの味方であることや、気持ちに共感できることを伝えると、子どもの安心感につながります。

日ごろから子どもの味方であることを伝えることで、何か失敗をしてしまったときに、正直に親に話せるような親子関係を築くことができます。

ママさんに徹してほしいのが、家庭が子どもにとっての休息の場所になるよう努めることです。学校で何か失敗をしても、家庭が子どもにとっての「逃げ場」であり「休息の場所」であることで、前向きな気持ちで学校へ向かうことができるでしょう。

言ってはいけない言葉

逆に、子どもの自己肯定感を奪う言葉には注意したいものです。例えば、子どもが他の子どもと比べて遅れているときに、「なんで○○もできないの?」と子どもを否定する言葉や、「○○はできるのに」というように、できる人と比較する言葉は禁物です。

かえって子ども自身が「自分は○○ができない」と自己暗示をかけてしまうこともありますし、自信を失うことにもつながってしまいます。

また、「○○しなさい」「△△してはいけません」というように、命令・強要する言葉もよくないと考えられています。難関大学に合格した人の多くが、「勉強しなさい」というような言葉をかけられず、親が子どもを信頼してくれていたというのは、興味深いですよね。

もしも、何も言わないと宿題をしなかったり、ゲームをダラダラしてしまったり・・・という場合は、子どもと最初に約束事を決めておくとよいでしょう。その上で、子どもが約束事を守れるような声かけをしてあげるとよいでしょう。

例えば、注意しないとテレビやゲームを延々と見てしまう子どもの場合、約束の時間の5分前になったら「あと5分だよ。」というような声かけをしてあげるとよいですね。

イライラしないために

それでもなかなか子どもが思うように動かず、イライラしてしまうママさんもいることでしょう。そんなときは、自分にとってのご褒美タイムを用意しておくのも一つの方法です。大好きなおやつやアイスクリームなど、甘いものは疲労回復の特効薬ではないでしょうか。

また、「完璧な親はいない」ということを知っておくこと。がんばりすぎてしまうと、どうしてもイライラが募るものです。子どもが小さいうちは、家事など、手を抜けるところは上手に抜き、ママさん自身がイライラせずに笑顔で過ごせると子どもにもよい環境になりますね。

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