家賃の値上げ

家賃の値上げは断れる！大家さんと揉めないで断る方法とは？

こんにちは！「志木・朝霞のママさんを応援！」ステキライフ編集部です♪

ある日突然、「賃貸の家賃を値上げする」という通知が届いたらどうしますか？

「勝手に値上げを決めるなんてひどい！」と思っても、大家さんと揉めたくないからと諦めて、値上げに同意する人も多いのではないでしょうか。

でも、もし値上げを拒否できるなら、交渉を穏便に済ませる方法を知りたいですよね。

そこで今回は！大家さんと揉めずに家賃の値上問題を解決するための情報をお届けします！

突然の値上げ通告に冷静に対応できるよう、賃貸契約の仕組みや交渉方法を把握しておきましょう！

家賃の値上げは拒否・交渉が可能！

賃貸物件の家賃は、契約時の価格がそのまま継続されるとは限りません。例えば、以下のような正当な理由がある場合、大家さんの判断による値上げが法律で許可されています。

・土地や建物の税金が上がり貸主の費用負担が増えた
・周辺の類似物件と比較して家賃が安すぎる
・物価が上がった

ただし、値上げの理由に納得できず拒否したい場合には、無理に受け入れる必要はありません。家賃の値上げは、あくまでも大家さんと借り主との合意があった場合のみ成立するからです。

「借りる側に家賃の値上げを拒否する権利はない」と考えている人も多いと思いますが、値上げは拒否・交渉が可能であることを覚えておきましょう。

家賃の値上げを拒否したい場合の対策法

家賃の値上げを拒否したい場合、具体的にどのような対策をとればいいのでしょうか。

値上げに納得できないからといって、通知を放っておくのはよくありません。はっきりと拒否・交渉の意志を示しましょう。

大家さんに値上げ理由を確認する

大家さんに値上げの根拠となるデータや資料を提示してもらい、どのような理由で家賃を値上げしようとしているのか確認しましょう。

値上げの根拠として示される可能性のある事柄の中には、実は正当な理由に当てはまらないものもあります。

例えば「家賃相場の変動」は、大家さんが値上げを強制する根拠にはなりません。裁判や調停で値上げを認めた文書がなければ、納得できないまま応じる必要はないのです。

そのため、「正式な通知がなければ受け入れられない」と伝えて断ることが可能です。

周辺の類似物件の家賃を調べる

周辺の類似物件と、値上げ後の家賃を比較してみましょう。

大家さんが提示した額が高い場合には、その旨を伝えて家賃の据え置きを交渉してみてください。

物件の空室状況を調べて交渉に活かす

すぐに満室になる人気物件の場合、退去しても入居者が即見つかる可能性が高いため、大家さんが強気に出て交渉したがらないケースがあります。

しかし空室が多い物件の場合は、今の入居者になるべく継続利用してほしいと考えているはずです。

そのため「居心地がよく長く住み続けたいからから、値上げはしないでほしい」と大家さんに相談してみましょう。

自治体の窓口に相談する

大家さんと連絡が取りづらかったり、交渉がうまく進まなかったりする場合には、住んでいる自治体の窓口や消費生活センターなどの専門家に相談してみましょう。

法律に詳しい人の客観的な意見を聞くことで、交渉が進展するかもしれません。

賃貸契約書をチェックする

値上げを拒否・交渉する際に鍵を握るアイテムのひとつに、入居時に交わした賃貸借契約書があります。

賃貸借契約書の種類が「普通賃貸借」 であり、「甲及び乙は、次の各号の一に該当する場合には協議の上、賃料を改定することができる」と記載されている契約の場合、入居者の同意なく値上げはできません。

今一度、契約書の内容をよく確認してみましょう。

【要注意】定期借家契約は値上げを拒否できない

貸主主導で契約期間が決められ、原則中途解約・契約更新ができない定期借家契約の場合には、契約満了以降の値上げは貸主の権利として認められているため拒否できません。

契約期間内の値上げに関しては、通常の賃貸契約と同じく正当な理由がない限り拒否・交渉が可能です。

ただし、満了後も継続して借りたい場合、値上げを拒否することで退去を要求されるケースもあるので注意しましょう。

家賃以外の値上げも拒否が可能

賃貸物件では、家賃のほかに、共益費が値上げされるケースもあります。ただし、共益費の場合も家賃と同じく拒否・交渉が可能です。大家さんへの連絡は口頭ではなく、記録として残せるメールや文書で行いましょう。

一度値上げに同意してしまうと、後で取り消すことはできないため、同意前に拒否・交渉をしてくださいね。