2018.3.26
【志木】子育てが終わってからの老後も安心!志木の安心して暮らせる仕組みづくりとは?
人生100年時代!将来が見通せない今だから知っておきたい暮らしの安心
こんにちは!「志木のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
今回はまだ早いかも・・・と思われるかもしれませんが、人生100年時代の今だからこそ考えておきたい未来のこと、老後の安心・安全な暮らしについて特集します。
子育てに追われる毎日から解放され、子どもも独立して自分の時間を確保できるようになったけれど、日々の生きがいは?住まいは?と悩みは尽きないかもしれません。不調も増えてくる体のこと、介護が必要になったらどうしよう、孤独なまま人生を終えていくのは嫌、考え始めると、誰しも不安ばかりが募ってしまいます。
でも志木には、そうした不安に対応したさまざまな取り組みや仕組みづくりが着実に広がってきているんです。主なものを紹介しますので、ぜひチェックしてみてください☆
「地域包括ケアシステム」とは?
まず全体を支える基盤として「地域包括ケアシステム」という仕組みが構築されています。この仕組みは、高齢者も家族も、たとえ重い介護が必要になっても、住み慣れた大好きな町・地域で自分らしく最後まで暮らし続けたい、そんな願いを叶えるために設けられたもので、医療・介護・介護予防・生活支援・住まいの支援が一体となって連携、スムーズに利用できるよう工夫されたものです。
2025年までの完全構築が目標となっていて、地域ぐるみでの見守りなど、ひとりひとりができることで協力し合った社会像が理想として描かれています。
ケアマネジャーとつながった在宅医療や介護、認知症サポーターなどと進める取り組み、重症化を予防し、仲間とともに生きがいも生み出す介護予防・健康増進、民生委員や地域住民などコーディネーターらの助けも借りつつ、実現される安心の生活支援、バリアフリーな高齢者向けの住まい整備など、ただ受ける福祉ではなく、自立的に生き生きと過ごせる毎日がサポートされるところが嬉しいですね。
理想のまちづくりを目指す「地域ケア会議」
老後も安心なまちづくり、地域包括ケアシステムの確立に向け、具体的に活動しているのが「地域ケア会議」です。介護や暮らしの現場からあがった課題の解決や地域のつながり強化、必要な取り組みをかたちに変えていく政策の立案・提言を行うもので、それぞれ役割の異なる3つの会議が開かれています。
「自立支援型地域ケア会議」では介護サービス利用時のケアマネージャーによるケアプランを専門的な見地から医師や理学・作業療法士、薬剤師らが検討、アドバイスを行っています。必要なサービスは受けて、できることは自分でする、これを支援してくれる心強い味方ですね。
「地域ケアエリア会議」は、市内5箇所にある「高齢者あんしん相談センター」で開かれていて、とくに困った複雑な問題を抱えている場合に助けてもらえます。「地域ケア中央会議」は全体をまとめるもので、関係者が知恵を出し合ってより良い仕組みづくり、まちづくりを目指す、まさに中央組織として機能しています。
気になる健康面、在宅医療・介護のこと
老後の生活では、なかなか無病息災とはいかないもので、体の不調も抱えがち。慢性疾患や複数の疾患とうまく付き合いながら、自分らしく生きられることが理想になりますよね。そのために志木では在宅医療と介護サービスの両方をうまく受けられる支援体制づくりを強化しています。
医療・介護に携わる人々でワーキンググループを結成、研修会や交流会を行ったり、地域住民へのチラシ配布などによる普及啓発運動を進めたりしているほか、オリジナルの在宅医療介護情報誌『ほほえみ』を発行するなどしています。『ほほえみ』は市のホームページからも閲覧できますよ。
在宅でも頼れる医療機関や薬局の案内、市町村や診療科目、診療日の指定ですぐに頼れるところを見つけられる「かんたん検索(医療機関)」や「在宅療養支援病院・診療所・歯科診療所」や薬局の検索システムも用意されています。家族として、本人として、知っておくと便利に活用できますね。
老後をもっと生き生きと!
