2025.10.17

秋冬のパジャマ、何が正解?子どもの「寝冷え」と「寝汗」を防ぐ素材選びとは

子どもの健やかな成長にとって、質の高い睡眠は欠かせません!

しかも...気温が下がる秋冬は...
寝冷え」と「寝汗」という二大要因があります💦
子どもの眠りを妨げる大きな悩みの種です。

こんにちは🎵ステキライフ編集部です💕

特に寝相の悪い子どもは、布団を蹴飛ばして寝冷えをしがち💦
かといって厚着させすぎると寝汗をかいて汗が冷えて結局寝冷えにつながるという悪循環。

ほんとに難しい問題です💦
そこで、一晩中快適な睡眠環境を保つ鍵を考えてみました!
ずばり「パジャマの素材選び」にあるのではないでしょうか❓

今回は秋に大活躍するパジャマ選びについて紹介します。

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 なぜ子どもの秋冬パジャマ選びは難しいのか


子どもは大人よりも体温が高く、寝ている間も活発に動きます。

そのため、大量の汗をかきます。

睡眠中の発汗は体温調節の一環です。
しかし、かいた汗をパジャマが吸収しきれず、そのまま冷えてしまうと「寝冷え」に💦
これが、風邪をひく原因にもなりかねないので注意が必要です。

一方で、寒さ対策として保温性の高い素材を選びすぎると、今度は体が熱くなりすぎに💦

つまり、秋冬のパジャマには「優れた吸湿性・吸水性」と「適度な保温性」がポイント!
相反する機能をバランス良く備えていることが求められます。


「寝冷え」と「寝汗」を防ぐ!素材選びの"正解"は?


「寝冷え」と「寝汗」を防ぐための"正解"となる素材。

綿(コットン)」「ガーゼ」「天然繊維との混紡素材」の3つがポイント!

◆ 通年素材の王道「綿(コットン)100%」!

天然繊維の代表格である綿。
吸水性・通気性・肌触りの良さに優れており、子どものパジャマの代表格です。
かいた汗を素早く吸い取ってくれるため、肌がベタつきにくいのが特徴。
寝汗による不快感を軽減します。

秋冬におすすめの綿(コットン)💕

  •  適度な厚みの綿素材

    秋冬には、薄手のTシャツのような素材ではない方がいいでしょう。
    少し厚手の「スムース編み」や「フライス編み」といった素材がおすすめ。
    肌触りの良さと適度な保温性を両立できます。

  •  起毛・ピーチスキン加工

    肌に触れる面を軽く起毛させた綿素材(ネルなど)は、保温性が増します。
    寒い冬でも暖かく過ごせます。
    ただし、真冬以外の季節や、寝室の温度が高い場合は暑すぎないか注意が必要になります。

◆ 吸湿性・放湿性の両立「ガーゼ素材」!

ガーゼ素材は、織り目が粗く、空気の層ができる素材です。
吸湿性と放湿性の両方に優れています。
特に、何層にも重ねた「二重(ダブル)ガーゼ」や「三重(トリプル)ガーゼ」など。
層の間に空気を多く含むため、夏は涼しく冬は温かいという、理想的な機能を発揮します。

  •  多重ガーゼのメリット

    寝汗をしっかりと吸い取りながら、こもった湿気を外に逃がしやすい性質です。
    汗冷え(寝冷え)の防止に特に効果的です。
    また、洗うたびに柔らかさが増すのも魅力!
    特に乳幼児におすすめの素材です。

◆ 理想的な暖かさを持つ「キルト素材」

冬の寒さが厳しい時期には、「キルト素材」が強力な選択肢となります。
キルト素材は、表地と裏地の間にポリエステル綿などの中綿を挟む素材です。
ステッチで押さえた三層構造になっています。

  •  キルトのメリット

    中綿が空気の層を作り出し、高い保温性を発揮します。
    表地と裏地に綿素材が使われているものを選べば、暖かさを保ちます。
    また、内側の綿が汗もしっかり吸収してくれます。
    寝冷えのリスクを大きく減らすことができます。
    特に寝相が悪く、布団を蹴ってしまう子どもに最適です。


実は避けた方がいい素材!フリースや裏起毛

フリースや極端に厚い裏起毛素材は、非常に高い保温性を持っています
そのため、通気性や吸湿性が低いというデメリットがあります。

寝汗をかいた際に熱がこもりやすくなってしまいます。
かえって寝苦しさや寝汗冷えの原因になりやすい場合も...💦

これらの素材は...。
● あくまで部屋着として短時間着用する
● 寝室の温度が極端に低い場合にのみ着用する
● 肌に直接触れるインナーやパジャマには吸湿性の高い綿素材を選ぶ...など。

少し注意が必要です。


素材以外の工夫で快適な睡眠をサポート✨


パジャマの素材選び以外にも、快適な秋冬の睡眠をサポートする工夫があります!

  •  腹巻きの活用

    寝相が悪くパジャマがめくれやすい子どもにおすすめの方法です。
    パジャマの下に腹巻きや腹巻き付きのインナーを着用させるのがおすすめ。
    お腹の冷えを防げますし、パジャマの上から着用するよりも、腹巻きのずれを防げます。

  •  スリーパーの利用

    布団を蹴飛ばしてしまう子どもの最強の味方が「スリーパー」です。
    「着る毛布」とも呼ばれるスリーパーは、肩から足先まで体を覆ってくれます。
    寝冷えを徹底的に防いでくれるのでおすすめです。
    ガーゼ素材や薄手の羽毛素材など、軽くて吸湿性のあるものを選んでみましょう。
    パジャマとの組み合わせで温度調節がしやすくなります。

  •  肌着の役割

    パジャマの下には、必ず綿100%などの吸湿性に優れた肌着を着せましょう。
    肌着が一番最初に寝汗を吸い取り、パジャマとの二重構造で保温効果も高まります。
    厚手の肌着よりも、薄手の綿素材を重ね着する方が、温度調節がしやすくおすすめです。


まとめ:子どもの様子を見て微調整を


秋冬のパジャマの正解は

吸湿性に優れ、かつ適度な保温性を持つ天然繊維(綿・ガーゼ・キルトなど)」です。
しかし、子どもの平熱、寝室の温度、そして何より子ども自身の寝汗の量や寝相によって、
最適なパジャマは違ってきます。

「寝汗をかいていないか」
「手足が冷たすぎないか」

毎朝確認し、パジャマと寝具の組み合わせを微調整してあげましょう。
肌に優しく、快適な素材を選び、賢い工夫を取り入れてみましょう。
ご家庭によって違ってくるパジャマ選び。
いろいろ工夫しながら乗り切っていきましょう!

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