2022.9.22

日本や海外の金融教育事情!おうちでできる金融教育の方法も紹介!

金融教育

金融教育ってとても大切!子どもと一緒にお金について勉強してみよう!

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

ママやパパが小さいときは、お金について話すことは何となくタブーでしたよね。家族間でも、せいぜい「お金は大切に使いなさい」くらいしか親からいわれたことはない...という方も多いのではないでしょうか。

しかし、現在は違います。小さい頃からお金や金融についてきちんと学ばせることが大切という考えが浸透しています。これは2022年には、高校の家庭科授業で「資産形成」について触れることが学習指導要領で規定されているほどなんですよ。

たしかに、子どもの頃から正しいお金の知識を持つことは大切ですよね!

そこで今回は!日本や海外の学校での金融教育事情や、おうちで親と子どもが一緒に勉強できる金融教育について解説します!「お金のことはよくわからない...」というママも、子どもと一緒に楽しくお金について学んじゃいましょう!

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子どもの金融教育って?そんなに重要なの?

今までは、教育の中でお金について教えることはあまりありませんでした。

しかし近年は、子どもでもインターネットを通じて簡単にさまざまな情報や商品にアクセスできることから、親のクレジットカード情報を得られれば欲しいものを簡単に手に入れることもできる時代です。

現金で購入するよりも簡単にものが手に入る反面、思わぬトラブルが起きることもありますね。

このように子どもでも簡単にトラブルに巻き込まれてしまう今の時代では、お金に関する勉強をしていなければ危ない、と考えられるようになり金融教育の重要性が増しているのです。

この他にも自立する力や社会と関わる力を養うためにも、金融教育は促進されています。

学校では、どうやって金融を教えているの?

高校では、資産形成について学びますが、小中学校でも「生活設計・家計管理」「金融・経済の仕組み」「消費生活・金融トラブル防止」「キャリア教育」に関する金融教育を年齢層別に目標を設定して行っているのですよ!

例えば、「生活設計・家計管理」を小学校低学年で勉強する場合は、道徳や生活の授業で「ものやお金を大切にすること」や「欲しいものすべてを手に入れることはできない」ということを勉強します。

中学年になると、社会科の授業で「水」をテーマにダムや浄水施設、物流システムなどを学び、普段何気なく飲んでいる水が自分の手元に届くまでにどのよう過程をたどり、決められたお金でどうやって確保するのか、などを学習するようです。

この他にも実際に自分で買い物をして食材を吟味、集めて調理実習を行う授業を取り入れている学校もありますよ。

海外の金融教育事情も知りたい!

やっと学校でお金に関する勉強が始まった日本に比べて、海外の金融教育はどこまで進んでいるのでしょうか。ここからは、海外の金融教育事情を紹介します。

【アメリカの場合】

アメリカは、各州によって学校教育が定められていますが、金融教育に関しては、NPO法人「Junp$tart(ジャンプスタート)」が中心となって普及が進んでいます。

Junp$tartでは、幼児から高校卒業までに身につけるべき金融知識として「支出と貯蓄」「信用と債務」「雇用と収入」「投資」「リスク管理と保険」「金融上の意思決定」を柱とし「パーソナル・ファイナンス(個人資産)教育」を学んでいきます。

例えば「投資」の場合は、高校卒業までに、お金を稼いでライフプランにおける経済的な目標(例えば、35歳までに家を買いたい!など)を達成するための方法を説明できることを目標としているようです。

【イギリスの場合】

イギリスでは、小学校低学年から「金融知識と理解」「金融スキルと能力」「金融責任」をテーマに段階・継続的に学べる学習プログラムが組まれています。

具体的には、貨幣の性格や機能などの知識を習得する「知識と理解」。お金の知識を利用して、家計管理や将来設計を円滑に進めるための「金融スキルと能力」などを学ぶことで、日常生活で適切な行動をとることができるようになります。

ちなみに「金融責任」では、お金が個人だけでなく、家庭やコミュニティなどに及ぼす影響を学ぶことで、社会的責任を育む教育が一貫して受けられるようになっているんです!

アメリカもイギリスも、十分な金融教育が整備されていますね!

親は子どもにどう金融教育をすればいい?

お金の教育は、子どもが小さい頃からスタートさせることが大切だといわれています。

では、お金について家でどのように教えたら良いのでしょうか。

【未就学児の場合】

小学校に上がる前の子どもには、お金と自然に接することができる環境を作ってあげることが大切。とはいっても、多くのママは、知らないうちにこれを実践しているんですよ!

例えば、子どもと一緒にお買い物に行って、「1個だけ好きなお菓子を買ってあげる」というのも立派な金融教育です。

好きなものは1個までにすることで、欲しいものをすべて買ってもらえるわけでない、ということを教えられます。

また、レジで子どもがお金を払うことで、商品を選んで支払うというシステムも勉強できます。

この他お店屋さんごっこでも、ものやお金の動き、お金の種類などを学ぶこともできるでしょう。

【小学生の場合】

小学校に上がると、お小遣い制になるご家庭も多いでしょう。

このお小遣いも立派な金融教育です!お小遣い制にするときは、子どもが欲しがっているものに少し上乗せした金額がおすすめ。

例えば、月刊誌を買うのであれば、月刊誌の代金プラス100円くらいをお小遣いとして毎月渡します。この余った100円をどのように使うかは、子ども次第ですので、金銭感覚と収支管理を身につけることができますよ。

このとき、お小遣い帳でお金を管理させるとベターです。また、最初から月額で渡してしまうと、あっという間に使い切ってしまうことが多いので、慣れるまでは1週間いくらと小分けして渡しても良いですね。

しかし、お小遣いで金銭感覚を身につけてもらうためには、親も気をつけなければいけないことがあります。

それは「お小遣いの使い道に口を出さない」「お小遣いが足りなくなっても関与しない」ということです。

あくまでも、渡したお小遣いは子どものものとして、本人に考えさせることが大切です!

お金に関するサイトやドリルを活用しよう!

子どもの金融教育に特化したサイトやドリルを活用することで、自然とお金や経済について学ぶこともできますよ!

【ファイナンスらんど】

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画像:公式ホームページ

本書は財務省が提供しているコンテンツを使用しているので、信頼できる内容となっています。主に、日本の財政や税金について、アニメやゲームなどでわかりやすく紹介しているので、楽しく学ぶことができるでしょう。

【うんこお金ドリル】

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画像:公式ホームページ

子どもが大好きなうんこ先生が登場する「うんこドリル」と金融庁のコラボ!と聞くと、それだけで興味が湧いてきますね!

このうんこお金ドリルは、うんこ先生と一緒にお金の基本を学べちゃうんです。

例えば、「5,000円のものが欲しいけれど、500円しか持っていない場合はどうする?」という問題に対して、4つの選択肢から答えを選ぶような構成になっており、答えと同時に子どもだけでなく大人も納得するような解説が書かれているので、親子で楽しみながらお金について学べますよ。

お金は小さい頃から学ぶことが大切!

「お金のことを話すのは、イヤらしい」とされていた時代は終わりました。

今では、お金や経済の正しい知識を小さい頃から身につけることが、将来の人生を豊かにすると考えられています。

小さい頃から、お金を正しく稼ぎ、使うことで社会と繋がり、心身ともに豊かに生きていけることを理解するために金融教育は、とても大切です。

もちろん、学校でも教えてくれますが、家でママやパパと一緒に勉強すれば、もっと身近に金融教育を感じてくれるでしょう。

ママやパパも子どもと一緒にお金について勉強することで、お金の大切さを再認識できるかもしれませんね!

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