2019.1.14

気になる!子どものバレンタイン最新事情

ピュアな恋心をこっそり届けて・・・は過去の遺物?!

こんにちは!「志木のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

そろそろ、誰もがそわそわするバレンタインデーの季節ですね(*^_^*)日本では、女性が好きな相手の男性にチョコレートをプレゼントする日として定着した2月14日のイベントですが、最近は「友チョコ」や自分への「ご褒美チョコ」が大いに流行となったり、プレゼントするものもチョコレートに限らなくなったりと、多様化が進んでいます。

昔はバレンタインといえば、周りには義理チョコをたくさん準備し、一方で大切な相手には本命チョコを手作り、一生懸命作ったら、次はこっそり渡すためにいろいろと工夫を重ねて、それでもドキドキが止められなくて・・・。思い切って渡すことができた方も、結局渡せなかったほろ苦い思い出のある方も、甘酸っぱい想いが今でもよみがえるのではないかと思います。

男子も分かっているから、本当はバレンタインを意識しまくりなのに、懸命に平静を装うんですよね(苦笑)ぶっきらぼうに受け取っていても、内心大喜びしていたり、やっぱり友達の手前恥ずかしかったり。振り返れば、どこまでもピュアで可愛らしいさまに思えてきます。

でも、そうしたバレンタインのスタイルはパパ・ママ世代までのことなのかも。子どもたちのバレンタインにも、かつての雰囲気とはかなり異なる傾向が生まれてきています。友達関係に、ピュアな恋心の行方にと、見守る親の立場からも気になるバレンタイン事情、最新の動向を探ってみました。

 

 

男の子が渡すケースも!友チョコは子どもたちにも浸透

2016年の「Yahoo!クラウドソーシング」によるWebアンケート調査で、子どもがバレンタインデーにチョコレートなどプレゼントを渡したかどうか尋ねた結果では、1人に渡した人は9%、2~5人に渡した人が29%、6人以上に渡した人も11%で、渡していない人は40%、およそ半数は何らかのプレゼントをしていました。

この調査は男女合計なので、男女の内訳をみると、女子で「渡した」人は7割以上、男子では2割程度になっています。意外に男の子も渡す側になっているという気がしますね。では、誰に渡しているのかですが、トップは「同性の友達」、次いで「異性の友達」、「親・兄弟」となり、「好きな人」を挙げた人は「同性の友達」とした人の6分の1以下にとどまっていました。“恋心”が表現されるケースは、かなり少数派のようです。

女子限定で行われた同年の別の調査でも、チョコをあげる相手は「お父さん」がトップの24%、「仲の良い女の子の友達」が僅差で2位の22%、「あげない」人が14%で、「仲の良い男の子の友達」が11%と続き、「好きな男の子」は9%と1割を切っていました。

親しい相手にプレゼントする「友チョコ」が子どもたちの間にも広く浸透し、家族にあげる“ファミチョコ”も増加、性別関係なくプレゼントし合うスタイルも出てきていて、片思いを告白するという雰囲気はかなり下火に、と大きく様変わりしていることがうかがわれました。

その分、かつてはそわそわとバレンタインを楽しみにしていた男の子の意識も変わり、子どもが男子の親を対象に、子どもがバレンタインにチョコをもらえることを楽しみにしているか、その様子を尋ねたアンケートでは、「分からない」が最多の45%、「はい」も28%ながら、「いいえ」が拮抗する27%で、全体的に冷めた傾向と伝えられています。

もらいたがっている相手も、「不明」と「楽しみにしていない」が多く、それぞれ25%、23%で合計すると半数に。「好きな女の子」も18%と続きますが、「仲の良い女の子の友達」や「お母さん」が同率の13%で、やはりファミリーや友達との交流がメインになっているようでした。

 

予算はどれくらい?気をつけたいトラブル

大人の間では、著名なショコラティエや人気ブランドのトレンドチョコレートも毎年話題になりますが、子どもたちのバレンタインでは手作り派が増えているといわれます。上述のアンケート調査でも、50%が「手作り」で、購入派を上回っていました。

手作りの「友チョコ」を用意するため、家族が手伝うのも定番の光景になってきています。友達関係やそのママ友との関係を考えると、1人あたりの予算をどの程度にするかも悩みどころです。

こちらもアンケート結果を参照すると、300円くらいまでが最多の45%、500円くらいまでが27%で、およそ500円以下になっているようですが、1,000円くらいという方もありました。クラスのみんなに渡したがっているのでかなりお金がかかるという声や、ビジュアル重視のトレンド傾向も反映してか、ラッピングにお金がかかったといった声も寄せられています。

兄弟姉妹と広がってくると、さらに手間もお金もかかってきますから、親の苦労は増すばかり、かといって付き合いがあれば止められない、そんな実情もあるようです。

友チョコの過熱防止も考え、園や学校への持ち込みが禁止されているケースは増えていますが、それに安心して用意しなかったら、園を出たところですぐ、お迎えのママたちと子どもたちでチョコの交換会になり、困ったというエピソードもありました。仲の良いママたちや子どもの声を聞き、事前のリサーチと相談は徹底しておいた方がよいのかもしれませんね。

“もらった”“もらわなかった”は、後々にもとてもデリケートな問題として残りがちです。子どもががっかりしていたときのフォローや、振り回されすぎず、かつ無視しすぎず、ほどよく参加するための心構えが、より一層重要になってきているといえるでしょう。

思わぬトラブルに巻き込まれないよう、ママや子どもたちみんなでチョコ作りをする提案をしてみたり、持ち寄りのバレンタインパーティーを開いたりするのも一案です☆欧米では、学校でパーティーが催され、カードを交換するといった例も多くなっています。

みんなで集まるバレンタインパーティーでは、フルーツや一口サイズのお菓子を串に刺し、自由にフォンデュして楽しむチョコフォンデュがとても盛り上がって好評だったというママさんの声もみられました。これなら人数も比較的フレックスに対応可能ですし、いいアイデアですよね♪

いかがでしたか。時代とともに変化していくバレンタインデー。新たなスタイルになると同時に、これまでにはなかった難しさや大変さ、トラブルもあるようですが、できる工夫をし、子どもと一緒に良い思い出が作れるイベントにしたいですね。

(画像は写真素材 足成より)

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