朝霞市の街を彩る一大イベント「朝霞ストリートテラス」。
年々その存在感を増し、発展しているイベントです。
東武東上線朝霞駅周辺の通りを舞台に、飲食、音楽、アート、など。
体験ブースが一体となって繰り広げられます。
まさに街全体がテラスとなるようなユニークな催し❣
今回は「朝霞ストリートテラス」をピックアップ!
ぜひ、ご参加ください。
「道」を舞台にした、新しい街のカタチ
朝霞ストリートテラスの最大の特徴は、何と言ってもその開催形式!!
朝霞駅東口・南口の広場から、駅前商店街、そして市役所へと続くシンボルロードなど。
普段は車が行き交う「道」が、この日ばかりは「歩行者天国」となります。
人々がのんびり、自由に楽しめる空間へと移り変わる様は見どころです。
「公共空間の活用」し、これからのまちづくりのテーマが込められています。
車中心の社会から、人中心の、居心地がよく、歩きたくなる街へ。
朝霞ストリートテラスは、地域住民や関係者から大きな注目を集めているイベントです。
イベントのコンセプトは「あさかの『まちなかテラス』をあるこう」。
まるで本をめくるように、ページをめくるごとに新たな景色が広がります。
様々なエリアがシームレスに繋がり、訪れる人々を楽しませてくれます。
音楽ライブが行われるかと思えば、その隣では地元の人気店の料理が味わえます。
さらに進むと子どもたちが楽しめるワークショップ。
ユニークな雑貨を販売するブースが現れます。
各エリアの個性を活かした空間デザインが、来場者に「次はどこに行こう?」
というワクワク感を提供し、評判をよんでいます。
多様性と一体感が生み出す魅力
朝霞ストリートテラスは、多くの人が楽しめる多様なコンテンツが魅力です!
魅力①:グルメ
朝霞市内の人気飲食店が、自慢のメニューをテイクアウト形式で提供!
普段はなかなか足を運べないお店の味を、青空の下で気軽に楽しめるのがポイントです。
お弁当やスイーツ、ドリンクなど、バラエティ豊かなラインナップ!
来場者の胃袋を掴んで離しません。
中には、このイベント限定のスペシャルメニューを考案するお店もあります。
それがまた来場の動機につながっています。
魅力②:音楽
路上ライブや特設ステージでのパフォーマンスも!
イベントを盛り上げる重要な要素になっています。
地元のミュージシャンやアーティストが、ジャズ、ロック、アコースティックなど。
様々なジャンルの音楽を奏で、街全体がフェスティバル会場のような雰囲気に包まれます。
魅力③:アート・体験
似顔絵コーナー、ワークショップ、手作り雑貨の販売など。
クリエイティブなブースも多数出展されます。
子どもから大人まで、誰もが楽しめる体験型コンテンツは、思い出作りに最適です。
魅力④:地域とのつながり
商店街、町内会、企業、市民団体など。
様々な人々がイベントの企画・運営に関わっています。
この「官民連携」の体制こそが、朝霞ストリートテラスの成功の鍵です。
各団体が持つ強みを活かし、協力し合うことで、イベントは年々規模を拡大しました。
特に注目すべきは、クラウドファンディングなどを活用!
市民がイベントの「サポーター」として参加できる仕組みも取り入れられている点です。
これにより、単なる「お客さん」として訪れるだけでななくなりました。
イベントを「一緒に作り上げる」という意識が芽生え、地域の一体感がより一層強まります。
開催の背景とこれまでの歩み
朝霞ストリートテラスが誕生したのは、新型コロナウイルスのパンデミックの頃。
社会に大きな影響を与えていた時期でした。
多くのイベントが中止を余儀なくされている時期でした。
「それでも地域を盛り上げたい」
「安全に楽しめる新しい形のお祭りを作りたい」...。
地元の熱い想いから生まれたのがこのイベントです。
当初は規模も限られたものでした。
感染症対策に配慮したオープンエア型のイベントとして展開しました。
結果、多くの来場者から好評を博しました。
その成功を足がかりに、毎年着実に規模を拡大。
駅前だけでなく、市役所前やシンボルロード。
そして「朝霞の森」と呼ばれる広大な公園まで、会場エリアを広げていきました。
単なるイベントの成長物語としてではありません。
まちづくりにおける「新しい公共空間の活用モデル」の確立の物語でもあります。
イベントを通じて、普段は素通りしてしまうような場所。
そんな中に、人が集まり、賑わいが生まれる。
そして、その賑わいが、地域の活性化につながる。
このポジティブな循環が、朝霞ストリートテラスの大きな成果ではないでしょうか。
街にもたらす効果
朝霞ストリートテラスは、地域に様々な効果をもたらしました!!
- 経済効果
多くの来場者が地元のお店を利用することで、地域経済が活性化します。
イベントをきっかけに、普段は訪れないお店に興味を持つ。
リピーターになったりする人も少なくありません。 - 交流と一体感の醸成
普段は接点のない住民同士が交流する機会が生まれます。
イベントの運営に携わることで、世代や立場の垣根を越えた新しいコミュニティが形成されます。 - 街のブランド力向上
魅力的なイベントがある街として、朝霞市のブランド力が向上します。
市外からの来場者が増えることで、朝霞市の知名度を底上げしました。
住みたい街、訪れたい街としての魅力が高まります。 - 公共空間の再認識
普段、何気なく利用している「道」や「広場」。
多様な可能性を秘めた公共空間であることを再認識するきっかけとなります。
これにより、市民一人ひとりが、自分の暮らす街について考えるきっかけに。
関わっていく意識が高まります。
まとめ
朝霞ストリートテラスは、単なる秋のイベントではありません。
人々が主体となり、街の公共空間を舞台に、新しいコミュニティと賑わいを創りました。
革新的なまちづくりプロジェクトです。
「道」を「テラス」に変えるというユニークな発想。
来場者に特別な体験を提供し、地域全体にポジティブなエネルギーを注入しています。
今後も、朝霞ストリートテラスがどのように進化するのか。
朝霞の街を彩っていくのか、その動向に目が離せません。
参考資料:朝霞市ホームページ「ASAKA STREET TERRACE」