体はまだまだ元気なのに、活躍する場が見つけられないといった状態は、日々の辛さとして病気に勝るところもあるかもしれません。そんな暗い未来にならないよう、ボランティアや地域貢献活動などへの参加をつなぐ「アクティブシニア教室」が開催されています。
市の介護保険に加入していて、要介護認定を受けていない65~69歳なら誰でも参加でき、活動やサロンの紹介に加え、認知症予防や筋トレの体験、体力測定といったイベントも行われるので、健康的な生きがいをもった暮らしの実現をサポートしてもらえるでしょう。
65歳以上からは、認知症を予防したり、生活上での転倒を予防したりすることで介護・寝たきりを防止する教室に参加できます。
志木には、体力づくりに効果的な「いろは百歳体操」や「いろはカッピー体操」といった、明るく取り組めるユニークな体操もあり、福祉センターなどで体験、心地よい汗を流すこともできます。高い効果が実証されている体操プログラムでありながら、気軽に参加できて、友人もできやすいので心身ともにHappyな毎日を実現できそうです。
多彩な集いの場で孤立を解消
だんだん友人・知人がいなくなったり、新しく友人を作ることは難しくなったりするのも老後の不安のひとつですよね。そこで志木では集いの場として、さまざまなタイプのものを設け、市民に開放しています。
子どもとも交流したい!という人には昼食も提供される「多世代交流カフェ」がおすすめです。「カフェ・ランチルーム志木四小」がリニューアルしたもので、いろいろな世代の人が集まりますから、フレッシュな刺激を受けられる魅力がありますね。
自由に集えるサロンや介護予防のリハビリテーション拠点で活用されている「いろは元気サロン本町」や、空き店舗を活用した「街なかふれあいサロン」、“いきがいサロン”として社会参加の機会を生み出してくれる「いきいきサロン」、「ふれあいサロン」も活用したいところです。
元気に生きがいを見つけ、仲間と地域貢献ボランティアなどに参加すると、65歳以上ならお得なこともあるんですよ。「元気いきいきポイント制度」というオリジナルの仕組みで、市の長寿応援課で申請してポイントカードと手帳を受け取れば参加できます。
この制度で、指定されたボランティア活動を行うと、ポイントが貯まり、1,000ポイントが1,000円の地域で使えるお買い物券になるんです!やりがいになり、家計も助かれば嬉しいことばかりですね。より一層、元気に暮らせそうというアクティブなシニアも多くなるのではないでしょうか。
いざというときの備えも・・・安全・安心はしっかり確保
まだまだ元気と思っていても、やはり万が一のことも心配になります。そんな暮らしの備えとして、ひとり暮らしや日中ひとりになることが多い高齢者には、緊急時連絡システムの装置を貸し出してもらえる制度があります。無料で取り付けてもらえ、ボタンを押すだけで消防や救急に連絡がいくので安心、毎日の健康に不安があるなら「高齢者見守り通報システム」の利用を頼むこともできます。
「救急医療情報キット」の配布も行われていて、かかりつけ医や持病、緊急連絡先、健康保険証のコピーなどをまとめて専用容器に入れておけるから、いざというときに安心です。
最近、ちょっと気になってきたかもと認知症が不安になったときも、「志木市認知症初期集中支援チーム」が、かかりつけ医との連携で状況を確認したり、家族への情報提供や支援の仕組みを整えたり、早期発見・対応を進めてくれるから心強いでしょう。認知症と診断されても、さまざまなサービスやセンターと連携しながら、在宅で変わらぬ快適な暮らしが送れるよう、できる限りの支援を行ってくれるのは、何より嬉しいことですね。
症状が進んでも「見守りSOSステッカー」や、「徘徊高齢者位置探索システム」の提供で、周囲の負担も減らしながら、安全を確保してくれます。
いかがでしたか?志木には、このほかにもさまざまな老後サポートの仕組みが整えられています。安心して長く住める、住み慣れた土地で楽しく暮らせるのは、小さな幸せだけれど、とっても大切なことで、ひとつの大きな理想ですよね。市のホームページなどから各サービス・制度は確認できますから、ぜひ気になるものから見てみてください。
(画像は写真素材 足成より)