こんにちは!ステキライフ編集部です🎵
今回は「間取り」で育つ、自己肯定感をテーマに、子育てを紹介します。
子育てはとても難しい課題です。
多くのパパさん、ママさんが直面する課題がたくさんあります。
そんな中でも「自己肯定感」は一つの大きなテーマなのではないでしょうか?
自分自身が自分の価値を認め、ありのままを受け入れる。
大人でも中々難しいことです。
でも、親としては子どもに自分の存在の価値を認めてあげてほしいと、
そう願うのではないでしょうか。
住むお家の間取りで、そのお手伝いをしていけるのか、みていきます💕![]()
「自己肯定感」は間取りで育つの?
自己肯定感とは、ありのままの自分を認め、価値ある存在だと感じられる心の状態のこと。
これが高い子どもは以下の特徴がでるそうです。
● 何事にも意欲的に取り組み
● 困難に直面しても乗り越える力が備わる...など。
この自己肯定感を育む方法として、
● 一般的に「たくさん褒める」
● 「愛情を注ぐ」...など
上記が挙げられます。
実は「環境」、特に「間取り」が大きな鍵を握っている、とも言われています。
また、世界中の教育現場で実践されているモンテッソーリ教育の考え方を基に、
家庭の「間取り」や環境設定がいかに子どもの自己肯定感を育むか。
今日からできる具体的なポイントについて紹介します。
モンテッソーリ教育とは?「自立」と「自己肯定感」の深い関係
モンテッソーリ教育の基本
イタリア初の女医であるマリア・モンテッソーリが提唱したこの教育法です。
「子どもは、自分で自分を育てる力を持っている」という考え方が根底にあります。
大人は、子どもがその力を最大限に発揮できるような環境を。
「整えられた環境」を用意する役割を担うとされています。
この教育方法を取り入れている学校が、海外には多くあります。
日本でも取り入れている教育機関は多くなってきています。
まず、子どもは自ら活動をまず選びます。
この活動のことを「おしごと」と呼びます。
納得がいくまで繰り返し取り組み、そして、目標を選定します。
それを達成することで「できた!」という達成感を味わいます。
これを繰り返すことで、「自分はできる人間だ」という自信が生まれます。
すなわち自己肯定感へとつながっていく、という教育方法です。
おうちモンテッソーリとは、この考え方を家庭に取り入れることをいいます。
特別な道具や広いスペースがなくても、今ある家の「間取り」や環境を少し工夫するだけ!
子どもの「やりたい!」という気持ちを引き出し、自立と自己肯定感を育む手伝いをしていきます!
なぜ「間取り」が重要なの?
「間取り」というと、家の設計段階で決まるものと思われがちです。
しかし、ここでいう「間取り」は、家の中の物理的な配置や子どもの行動動線を意味します。
つまり、大人の視点だけではなくなる環境にする、ということです。
モンテッソーリ教育では、子どもが自由に活動できる環境を「子どもの家」と呼ぶそうです。
この考え方を家庭に取り入れることで、子どもの視点から家の中を見直すことになります。
例えば、
- 「自分でやりたい」を尊重する
子どもが自分で服を選び、着替え、おもちゃを片付けられるような動線になっているか? - 「集中したい」を叶える:
周りの刺激に邪魔されず、一つの活動にじっくり取り組めるスペースがあるか? - 「お手伝いしたい」を形にする:
大人の真似をしたい、という子どもの気持ちに応えられるような環境か?...など。
これらの問いに答えられる環境を整えることが、子どもの自立を促します。
また、自己肯定感を育むための第一歩となります。
「間取り別」お家モンテッソーリの環境設定のポイント
さて、ここから具体的に間取りについてみていきましょう!
家族が最も長い時間を過ごす場所。
ここを子どもの「学びの場」に変える重要なポイントを紹介します✨
1. リビング:学びと遊びの中心地
リビングは、家族が最も長い時間を過ごす場所。
ここを子どもの「学びの場」に変えることが、おうちモンテッソーリの大きなポイント!
- 子どもの居場所を作る
大人がくつろぐソファーの横に、子ども専用の小さな椅子やテーブルを置く。
子どもが絵本を読んだり、お絵かきをしたり、など。
一人で集中できるパーソナルスペースをつくりましょう。 - オープンシェルフの活用
おもちゃを子どもの手の届く高さのオープンシェルフに置きます。
おもちゃの種類ごとにトレイに分けて置きましょう。
自分で遊びたいものを選び、終わったら自分で片付ける習慣が自然と身につくかも。 - 「おしごと」を身近に
子ども用の小さなほうきやちりとり、モップをリビングの一角に置いてみましょう。
大人が掃除をしているときに、子どもも同じ道具を使ってお手伝いをする習慣。
「人の役に立てた」という喜びを感じ、自己肯定感が高まります。
2. キッチン:食育と自立心を育む
キッチンは危険な場所と思われがち💦
安全に配慮すれば、子どもの自立心を育む絶好の場所になります。
- 踏み台の活用
シンクや調理台に届くよう、安全な踏み台を用意!
野菜を洗う、レタスをちぎる、パンにジャムを塗るなど。
できることからお手伝いをさせてみましょう。 - 子どもの道具を用意する
子どもが使いやすいサイズの包丁やピーラー、まな板、エプロンを用意してみましょう。
これらの「本物」の道具を使うことで、責任感が芽生え、自立心が育まれます。
3. 玄関・廊下:身支度の自立を促す
玄関は、子どもが一人で身支度を整える練習の場。
- 低いフックの設置
子どもの身長に合わせた高さにフックを設置。
自分の上着や帽子を自分でかけられるようにします。 - 鏡の活用
子どもの顔が映る高さに鏡を設置。
身だしなみを自分でチェックできるようにしましょう。
ちょっとした工夫で、子どもの自立心を刺激することができます。
やりたい!という好奇心を止めずに、見守りながら親も子どもといっしょに成長!
家族一丸になって頑張っていきましょう。
環境設定の「5つのチェックリスト」
家庭の環境を見直すための具体的なチェックリストを5つ紹介!
- 子どもの手の届く場所にあるか?
おもちゃ、絵本、服、道具など、子どもが自分で選ぶ、
手に取れる高さに配置されているか? - 動線がスムーズか?
「遊びたい」「お手伝いしたい」と思ったとき、
迷わず行動できるような配置になっているか? - 「本物」が用意されているか?
おもちゃの包丁ではなく、安全に配慮された本物の道具が用意されているか? - シンプルで分かりやすいか?
おもちゃや道具が多すぎたり、ごちゃごちゃしていないか?
種類別に分けて、分かりやすく収納することで、子どもは自分で選びやすい工夫を! - 「失敗しても大丈夫」な環境か?
少しくらい水をこぼしても、床が汚れても。
すぐに片付けられるような工夫がされているか?
まとめ:大切なのは「子どもの視点」
おうちモンテッソーリは、決して完璧な「間取り」を求めるものではありません。
大切なのは、大人が「子どもの視点」に立って、家の環境を見直すこと!
子どもが「自分でやりたい」と思う気持ちは、自己肯定感を育むための最も大切なエネルギー源!
エネルギーを最大限に引き出してみましょう。
私たち大人ができることは、ほんの少し環境を整えること。
子どもが「自分でできた!」と心から思える場を提供することなのです。
今日から一つでも、ご家庭の「間取り」をみてみましょう。
その小さな一歩が、お子さんの輝く未来へとつながっていくはずです。
参考資料:
KIDS LABORATORY




